日本のテレビ見てたら、
リア充
(当初、りあみつ、と読んでいたことは秘密)
インスタ映え
とか
破壊神
とか
ひょっこりはん(違)
(ひょっこりはん言いたいだけ)
とか面白すぎて笑えてしまう。
これ、スイス人パートナーとシェア出来ないのが悲しすぎるんですが、ドラゴンボール超つながりで、破壊神だけはシェアできました。
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ちょっと、そこのあそこの皆様方。
もう、スイス生活6年半の中で、こんなにパニックを起こした日は他にないですよ。
いつもいろんな人やものに、守られて生きてますからね。
そんな地獄な1日をもたらしたのは、
頭を蜂に刺される
という大パニック劇場!!
別に都会育ちってわけじゃないけど自然育ちじゃない私は、蜂と人生で出くわしたこともさほど無いですよ。
「蜂は何もしなければ襲っては来ない」
とはいったものの・・・?
いつも自然育ちのパートナーにそう言われてきたけれど・・・??
誰が好きこのんでわざわざ蜂を刺激するかよっ!て話です。
森の中を歩いていて蜂の巣がある枝を揺らしてしまった、だとか不本意に巣を刺激しまうこともあるかもしれないけれど、そうでなくても!
蜂自身が命の危険を感じたら刺す
ってこともある。
やっかいなんだYO。
今回。
ただひらけた道を歩いていただけなのに、何故か蜂に目をつけられた。まぁ巣は近くにあるはず。
周りをブンブン飛ばれて変だなー

