ヨーロッパ人てやっぱり、はっきり態度に出すんやわ | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。

とある日の午後。
チューリヒ市内で電車に乗っていたところ、いつもはチェックのない路線なのに切符のコントロールが入った。


※スイスの交通機関には、日本のように改札の機械はありません。時々、SBB(スイス連邦鉄道)の制服に身を包んだ人たちが乗り込んできて、1人ずつ有効な切符を持っているのかをチェックします。長距離路線だとチェックが普通ですが、市内の利用者が多い路線でもたまにチェックがあります。


ここで有効な切符を所持していなければ・・・


罰金100フラン
(現在のレートで11,200円)
数年前は80フランの記憶なのに、値上がりしてる・・・。



ですので、注意が必要です。
私は時々思います。
「ちゃんとチケットを買って乗っているのにチェックされないなんて、損した気分。これなら切符買わなくてもよかったっ!」と。
でも、見つかった時の方が怖いので、きちんと買うんですが。







前置きが長くなりましたが、早めの会社帰りや学校帰りの人たちで、この日の電車も混み合っていた。人の多さに対応するために4人で乗り込んできた係員たち。



私はいつものように提示して終了。
ご丁寧に、定期券がこの日までであったことから「気をつけて」と言われました。
あ、ありがとう。



次は私の隣のオババの番。
何事もないかのように6回券を提示したところ、この日の刻印がなされていないことが判明!!



そしたら、「切らなければいけません」と言って、手元の機械をいじり始めた係員。
赤いカードの登録で、名前や住所はもう分かるんでしょうね。細かい番地を確認後、一度サインをし、その後レシートのような物が印刷機から出てきました。「サインしてください」と差し出され、そこに書かれていた金額を見た隣のオババが





「100フラン?!たった・・・一回、で?!ポーンムキー



怒りをあらわにし始めた・・・。
そしたら係員が慌てる様子もなく



「有効でないチケットを持っていたからです」



とパシーンと一言で対応し、このオババはその後、奪い返すように自分のカードを係員の手から勢いよく取り (←コワイ)、係員が去ったあとも落ち着きなくカバンをいじり、手元がおぼつかなくなっていました。



人って怒るとこんな風になるんだな・・・と思った次第。 



発音の癖から、ドイツ人だと思われます。ワタス調べでは、スウェーデンの女性はドイツ語の発音が綺麗なので、もしかしたら北欧の人だったかもしれません。



とりあえず、ビックリした私。
この怒りの態度の表し方はさすがヨーロッパ人といったところ。
  


しかし・・・チューリヒの係員て厳しいですね。


この女性は有効な回数券を所持し、しかもこの前日も刻印されていたわけだから、わざとでないと思う。
その場で何かしらの対処が必要なら、次の駅で降りてもらって目の前での刻印を促せば良いのでは、と思ったり。



あとこのオババも、おそらく罰金が初めてなのでしょうね。言い訳を全くしないまま、請求書を切られて腹立てて終わりって・・・。
私なら抵抗します。次で降りるとか、たまたま忘れてたとか何とか言って、同情を買おうと試みますが。




常習犯でもなさそうなのに、一回の違反で100フランの罰金を受けたオババ。
仕事を淡々とこなしただけなのに、睨まれて邪険に扱われた係員。




にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ
にほんブログ村


どちらにも同情しました。