いつもありがとうございます。
ハッピーダイエットの船田です。
パリ五輪の女子ボクシングに男みたいな選手が出場した。パリ五輪はLGBTトランスジェンダーの性別変更者は出場できないのに、これは何故か?
この問題について、橋本琴絵さんが詳しく解説しているのでシェアしました。
つまり染色体は男が混じっているけど、性別は女という生まれつきの医学的問題であり、LGBTじゃないようです。
私も以前、本で読んだことがある。生まれた時に、男か女か分からない赤ちゃんが稀にいるという話。そのような人は正常な性行為ができないから、人知れず生きてゆくとか・・・
だからパリ五輪委員会がズルしたわけじゃないけど、何しろボクシングだからね。
だから、私の感想としては、例え合法で出場したとはいえ、彼女がズルいと思う。
英紙「ザ・ガーディアン」は「国際オリンピック委員会(IOC)は、昨年の世界選手権で性別適格性検査に不合格だったため失格となった2人のボクサーが、パリで試合に出場することを許可したと発表した」と報じた。
国際ボクシング協会(IBA)主催の昨年世界選手権でDNA検査を実施。ウマル・クレムリョフ会長は「彼らはXY染色体を持っていることが証明されたため、除外された」と明かしたという。
IBAは同紙に対し「包括的な検討の結果、この決定を下し、競技の公平性と完全性を維持することを意図していた」と語っている。
しかし、IBAはガバナンス問題と一連の審判スキャンダルをめぐる長年の問題のため、パリ五輪のボクシング運営を禁止されている。
記事では「つまり、パリ五輪のボクシングは現在、IBAよりも緩いルールを持つIOCのパリ2024ボクシングユニットの管轄下で運営されている」と指摘した。
また英紙「デイリー・メール」はケリフが過去にRSC(レフェリー・ストップ・コネテスト)勝ちした動画付きで報道。X上の海外ファンは「こんなことが許されているなんて信じられない」「全てのレベルにおいて違いすぎる」と反応している。
THE ANSWER編集部
関連記事
以下、橋本琴絵さんの記事をシェア
↓↓↓
パリ五輪女子ボクシングで男っぽい女子選手(アルジェリアと台湾)がいるが、これはトランスジェンダーではなく、アンドロゲン不応症という全く別の話であるため、解説する!
まず、オリンピック性別判定の歴史から話すぞ。第一にY染色体、第二に生殖器、第三にテストステロンレベルじゃ。
昔のオリンピックは女人禁制で全裸出場だったが、近代オリンピックは女性参加が認められた。
では、何をもって女性とするか?
簡単なようで実は難しい。
Y染色体判定は、体細胞にY染色体を持つなら男性認定するやり方じゃが、
アンドロゲン不応症といって、Y染色体はあるんじゃが、
母親からもらったX染色体上にあるアンドロゲンレセプター遺伝子がうまく機能せず、男性化しない人がいる。
しかも、一口にアンドロゲン不応症といってもレベルが沢山ある。
レベル1 単におちんちんが小さいか、精子数が少なかったりする。
レベル4 生まれたとき、見た目では男か女か判別困難
レベル8 見た目は完全に女性。特に乳房がでかく身長も高く肌が綺麗。目や肌が乾燥。
写真でみたら1発でわかるんじゃが、なんせ性器だからセンシティブなので文章で我慢してくれ。
レベル8は、はっきりいってめちゃくちゃいい女じゃ。ただ、不妊だ。
レベル1は、なんか弱そうな男じゃ。
問題は、アンドロゲン不感応レベルが中位の人たちで、非常に難しい。
レベル8の人は染色体検査をしない限りわからんし、本人も女性だと思っている。
不妊検査をして判明、とかじゃ。「あたし、性格男だから!」みたいなノリじゃ。
これは母親から遺伝するが、女性だとそもそもわからん。女らしい女だなあ、くらいで、息子が生まれて初めて保因者だとわかる。
じゃあ、同じ病気なのに、レベルによってスポーツから排除するのか?
トランスジェンダーは「思想」という政治的な問題じゃが、アンドロゲン不応症は純粋に医学の話じゃ。
ただ、そうはいっても、XX女性と殴り合いをさせていいのか? 公平なのか? といえば正直、ワシは微妙だと思う。
「Y染色体があったら男だ!」と思う人がいるかもしれないが、
普通の女でも、二卵性双生児で兄弟がいた場合や、また非処女だと体細胞とY染色体が融合するからな。
マイクロキメリズムという。生でやったらY染色体が女の脳細胞までへばりつくことが確認されている。
次に性器有無判定じゃが、今回のパリ五輪は12才時点での性器で男女判定をしている。
思春期で筋肉と骨格が成長するからな。成人後に去勢しても無効じゃ。
前回の東京オリンピックでは、血中テストステロン濃度で男女判定をした。
しかし、『副腎過形成症』という病気の女性は、副腎から睾丸レベルのテストステロンが分泌される。これで女性なのにアウトになった人がいた。
難しいよな!
だから、ワシの考えじゃが、全ての基準を総合的に使うべきだと思う。
①12才時点での性器は?
②Y染色体が体細胞の何割にあるか?
③血中テストステロン濃度が一般女性選手平均程度か?
ただ、繰り返すが、これはトランスジェンダーとは別物じゃ。
もちろん、トランスジェンダーの問題の中には、XXYのクラインフェルター症候群や今回のアンドロゲン不応症の問題が背景にあるケースがあるかもしれないが、診断を経ていない以上別物じゃ。
ワシがいいたいのは、昨今のトランスジェンダーへの批評をアンドロゲン不応症の人々にあてはめてはいかんぞ!
それはガチ差別じゃからな!好きでそのように生まれてきたわけではないんじゃ!
ただし、スポーツの公平性をどのように担保するかは議論が必要じゃ。
みんなの意見を聞かせてな!
ところで私が書いた『われ、正気か!』という本は、トランスジェンダーの問題を総合的に地元の言葉、広島弁で解説した。
写真は、文章と関連性はないが、わたし!
読んで深く知り一緒に日本を守ろうな!
amzn.asia/d/0F6WSxq
電子版も各社ある!