今年初のハイキングは、夢の地域でとなりました。
アイガー・メンヒ・ユングフラウの山峰のある、ベルナーオーバーラントのことですよ。
絶景見ながら歩く、
最高の贅沢
晴れの日はたくさんあれど、これほど快晴の日は多くはない。
事前に予定を立てることなく、晴れたら行くスタイルを取れるのは、住んでいる者の特権。
こんな贅沢な瞬間を味わえるんですから。
チューリヒからでも、ベルンを経由しなければならないため、朝早くに家を出ても、現地にいる時間=移動時間、ということになってしまうけど、行く価値は大いにある。
今のところ、毎年この地域は訪れているけれど、飽きることがない。
有名な展望台は、一度行ったことがあるのがほとんどのため、展望台を中心に散りばめられている、ハイキングコースを楽しむスタイル。
今回は、
グリンデルワルド(Grindelwald)
↓
↓ゴンドラ
↓
フィルスト(First)
↓
↓ハイキング
↓
バッハアルプセー(湖。Bachalpsee)
↓
↓ハイキング
↓
ボルト(Bort)
↓
↓ゴンドラ
↓
グリンデルワルド(Grindelwald)
本当は、フィルスト⇄湖 を往復だけして帰ろうと思っていたけど、それでは短すぎる&簡単すぎる、でハイキングにならず。
コースを変更して、ゴンドラの途中駅である、ボルト までハイキングで下ることにしました。
グリンデルワルド〜フィルストまでは、ゴンドラで一気にのぼります。
途中、ボルト(Bort)、シュレックフェルト(Schreckfeld) という駅を通過しますが、降りることなく一気に行きます。
上2枚:ゴンドラからの写真
下2枚:フィルストにある案内板
左下の案内板、みんなが、
「あれが、(イモトも登った)アイガーか!」(違)
「あれが、鉄道が中に通ってるアイガーかっ!」
「あれが、数々の映画にもなってるアイガーかっ!」
て指さすから、黒くなっておりますね。
スイスには、「こちらがハイキングコースです」というのが黄色いポールで示してくれているから、迷うことなく誰でも楽しめます。
フィルストからの眺め。
それはそれは最高で、
左からとがっているのが、
ヴェッターホルンWetterhorn
シュレックホルンSchreckhorn
アイガーEiger
こんな壮大なパノラマな望めます。
ここから、案内板に従って、バッハアルプセーという名の湖を目指しました。
ゆっくり、ゆっくーり、たくさんの老若男女に追い越されながら、到着。
ここは、あまりきつい坂などもなく、穏やかな心地の良いハイキングです。
靴も、特別なものは必要なく、スニーカーで行けます。
フィルスト〜バッハアルプセーまで
ここから、ルートを変更し、フィルストへ来た道を戻るのではなく、ボルトまで歩きます。
バッハアルプセー〜ヴァルトシュピッツまで
ここからボルトに向かうルートも、2通りに分かれますが、1時間か40分か、と聞かれたら、迷わず40分を選択。
これが良かったのか、悪かったのかは分かりませんが、森の中を通る、スニーカーではなくハイキングシューズが必要な、少しきつい下りの道なりでした。
毎年夏になると、「なんちゃってハイカー」を気取っているだけの私は、日頃、かなりの運動不足。
しかも、今回が今年初のハイキング。
このヴァルトシュピッツの時点で、フィルストを出発してから3時間が経過。
湖で昼休憩したり、カメラで立ち止まりながら写真を撮りつつ歩いているから、かなりゆっくりなスペースです。
それでも、足場の悪い下りだらけで、もう足がパンパン。
この時点で、膝小僧も少々、キリキリします。
登りは心臓に来るけど、下りは膝に来る。
こんなことを言っている時点で、運動不足の解消が必須。
【6/13 訂正追記】
ホルンダーかと思ったこの植物、似ているけど、確かではありません。
ちょっと葉っぱの感じが違う気がします・・・
水に溶かして飲むとさっぱりと甘くて美味しいので、シロップは家に常駐。
しかし、絶景もさることながら、森の中を歩き、足場がさらに悪くなる。
岩場もあるけど、砂場で、滑り落ちること多々。
子供もこけていた。
途中、赤ちゃんを運べるリュックサック(Baby-Tragerrucksäck)
↓こういうやつ
で、赤ちゃんを乗せながら、しかも歌いながら歩くお母さんに、追い抜かれるし・・・
スイス人の身体能力、おそるべし・・・
私もスイス人のように、足腰の強い人間になりたい・・・なんて、彼女の背中を見ながら思いに耽った、絶景に佇む快晴の日曜日。
ボルトへと到着した後は休憩し、グリンデルワルドの街へとまた、ゴンドラで戻りました。
このボルトですが、レストランもあり、足で押す自転車を借りることもできるんですよ。(確か17か19フラン)
上から降りてくる用のゴーカートみたいなのもあったりと、アトラクションがいろいろ楽しめます。
下りが多かった結果・・・
行きは、よいよい、帰りはクタクタ、足が棒。
公式パンフレットによると、今回のこのルート、
フィルスト〜バッハアルプセー〜ヴァルトシュピッツ〜ボルト
は所用時間2時間半となっている・・・
私はというと、お昼休憩、川などの立ち寄り、立ち止まり休憩、カメラ休憩などを挟んだとはいえ、4時間をかけて歩いたので、公式パンフレットにある所用時間は参考程度に、半日〜丸1日、同じエリアで過ごすのが良いかと思います。
まだまだ歩いて見たいルートがあるから、週末に晴天の日が訪れてくれることを、今から祈るのでした。

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花粉浴びすぎて、この夜、夜中に目が覚めてしまった・・・