それは、あの楽しかった時をやり直したい、という意味ではありません。あの時はあの時で、存分な楽しんでいたのですから。
でも、もしやり直せるなら?
もうちょっと注力すればよかった、と思うことはありますが(笑)
どうして戻りたいか。
それは、あの時は毎日忙しく、それがまた心地よく、そして、時を待てば自然に決断の時が訪れて楽だったから。
最近思うんです。
自分は一体、どこに向かっているんだろう、と。
これは、日本にいようがスイスにいようが一緒だと思う。
そういう風に感じる時?とでも言うんですかね。
ふと立ち止まった時、自分がこの先の人生、どこに向かっているのかが、分かりません。
家族、親戚、友人、大切な存在は全部揃ってる。
それ以外、自分には、何が必要なんだろう。
仕事に関して言えば、もし私が腕一つで専門職につけていたら、と思うことがあります。スイス人で、転職後マッサージ師になった知人がいますが、そういった仕事は独立もできるもんね。
別に何か責任を負ってプロジェクト的な仕事をしているわけでもありませんから、他人と関わるダイナミクスを求めているのかもしれない。
主婦の仕事だって、家で一人でやるものだから、はっきり言って性分に合わない。もちろん最低限度はやるけれど、いかに効率よくするかしか考えていないし、キッチン周りに至ってはほぼ放置。
仕事して、お金稼いで、それで日常に必要なものや、時には欲しいものを買って、旅行に行ったりして、資本主義の中で生かされている中に、みんな、どうやって幸せや楽しみを見つけているのでしょう?
私にだってそりゃ、楽しいと思う時間はたくさんあります。
人と会って遊んだり喋ったり、美味しいもの食べたり、そんな時間は楽しい。
けど、そんなことを繰り返して、これから何年も過ぎるのかな。
根本的なところで、自分に自信が持てていないのかもしれない。
非日常を求めては?と思われるかもしれない。
旅行に行って初めてのものを見たり食べたりだとか。
けど、買い物もあまり好きじゃないし、旅行もそんなに好きじゃなくなってます。
「旅行もあんまり行かないんだよね?」と聞かれたけど、我が家は、毎年日本へ、その他、希望があれば国外旅行、必ずのスイス国内旅行。
確かに楽しいけど、本音を言えば、ドイツ語も話さなくてよい、友達や家族と過ごす日本が一番気がラクです。
側から見たら、「あんた、何言ってんの!贅沢!」と思われる状況であることは重々承知している。
意欲的でも、行動的でもないけれど、毎日やることはたくさんある。
嬉しいながら声をかけてくれる貴重な友人もいたりして、心の底から感謝しているし、これからも仲良くしてほしいと思っている。
もうちょっと頭を活性化させたくて、ドイツ語を・・・と考えるのも、こういった流れなのかな。
旅行に行くような楽しみよりも、何かを学びたいと思っているのかもしれない。
私は今年、ずーっと迷い時期。
灰色の空を眺めながら、答えの出ないことを考えています。

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取りとめのない話でした。