日本が国産の戦闘機を作れない理由。田母神氏が語るF-15の真実! | 心と体を健康にするダイエット法

心と体を健康にするダイエット法

新型コロナ時代に免疫力を上げて健康に生きてゆきたい。そんな中高年のダイエットは健康法と美容法とアンチエイジングを兼ねた方法が必須です。過食と体調不良を改善してウイズコロナ時代に楽しく続けることのできるダイエット法を提案しています。

いつもありがとうございます。

ハッピーダイエットライフの船田です。

 

日本がアメリカの植民地である理由の一つ。それは、国産の戦闘機を作れないことでしょう。

 

その、日本が戦闘機を作れない理由が、なるほど納得の記事なので、今回はダイレクト出版のルネサンス編集部のメルマガをシェアしました。

 

日本の空を守る航空自衛隊のF-15戦闘機。もちろん、アメリカ製ですが、基本的な設計はもう50年近く前の戦闘機。59歳の私が小学生の時にプラモデルで作った機体。

https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/sentouki/F-15/index.html

 

 

アパ論文事件で航空幕僚長を辞職し、
2016年には公職選挙法違反で
逮捕もされている田母神先生。

様々な事件がありつつも
それを乗り越えて「日本を良くしようとする」
先生の一本気には、

「こんな日本人が存在したのか!」と
感動させられるのものがあり、
自分を見つめ直す機会になりました。

私も先生を見習い、ブレない精神で
猫背の矯正を続けられたら…
と思ってます。

というわけで、今回は
そんなブレない田母神先生に、

「日本の軍需産業とアメリカの関係」
について語っていただきました。

 

 