でも、何も刺激しなければそのうちどっから飛んでいくしー

と、いつものように思っていたら、妙にしつこくまとわりついてくる。
動いてはいけない。
でも、耳元にまとわりつく羽の音が怖い。
だからちょっと急ぎ足にしてみる。
まだ離れない、今回はしつこいな・・・
横にいるパートナーに言われるがまま、ふつうに歩くが、妙に距離が段々近くなるので、顔を隠してその場に座り込んで、じっとしていた。
パートナーが何とか払おうとするもむなしく、
私の髪の毛にまとわりついてしまった蜂は飛び立つことかできず、自らパニックに陥り、私の頭を刺した‼︎‼︎
痛ったぁ〜!!
という、私にとっては何とも言えない、不幸!
これこそ、Unglück以外の何者でもない。
この度、蜂様に向かって手紙をたしなめることが出来るのなら・・・
拝啓、お尻に鋭い毒針を持つ蜂一族。🐝
人間というのは、髪の毛があるものなんだよ。
その髪の毛は、アジア人は黒いんだよ。
これから勝手に興奮して黒いものめがけて飛んだら、それがアジアから来た人間の頭であることに、いち早く気づいていただきたい。
そして、勝手にパニックを起こしたあげく、一方的にその黒い頭に毒針を残して飛び立つようなことは避けていただきたく候。
かしこ
冗談はさておき、週末ただ外に散歩に出てのんびり、ゆっくり過ごしていただけなのに、頭を蜂に刺されるという不幸に見舞われてしまった不運なイノセントジャパニーズな私。
これほど人から慰めてもらいたい、と思った瞬間はない!
蜂に刺されたことがある方、いらっしゃいますか?
私も人生で初めてでしたが、ものすごく痛いんですよ!!
例えるなら、注射針より痛い。
大きな怪我もあまりした事がない私ですが、この痛みは刺された瞬間から、ハンマーで局部をドンドンと叩かれ続けているような長い鈍い痛みが始まります。
あまりの痛みと不安から、私は泣いてしまった。
毒が含まれている毒袋を刺激しないように抜くことができず、
↓こんな感じで針だけでなくて、袋みたいなのが一緒に残る
散歩を切り上げ近くのバス停から針を刺したままの状態で家へ向かったんですが、私はあまりの激痛と人生で初めて蜂にさされた (しかも頭!!) 不安から、泣きながら、頭にものすごい痛みを抱えながら、やけに発汗しながら、帰宅。
それからパートナーに、刺さっている針をピンセットで抜いてもらいました。
実物を見て、やけに小さい・・・
なのにあんなに痛いのかぁ・・・
袋はぺちゃんこになっていたから、毒全部、皮下に入ったよね・・・
ちなみに、毒針が残っているということは刺したのは「ミツバチ」ということ。ミツバチの針はかぎのようになっていて、一回刺すと抜くことができないから皮膚に残るんですね。
そして、その後そのミツバチは生き絶える。
そこまでして刺さなくても・・・あなたも必死だったのね、と今なら同情。
針を抜いたらそこに、「重曹」を水に溶かしたものを刺された所に塗りまくります。いやはや、ネットで素早く調べてくれたパートナーに感謝。
重曹は蜂刺されの応急処置として使え、ハチの毒素を中和し、痛みや腫れなどの症状を抑える効果があるようです。
その後、患部を冷やす。
我が家の冷凍庫には、アイスノンが常備してありますので。
頭を刺されたことが心配になってしまった私は軽いパニック状態になり、「頼むから医者に電話してくれ〜!」と当り散らした。
この日は日曜日。
ハウスドクターに電話すると、その後に緊急の際の電話番号が必ず流れる。
それに電話をしてみたところ、呼吸の様子がどうか聞かれて問題ないと伝えたんですが、何と医者がウチまで来てくれることになったんですよ。
え、え、え・・・往診?
めっちゃ高くつくんじゃ・・・という不安はあったものの、とにかく安心出来るのならそれに越したことはねぇ!
実際来てもらって、コルチゾン40mlを水に薄めたものを点滴され、副作用は一切なく、これで向こう一週間のアレルギー疾患全般の予防ができる、と言われた。
頭の痛みも、2日でひきます、と。
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もうね、Glück beim Unglück (不幸中の幸い)という感じです。
看護師さんの話によると、頭を刺されるのはマシだそうですよ。
刺されるなら、頭が安全。
頭の皮膚は薄くその後すぐに骨があるから、蜂の毒が広がらずに済むんだろうです。
少し場所がそれて、オデコ、顔の一部、その他の場所を刺されていたら、ものすごく腫れただろう、と言われました。
とある日、ジョギング中の男性が喉を蜂にさされて受診しにきたらしいんですが、首が全体的に大きく腫れて呼吸困難になっていたらしいです。
その時は40mlなんかではなく、薬を100〜200mlほど使う、と医者は話していたと思います(すみません、曖昧)
その男性もよく刺されるんですかね。自分で歩いてやって来られたようですから。
この家まで来てくれたドクター、蜂刺されに詳しくて、自分もアレルギーがあるから液体を持ち歩いているそうです。
もう日曜日で週明けからまたアルバイト立て込んでるし、どうしようかと思ったよね。
あれれ、これ医者の診断書必要なパターンで休みの連絡いれなきゃ、とか。
けどそんな必要もなく。
重曹&速攻冷却&コルチゾン点滴の甲斐もあってかその日の夜には、痛みはあるものの赤みがひき、どこを刺されたのかも分からないほどでした。
そして、翌日には、痛みすら消えていました。
アジア人の髪の毛は黒い。
よって、こんな大自然の中で暮らすには、頭を守ることが必要ですね。
私も散歩に出る時は必ず帽子をかぶろう。
そう誓った、週末のひとときでした・・・
注)
蜂の毒はアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあり、最悪の場合、呼吸困難などて命を落とすこともある危険な毒です。
今回の私のケースは、安心出来たから来てもらってよかったんですが、そもそも医者不要だった?とも思ったりもしますが、もし刺された後しばらくしてから、激しい発汗、呼吸困難、患部の異常な腫れなどの全身症状があらわれた場合、迷わず医者に受診を。
そして、刺されるなら頭を・・・(私見)

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こんなこと、二度とごめんです。