2017年9月26日「名医とつながる!たけしの家庭の医学」からです。
内臓脂肪を減らす海藻
内臓脂肪が多いと高血圧・高血糖などを引き起こし動脈硬化が加速。
脳梗塞や心筋梗塞など、命に関わる病を引き起こす可能性があります。
実際の内臓脂肪を撮影した腹部の解剖写真があります。
かなりショッキングな画像ですので、苦手な方はご遠慮ください。
この黄色い部分が全て内臓脂肪です。
この厄介な内臓脂肪ですが、
食べるだけで内臓脂肪を減らしてくれる海藻があるといいます。
肥満体型のマウスの内臓脂肪に
内臓脂肪を減らす海藻に含まれる成分を4週間投与したところ、
内臓脂肪が半分以下に減少。
さらにロシア自然科学アカデミーの研究では、
平均体重90kg以上のロシア人女性55人に、
その海藻に含まれる成分を16週間摂取してもらったところ、
体重が平均で約7kg、内臓脂肪を含む脂肪の量が
約11%低下したという結果が出ています。
内臓脂肪を減らす海藻「アカモク」
体脂肪を減らす効果がある
「フコキサンチン」を含む海藻はこの様にたくさんあります。
ところが「アカモク」にはワカメの倍以上のフコキサンチンが含まれています。
フコキサンチンが内臓脂肪に作用し、
運動と同じように脂肪を燃やす。
その結果、内臓脂肪が減る・・・という仕組み。
アカモクの秘密を大調査
岩手・下閉伊郡の山田町ではアカモクの出荷量が飛躍的に増加。
大きな注目を集め始めたスーパーフード。
アカモクとは、推進2~10mの海底に生える海藻で
日本列島の沿岸地域に広く生息している。
旬は3月~5月で、この季節以外は収穫できないため、
アカモクを冷凍保存して少しずつ加工しながら、年間を通じて出荷される。
アカモクは湯通しして細かく刻むと独特の粘り気が出てくる。
アカモクの加工品は、地元だけでなく首都圏の一部スーパーなどでも販売。
健康効果が話題となり、近年は生産量が増加中。
アカモク食べている人の内臓脂肪を調査
昔からアカモクを食べてきた秋田県沿岸部。
秋田ではアカモクをギバサと呼び一年を通して食卓にのぼる。
アカモクをよく食べている人の内臓脂肪は、本当に少ないのかを調査。
ベルト式の内臓脂肪測定器を使い、スーパーを訪れた人の内臓脂肪を測定。
※メタボの診断基準である100平方cm未満ならクリア。
調査の結果、アカモクをよく食べるという9名中6名が基準を下回った。
アカモクの食べ方
うどんにアサリ・ワカメ・アカモクをのせた
「魚介と海藻たっぷりアカモクうどん」
アカモクにめんつゆをかけて混ぜ、刻んだネギを加えた
「アカモクかけご飯」
しっかり刻んだアカモクを味噌汁に入れるだけの
「アカモク味噌汁」
「アカモクの冷奴」
「マグロのアカモクがけ」
「アカモク・オクラ・とろろのトリプルネバネバ丼」
湯通ししたアカモクを包丁でたたくことによって粘り気がアップ!
また、細かく刻むと栄養素の吸収率も上がる。
秋田県沿岸部では様々な食材にのせたりかけたりと
手間をかけずにアカモクを食べていた。
以上が放送内容でした。
私が住む関東地方では、
海藻をこんなにしょっちゅう食べている人はそういないと思いますが、
海藻は食物繊維やミネラルを豊富に含んでいて
健康・美容・ダイエット・便秘などに役立つ優秀な食材ですので
積極的に食べて頂きたいと思います。
ただ、番組予告記事の中でもちょっと書きましたが
そもそも体重や体脂肪を減らすために一番大切なことは
今までの悪い習慣を見直して改善していくことですから
「いい食事を摂ってできるだけ運動する」ということをしない限り
本当の意味で肥満と決別することはできません。
ですので
「医療・医学という立場から見解を述べる番組なんだから食べるだけで運動しなくていいという表現の仕方は絶対にやめて欲しい」という事を書いたんですが、
番組の中でこういう言い方をしていたんです。
内臓脂肪を減らすには食事制限と運動が必要
確かに運動は効果があるが、
高齢になると運動ができなくなる事もある。
でもアカモクを食べれば運動しなくても食べるだけで同じ効果が得られる。
じゃ、「体が動かせない高齢者は運動をしないで食べてください」って言えばいいじゃないですか。
どうして「まだ体が十分に動かせる人は食事の改善と運動も行ってください」って言わないの?
違うでしょ?
そうじゃないでしょ?
年を取った時、体を動かせなくならないように
若い内から体をマメに動かしたり
運動する習慣を身につけておくのが本当でしょ!!
「これを食べるだけでOK!」とか
「コレを飲むだけOK!」とか
アホか!!
鈴木雅之さんも言ってやって!!
ありがとうございました