***

田母神:よろしくお願いします。
危険人物の田母神でございます。

いつもの通り、
スタートさせていただきますけれども、
今日も皆さんが楽しみながら
興味を持って聞けるような形で、

できるだけお話しをさせて
いただきたいというふうに
思っております。よろしくお願いします。

==中略==

司会:
自分の国を自分で守れる体制を
作る努力をしなきゃいけない

ということのなかに、田母神先生は
武器の国産化ですとか、

武器の輸出を進めていくべきだと
おっしゃっていましたよね。

田母神:そうですね。
それは「武器はアメリカから、
もう買ってきたほうがいいんだ」とかね。

それから「国産化とか、そういうことで
武器を造って金儲けしたりすることは
やめたほうがいいんだ」というのも、

やっぱり戦後に植え付けられた
自虐史観ですよね。

田母神:日本以外の国は皆、
武器を造って、自ら使うし、売
るわけでしょう。

でも日本だけはそれをしない
ということですよね。

そして力のある国、アメリカとか、
ロシアとか、あるいはヨーロッパでも
イギリスとか、フランスとかは

自分の国の軍隊が使う武器は造るし、
そして余ったものをよその国に
輸出するということをしていますね。

で、日本では武器輸出というのは
悪いことだと皆が思っていますよね。
思わされているんです。

田母神:「だから武器を売って
金儲けなんかしなくていいんだ」と。

武器を売って金儲けすると
言うけれども、武器を売ることは
金儲けだけではないんですよね。

田母神:自分の国で造った武器を
使わせておけば、その国に対して外交上、
大変強い力を持つことができるんですね。

それは、近代の武器というのは
ハードウェアだけじゃなくて、

それに組み込まれたソフトウェアが
兵器の能力の半分以上を決めるんですよね。

で、ソフトウェアというのは
見えませんよね。外から。

司会:はい。

田母神:だから例えば
航空自衛隊のF15という戦闘機、
米空軍のF15という戦闘機、

見た感じは一緒ですよね。

同じF15だから。
しかし中身が違う。
積んでいるソフトウェアがね。

だから頭の中が違うということ。
体は一緒でも。

このソフトウェアについては
武器製造国は自分の国と
同レベルのソフトウェアは
外国には輸出しない。

まず1番最初にベーシック版が
出来上がりますよね。基本版。
これを今は能力向上しながら使うわけですよ。

だからハードのほうも能力向上しますけど、
ソフトのほうも能力向上していくんです。

逐次ね。そのソフトウェアの能力向上が
2段階、3段階進んで、当初のベーシック版より
すごくいいものができたというときに

初めてこのベーシック版を
アメリカが日本に輸出する
ということなんですよね。

で、アメリカのF15と
日本の航空自衛隊のF15が戦ったときに

アメリカは絶対に負けない
という体制にして、
日本に輸出するということです。

これは別にアメリカに
限ったことではないですよ。

ロシアだって、フランスだって、
イギリスだって、外国には
そのソフトウェア上の能力が

下がったものしか輸出しないんですよ。

それは当たり前ですよね。
同じものを輸出して、いざ戦ったとき
同等だから負けちゃうかもしれないと。

だから、そういう輸出の仕方を
武器についてはするということなんですね。

だから世界最高性能のものを
持とうと思ったら、やっぱり
国産で造るしかないということですね。

で、国産で造らないと、
そのソフトウェアというのは
100%開示されませんから、

必ずブラックボックスというのが
付くわけですよね。

ここは、アメリカは日本に輸出するけれども、
日本でそこを触ってはいけないと。
維持整備ができないんですよね。

司会:買ったとしても。

田母神:「上手くいかないときは、
アメリカに言ってくれ」と。

「直してやるから」
ということになるわけ。

ブラックボックスをやってね。
実は韓国軍はそのブラックボックスを

1回触って、大変アメリカの不評を買って
違約金を取られたことがありますね。

はい。でも日本はそうやって
律儀に守っていますけれどもね。

これではいつまで経っても、
アメリカに新しいものを売りつけられる
という格好にしかなりませんね。

だからアメリカは日本に戦闘機とかを
造らせたくないということがあって、

日本が独自開発しようとすると
必ず圧力をかけてくると。

前に話したことが
あるかもしれませんけれども、

昔の人はやっぱり自分の国で
戦闘機とか、護衛艦とか、
そういうものを自ら造らなければ、

やっぱり世界最高のものは造れないし、
造ってくれた国の維持整備支援を
受けるから相手にやっぱり

能力を抑えられるということが
分かっていたから、

やはり戦争が終わって日本の軍需産業
というのは全部解体させられてしまいましたね。

解体をしてしまったので、
それで約7年間、この軍需産業が
なくなっちゃった。日本は戦争が終わってね。

その7年間のあいだに軍需産業の
技術者たちも7年間生活しなきゃいけないから、
どっか行って、他の仕事をするわけですよね。

他の仕事を始めちゃうと、
その昔の技術者を全部集めて、

また同じようにスタートする
ということはできないわけですよ。
現実的に。

そうすると、じゃあ、何するかというと、
しょうがないから、アメリカから図面を買って、
この図面のライセンス料を払って、

この図面を基にF15という戦闘機を造る。
これをライセンス国産と言っていますね。

このライセンス国産方式で、
戦後、日本は戦闘機
ずっと造ってきたんですよね。

で、その技術を蓄積して。
1945年、戦争に負けて。1975年、
30年経って初めて、戦後、

国産のジェット戦闘機F1
というのを飛ばすことが
できたんですよね。

で、F1を飛ばしただけでも、
まだ当時は戦後30年で、

日本はジェットエンジンが
十分にまだ造れなかったんです。

だからF1という戦闘機そのものは、
設計は三菱重工を中心とする
