今日、久しぶりにママ友だったK子さんの思い出話を書きましたが

毎年3月11日になると必ず思い出すのがK子さんのことです。

 

 

以前書いた記事の中で、

K子さんについてこんな風に書いてありました。

 

 


可愛い子供を3人も産んで

その子供たちを心の底から愛し
大事に大事に育てていたのに
慰謝料も貰えず3人の子供たちを全て取り上げられて
丸裸で追い出されたそうです。

何で「追い出されたそうです」とか
まるで他人から伝え聞いたような言い方をしているのかというと
本当に他人から伝え聞いた話だからです。
 
実はその時私はすでに夫の家から逃げ出していて別居中だったんです。
 
当時はまだ携帯などない時代。
K子さんに私の実家の電話番号を教える余裕もないまま夫の家から逃げてしまったので、
それ以来私とK子さんが連絡を取ることは出来なくなってしまったのでした。
 
その後、風の噂で耳にしたのは「一人で田舎に帰った」ということだけ。

 

 

「さよなら」の一言も言えないまま今生の別れとなってしまったK子さん。

 

 「今頃どこで何をしているんだろう」「元気で暮らしてるのかな?」と
今でも度々思い出しては溜息をつくばかりです。
 
もう一度だけでもいいからK子ちゃんに会いたい。

 

 

 

 

 

「一人で田舎に帰った」というK子さん。

その田舎というのが、実は岩手県だったんです。

 

東日本大震災の際、甚大な被害を受け

大勢の方が亡くなった町がK子さんの故郷でした。

 

 

でもK子さんが実家に戻った後

もしかしたら再婚して

岩手県以外の所に住んでいたかもしれないし

仮にずっと実家にいたとしても

上手く逃げることができて絶対に無事でいるはず。

 

運動神経バツグンのK子ちゃんが

逃げ切れないはずないもの。

 

 

 

いつか必ず会えると信じてる。

 

もう一度会える日が来ることを

ずっとずっと信じてる。