SNSを通じてこのことを記した経緯について「これがアーティストに関する事柄であれば徹底的に反論、対応いたしますが、僕個人の事なのでSNSで思いを綴らせて頂くまでとします」と社長としての立場で説明。「不快に感じた皆さん、申し訳ございません。こうした事実と異なる内容の掲載は暴力と同じだと思います」と改めて考えを伝えていた。
◆ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は7日の会見でジャニー喜多川氏による性加害を初めて認め謝罪し、藤島ジュリー景子現社長の引責辞任、東山紀之の新社長就任を発表。今回の滝沢氏にまつわる報道は「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表を務める平本淳也氏が聞いた証言とされていた。(modelpress編集部)
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これここに来てタッキーのやばい話がきましたね。
— 話題をさがすピンちゃん (@doradoraod) 2023年9月22日
当時はじゃれてただけだろうけど、された当事者は嫌だったかもしれない....
「滝沢秀明は強制的にキスをさせる」ジャニーズ性加害問題当事者の会代表が新たな疑惑を告発pic.twitter.com/72S3F4qwPB
滝沢氏の疑惑は、発売中の「女性セブン」(小学館)が<「滝沢秀明がキスを強要」ジャニーズ性加害問題当事者の会代表の「新たな告発」>と題して報道。証言したのはジャニーズ性加害問題当事者の会の代表を務める平本淳也氏で、発端となったのは平本氏の過去のブログ記事だった。
元ジャニーズJr.の平本氏は2000年ごろに開設したホームページ(現在は削除)でジャニーズ関連のコラムを連載し、その中で現役ジャニーズや元ジャニーズJr.からさまざまな情報が寄せられているとし、「『滝沢くんに舐められたことがあります』とか『ジャニーさんとお風呂に入りました』『誘われて付いていったら風俗だった』『ファンとやったらクビになった』『アネキがジュニアと付き合ってます』とかバラエティにとんでいるからネタには困らないね~」などと記していた。
ジャニーズ性加害問題が大きくなったことで「滝沢くんに舐められたことがあります」という記述が注目され、ジャニー氏の側近的立場だったこともある滝沢氏にも「疑惑」が浮上したというわけだ。
「女性セブン」の記事では、平本氏が「ぼくが直接被害を受けたわけではないので真偽はわかりませんが」と前置きしたうえで、「そういうメッセージが送られてきたのは事実です。滝沢はキスが好きなんですよ。強制的にキスをさせるって」などと証言している。
滝沢氏の「キス強制」については、それに近い話がメディアでたびたび披露されていた。Kis-My-Ft2の元メンバーで滝沢氏の新事務所「TOBE」に移籍した北山宏光は、ジャニーズJr.のリーダー的存在だったころの滝沢氏による「キスの儀式」をテレビ番組で告白している。
ジャニーズJr.内で後輩同士の揉め事が起きると、滝沢氏は食事の場などで当事者を本音で語り合わせたうえで、最後に「キスしちゃいなよ!」と仲直りのキスを勧めるのだという。
北山は「後輩のどんな溝も埋める滝沢キッス」と称賛し、その当時はまったく性加害的な印象はなかったのだが、もし嫌がる当事者に自分の強い立場を利用して強制していたのであれば、ハラスメント行為になるおそれがある。
ただ平本氏自身が語っているように、あくまで「そういう内容のメッセージが送られてきた」という話であり、疑惑の域を出るものではない。
記事によると、平本氏の告発について、滝沢氏側は弁護士を通じて、「事実無根かつ当社及び滝沢の名誉・信用を毀損する内容であることは明らかです」と回答したという。
しかし、それを抜きにしても、滝沢氏に対しては「ジャニー氏の近くにずっといたのだから、ジャニーズ時代の滝沢氏は未成年タレントへの性加害の事実を知っていたのではないか」「滝沢氏にも説明する社会的責任があるのでは」という意見が以前からある。
すでにジャニーズ事務所を退社していることもあってか、ジャニー氏の問題について滝沢氏は一切言及していない。
TOBEが今春に公開したオーディション動画では、小中学生とみられる子どもたちが多数参加していた。そうした未来のスターを夢見る子どもたちを預かる立場として、一連の問題や疑惑にしっかりとコメントを出したほうがいいのではないかとも思えるが……。