俺が刑務所に服役していた時に図書係という全受刑者の購入する雑誌を管理する等の仕事をしていたわけだが、毎月多くの受刑者が購入する雑誌の中でも圧倒的な注文数を誇っていた人気実話月刊誌が今年2017年5月号をもって休刊することになった。
その名も「月刊実話ドキュメント」
融資を担当する者にこういった暴力団の雑誌を売り続けるなら融資を打ち切ると・・・発行所の竹書房さんが言われたらしく
ホント、暴力団に対する世間の対応は益々冷たいものになったんだなぁと実感する出来事ですね
今回、休刊が発表されたのが画像左の実話ドキュメント(竹書房)で、画像右は既にずいぶん前からもう今では売っていない雑誌です。
現役ヤクザだった頃から娑婆じゃまず俺はこの手の雑誌は全く買いもしないし読みもしないんですけどねぇ・・・
たまたま家の段ボール箱に1冊だけ眠っていた2002年1月号の実話ドキュメント(爆)
この娑婆じゃ滅多に読むことのない実話誌も刑務所の中じゃ自分の知り合いなんかの記事が特集されてたり良く知る組が特集されてたりすると本に穴が開くんじゃねえかってぐらい読んで読んで読み直したりしたのを今でも昨日の事のように思い出します(笑)
なんせ刑務所の中にいるヤクザ者にとっちゃ最新ヤクザ情報っていったらこの手の雑誌しか無いんだもんね
先に出所していった同部屋の他団体の若衆からA刑務所○工場の△さん達元気にやってますか?的な記事も載ってたりして、←実際に同じ部屋で過ごしたSさんから俺へのメッセージも読んだことがあるw なかなか良い雑誌だったのに休刊で今後の再出版の見通しも立たずなんだとか・・・
あっ通常はコレ受刑者の手元に雑誌が届く前に刑務官による検閲で大抵見つかって該当記事は黒く塗りつぶされて読めないはずなんだけどね読めちゃったからそのあと担当刑務官は上に相当怒られたらしい
それにしても、こういった雑誌を排除しようという世の中の動きもわからなくはないですけどねぇ・・・
今後融資しないといった圧力的な事で表現の自由を奪うってのはどうかと思うな
ま、これが休刊の真相かどうか俺が直接竹書房の社長に聞いたわけじゃねえから知りませんけどね。
楽天ブログ も更新したよ
んじゃ、この辺で