横綱を含めて相撲は八百長をしてる!罪を着せられて自デスした元力士までいると元関脇の貴闘力が告発! | 心と体を健康にするダイエット法

心と体を健康にするダイエット法

新型コロナ時代に免疫力を上げて健康に生きてゆきたい。そんな中高年のダイエットは健康法と美容法とアンチエイジングを兼ねた方法が必須です。過食と体調不良を改善してウイズコロナ時代に楽しく続けることのできるダイエット法を提案しています。

いつもありがとうございます。
ハッピーダイエットライフの船田です。
 
旧ジャニーズ事務所から宝塚歌劇団と、芸能界にパワハラ・セクハラの嵐が吹き荒れているが、大相撲でも八百長や嫌がらせがあると元関脇の貴闘力が告発している。
 
なんと、罪を着せられて自デスした元力士もいるとの告発。しかも、親方や横綱も含めて、八百長はしていない力士はあまりいないという。
 
大相撲はスポーツというより御神事なのに、八百長の取り組みがあるとはね。
 
これも立証は難しい案件だと思うけど、まずは八百長もある世界だと知っておくことが大事だと思います。
 
 
 
 

 

 

 

 

八百長、賭博、かわいがり、裏社会とのつながり……。元関脇・貴闘力が角界のタブーに切り込んだ書籍『大相撲土俵裏―八百長、野球賭博、裏社会…相撲界の闇をぶっちゃける』(彩図社)が発売より好評を博している。

 15歳で元大関・貴ノ花の藤島部屋に入門し関脇まで上り詰めるも、2002年9月場所で現役を引退。自身も現役時代に賭博に手を染めた経験がある貴闘力が10年の沈黙を破って明かした相撲界の悪しき風習。その告発の一部を抜粋し、転載する(転載にあたり一部編集しています。年齢・肩書等は取材当時のまま)。

(全6回の1回目)

八百長は当たり前に存在するシステム

 2010年に発覚した大相撲野球賭博問題。現役力士だけでなく親方など大相撲の複数の関係者が暴力団を胴元とする野球賭博に関わっていたとして、大きく報道された。

 そして翌2011年2月、その調査の過程で「大相撲八百長問題」が発覚する。この八百長に関与した力士23人が引退等の処分を受けた。クビになった人間はその後、コツコツ真面目にやって社会復帰する者もいれば、そのままズルズルと地獄まで落ちていくような者もいる。

八百長をした本人が悪いと言ってしまえばそれまでだが、全てはこの業界にある八百長というシステムのせいである。私が現役の頃は8割から9割の人間が八百長に関与していた。そのくらい、当たり前に存在するシステムなのである。

 そんな中、ただ一人悪者にされた春日錦(かすがにしき)の無念をここで晴らしたい。

断髪式は一連の不祥事を受けて事実上中止に

 春日錦は野球賭博に関与したことにより謹慎処分を受け、2011年1月場所13日目終了後に引退を表明した。引退後は年寄・22代竹縄(たけなわ)を襲名し、春日野部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たる予定だった。

 しかし、引退直後の2011年2月に発覚した八百長問題において、八百長に関与していた力士の黒幕として春日錦の名前が挙がったのだ。このとき、調査に対して八百長を認めなかった力士は相撲協会から引退勧告を受けたが、春日錦は関与を認め、その後も調査に協力したことによって、同年4月1日に職務停止2年という処分が下った。

しかし、春日錦は処分の如何にかかわらず、すでに相撲協会を退職することを決めていた。同年4月5日に相撲協会は春日錦(22代竹縄)の退職届を受理した。

 引退した力士は大銀杏を切る断髪式を行うしきたりである。しかし、春日錦にはそれも許されなかった。5月に予定されていた断髪式は一連の不祥事を受けて事実上中止となり、師匠には「勝手に切れ」と切り捨てられたという。

見つかった「八百長についての録音テープ」

 このような話は私の耳にも入って来た。しかし、今考えると可哀そうだなという気持ちのほうが強い。

そう思うのは10年の時を経て、2021年に春日錦のお姉さんから連絡をもらったからだ。

「八百長のことを話す録音テープが見つかりました。他にもいろんな話が入っているテープがあり、これを役に立ててほしい」と。

 とても驚いたと同時に、「それなら、なぜ春日錦本人が来ないんだ?」と不思議に思い聞いてみると、警察発表では1年前の2020年に自死を図ったという。非常に残念な話だ。