日本の軍需産業がやりましたけれども、

エンジンそのものはヨーロッパの
ロールスロイスを買ってきて、
そして使ったんです。

だけど、一応、戦闘機そのものは
日本の設計で初めて飛んだと。
戦後30年経って。

で、この能力を向上させて
1980年代後半に次はF2という。

今、航空自衛隊はF2という名前の
戦闘機を使っています。

このF2を国産で航空自衛隊が
開発しようとしたときに
アメリカから猛烈な横やりが入った。

アメリカが日本の国産戦闘機を
潰しに走ったんですね。

それは30年以上経って、
日本も軍事技術を戦後、
着実に蓄積してきたんですね。

そうすると、アメリカでできなかった技術が
日本で開発され出したんですよね。

それは、一つの大きなものは
フェーズドアレイレーダーというやつ。

レーダーというのは、
皆さんがよくお分かりのように、
リフレクターが上で回転をしますね。

で、あの重量物が常時回転しているわけですから。
全周に電波を出す故障も多いわけですよ。

そうすると日本はこのリフレクターが
回転しなくてもいい、板を3枚貼り合わせて
電子的にビームを全周に振って、

全周を捜索できるというレーダーを造った。
これをフェーズドアレイレーダーと呼んでいますね。
これを最初に世界で造ったのは日本なんです。

この他に、戦闘機を空中で起動するから、
機体が軽いほうが有利ですよね。

そうすると、その機体は金属ね。
ジェラルミンとか、あるいはチタンとかで
造られていますけれども。

日本は炭素を中心とした
一体成型技術を作って、日本の宇部興産が
開発したチラノ繊維という繊維で、

これはいわばプラスチックみたいなものですよ。
だから軽いですよね。でも強度は
金属に負けない強度を持つんですよ。

これを日本が開発した。
で、そういう技術をアメリカは日本に、
その技術の常駐員をね。

技術指導すると言っておきながら、
日本の情報をどんどん収集したんですね。

そうしたら、このまま日本にやらせると
戦闘機も車と同じように、

自動車と同じように日本に
追い抜かれてしまうかもしれない
という危機感を持って、

日本に戦闘機を造らせないという行動に
アメリカは出たんですよね。

で、航空自衛隊は戦闘機を
3機種使っているわけです。
昔からね。自衛隊創設から。

それで、そのうち2機種は
アメリカの戦闘機、
作った戦闘機のライセンス国産。

1機種は国産でいこうと
日本はしていたんですよね。
このF1というのは国産ですね。

他2機種はファントムとか、
F15があったわけですけどね。

で、3機種目は国産ということで、
この国産のF1の後継機のF2、
3機種のうちの1機ですね。

これを国産でしようとしたけど、
それもアメリカはダメだという行動に
出たわけですよ。

そして航空自衛隊は「何を言っているんだ」と。
「我々日本も独立国だ」と。

で、「2機種はアメリカのやつを
買っているんだろう」と。
「1機種ぐらい国産で造りたい。当然でしょう」と。

「それを我々が思うのは」ということで、
交渉していた。ところが当時、

レーガン大統領と中曽根康弘さんの
ロン・ヤス関係というのがあって、

中曽根さんの「日米共同開発にしろ」
という総理大臣指示ですね。
それで、国産戦闘機が造れなくなってしまう。

で、F2は。F1が国産だと。
にかかわらず、F2という戦闘機は
日米共同開発になる。

やがて国産の戦闘機を造る
という方向性からすると、
共同開発は1歩後退ですよね。

これが国産戦闘機挫折の始まりです。
戦後。で、次は今ファントムの後継機
として入ってきているF35。

これ、戦闘機の性能としては世界1ですよ。
今現在ね。だけれども、結局、
これは共同開発どころか、FMSという、

Foreign Military Salesというね。
アメリカ政府から日本政府が買うという方式で、
このF35を日本国自衛隊が調達しているわけですよ。

そうすると、これは共同開発より
もっと悪いですよね。相手が造ったものを
そのまま買ってくるわけだ。

そうすると壊れたら、
もう日本で整備できないということですよ。

「アメリカに頼まなきゃ」
となっちゃうんですよ。
そして開発をしない、維持整備もしないと、

日本の戦闘機開発製造能力というのは、
これがどんどん低下していくわけです。
失われていくんですよ。

司会:はい。

田母神:今、そういう状態に
日本はあるんです。自衛隊。
これは政治が頑張らないから。

航空自衛隊は国産にしたい
ということで頑張ったんだけど、

やっぱり総理の指示には
従わざるを得ないから、なったんですね。

今、今度F3という戦闘機を今現在、
今日現在、日本政府、防衛省は
国産でいくということを決めて、

今度はアメリカと組まずに、
イギリスとイタリアと組んで
国産戦闘機を開発するといいと思いますけれども。

それは日本政府の思惑があって、
イギリスとか、イタリアを入れておけば

アメリカもちょっとちょっかい出しにくい
だろうという思いはあるんだと思うんですよね。
多分ね。

日本独自だと、いつまたやられるか
分からないということで。

このF3、是非、イギリス、イタリアも
参加しているけれども、日本主導で。

で、イギリスやイタリアに
日本の行動とかを縛られるようなことが
ないような形で是非開発してもらいたいなと
思いますね。

で、自国で造れないと
世界最高のものは造れないし、

自国の兵器を外国に維持整備を
頼っているようでは

「言うことを聞かないと協力しないぞ」
ということになっちゃいますよね。

だから外交上、非常に弱い立場に
なっちゃうわけですよね。

ということで、国産の戦闘機をね。
あるいは戦闘機に限らず、

主要なものは国産で造れるという能力を
常に持っておかなきゃいけない。

そのためには継続的に国産で、
戦闘機にしろ、護衛艦にしろ、
いろんなものを造っておかなきゃいけない
というふうに思って、

国産をしなきゃいけないと
言っているわけです。


****