メールを打つ私のそばに来たパートナーに、メールを見られ、
「 そこは、Sie (敬称のあなた) を主語にして文を書くんだよ」
と教えられた。
書きたかった文は、
「〇〇についての、メールを送らせていただきます」
日本語だと、「送らせていただきます」のように、「いただく」という謙譲語を使って書きますよね。
つまり、自分を主語にして、送るという行為を「いただく」と謙譲で表現する。
自分をへりくだって相手をあげる、日本語ならではの書き方。
一方、ドイツ語では、相手方が、メールを受け取ります、と書く。
Sie erhalten von mir das Formular zurück.
あなたは、私から、 書類を受け取ります。
これはもう、発想がまるで違う。
日本語ではこんな風に、相手を主語にして書くということがなく、自分が相手に対して許可を得たり、何かをさせてもらうように書くことが多い。
ドイツ語には、主語や動詞の形そのものが丁寧形になるし、私という意味の ich から始まる文章ばかり書くのは、美しくないとされている。
ドイツ語で文章を書くということは、普段あまり機会がないんですが、いざ書かなければならなくなった時に書けるようにはしておきたいな。

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友人の役場婚に、立会人として出席してきました!
美しい瞬間の感想は、また書きに来ます。