死の真相は知る由もないが、ここに春日錦の無念を晴らすため、10年前のテープの内容を記載することにする。なお、ここでは読みやすさを考慮して実際のテープの内容から文言を一部変更している。実際の音声は私のYouTube チャンネル「貴闘力部屋~相撲再生計画~」にて公開しているので、そちらを当たっていただきたい。

唯一の物証は春日錦が使用していた携帯のメール

【2014年新聞取材に応じる春日錦の姉と新聞記者の会話】

記者「これは私の考えから言うと、取材の結果として私が認定しているのが次のようなことです。想像の部分と取材の事実を分けてお話ください」

「分かりました」

記者「まずですね、取材している中で聞こえてくる事実関係としては、今現在……というか、2年前から春日錦が黒幕である、と」

姉「そうですね、言われてますね」

記者「というのも、結局、野球賭博を経て出てきた唯一の物証が彼(注:春日錦)の携帯電話のメール記録であると」

「はい」

「親方の言ってることが怪しいなと思っていた」

記者「これは僕の想像なんですけど、それでも間違いないと思うんですが、彼は黒幕じゃない。

 実際に不適切な相撲を春日錦しかやらなかったのか? 単に今回たまたま、動かぬ証拠を突きつけられて、そういったものが出てきた以上は男らしく全てを背負って貫くしかなかったのではないかと」

「そういうことですね。(中略)親方にも言われていたんですが、2010年6月の野球賭博の一件でね、スゴイものがあったと思います。それが毎日新聞さんからの40人の関与がどうのって記事で……その記事が出た時に春日錦が親方から『部屋から出るなよ』と言われていたと。

私はその(親方の)言ってることが怪しいなと思っていた。なぜかと言うと、野球賭博の時も親方は『孝洋(注:春日錦の本名)、お前やってるだろ?』と。で、春日錦は『僕やってませんよ』と。それでも(親方は)『だけど過去にやっていただろ?』って。(中略)

姉の主張「春日錦は黒幕じゃない」

 今回ボイスレコーダーも聞かせますがね、今回ウチの弟が『ヤクザ使う。あとは徹底的にやるぞ』と言われていて。狙われてるんですよ、恵那司(えなつかさ。注:八百長に関与し、春日錦とメールのやり取りをしていた力士)も狙われている。お前も身を隠しておけ。そういうのはボイスレコーダーで言ってました。

 もう、私たちも親方を信用してないの。だから、あの子が黒幕にならなければ収まらなかったと思うんですよね。でも、これからの人生長いですよ。あの子がその後も保証もなしで、親方は『明日からお前は他人だ、俺は関係ない』って。孝洋は『ファンもいるし、申し訳ないと謝りたい』と思っても、そういう場にも出させてもらえない。本当に黒幕に仕立てられてしまった。(中略)

私が記事にしてもらいたい事は、弟は黒幕じゃないってことなんですよね。だけどそれを示す証拠は、他のみなさん口をつぐんじゃってる。なぜかというと証拠はすべて春日錦から出ていることになっていると。そうですよね?

 だから、私は記者さんにこれが事実なんですよ、と伝えたい。私は自分からこういう記事にして出してくださいとは言わない。だけど、これが事実なんです」

「ほとんどの力士が八百長をやっていた」

 これを聞いて正直にみなさんにお伝えしたいのが、当時は横綱含めほとんどの力士が間違いなく八百長をやっていたということだ。

 現に私は同じ世界で相撲を取ってきたのだ。新入幕の時、11勝4敗の成績で敢闘賞をもらったが、その場所で14勝1敗で優勝しているやつが5番も6番も7番も八百長をしていたのだ。その八百長がなかったら、私の結果が変わった可能性だってあると思うと、「この野郎!」と心の底で憤っていた。こんな世界、絶対なんとかしてやると思った原体験でもある。

 それに現役の親方で、過去に八百長をやったことがないと胸を張って言える人間がどれだけいるだろうか。

八百長は、関与しているかどうかという立証が実に難しい。例えばAという力士とBという力士が2人いる中で、Aが「コイツと八百長やってますよ」と言ったとしても、Bが「やってない」と言えば成立しない。いくら裁判所で言っても絶対に勝てないだろう。仲間同士でお金を回しながら八百長をしてきた現状もある。

 それでも、私は八百長をなくしたいと思っている。なぜ裁判で勝てないと分かっている八百長を撲滅させたいのか? それは、こういうことをこのまま続けていくと、相撲協会が5年先、10年先を見た時に成り立たなくなるということが想定できるからだ。

 八百長ができない、しなくてもいいシステムを構築していけば、八百長は必ずなくなると思っている。そのために私は発信を続けている。

続編の記事