スイスもだいぶ寒くなりまして、私の住む地域では足元ベチャつく雪、チューリヒは寒いけど、過ごしやすい冬ですね。
空気が澄んでいるスイスの冬、嫌いじゃないです。
先日のこと。
結構混み合った電車内で、女の子2人組がずーーっと隙間なく話して大笑い。
あぁこういう、「箸が転んでもおかしい年頃」って自分にもあったなぁ・・・と。
その女の子たちは20歳すぎかなと思うけど、私のそれは小〜中学生くらいだったかな。
その2人組のお隣が、60過ぎのおじいさんで、片手にビール、片手にチップス。
そこらへんの20代の若者と、やってる事一緒!
うちのスイス人も、チップス&ビールは好きだけど、電車の中ではしませんね。
電車が止まった勢いで、窓際の小さな台に置いていたビールが滑って落ちそうになるのを すんでのところでキャッチするおじいさん、その若い子達も一緒になって「あ゛ーー」と叫んでいて、それにニヤリとするご老人。
もう、老若男女が入り乱れてて、何だか理由なくすごく面白くて、1人で「コメディかっ!」と思ったよね。
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こういうの日本にはないなぁって。
知らない人に笑いかけようものなら、「変人」「近寄らないで」「目を合わせない」扱い確定。
こちらではそんなのは、明らかな物乞いかヤク中の人ぐらいですね。
昔、私も電車の中で変なナンパ?にあったことがありますが、然り。
またある時、かれこれ10年ほど前の日本で、電車が揺れたことで人の足を踏んでしまったことがあります。
その女が電車を降りる時、人には言えないような汚い言葉を私に向かって浴びせて来たんです。
今思えば、あの女はかなりの癇癪持ち!
そして、その時かなりの数の人が周りにいたけれど、まるで何事も無かったかのように、暴言を吐かれた私など存在しないかのように、誰とも目が合うこともありませんでした・・・
だれか、フォローの言葉かけてよ・・・
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スイスに来てから、一度、急停止したトラムで大コケ、 両膝と手首を強打したことがあります。
その時、周りに必死で助けてアイビームを送っていたのを感じとったのか、おじさんが声をかけてくれた。
「運転手のところへ行きなさい!痛みは後から来るから!( 経験者は語る) 」
こうやって、他人のことを無視せずに、助け合う精神がスイスにはあるのかなぁ、と。
街ですれ違えば知らない人でも挨拶したり、他人同士の距離は近いのかな。
私の出身地、今暮らしている所も同じような郊外ですけど、スイスの方が挨拶する習慣が根付いてる。
どうでも良いことに反応する老若男女を見て、スイスと日本の車内での人間関係について思い出した日でした。

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