「エビサンドが食べたい」とパートナーがうるさい。
私は普段は家にある食材を使い切りたいため、あまり頻繁に買い物には行かない。
しかし今回はよほど食べたいと思ったらしく、私も無かった材料をわざわざ買いに行くことにし、その上せっかくなので、ひと手間加えて海老カツバーガーを作ることにした。
海老カツをがっぷり
タルタルソース×カクテルソースが、贅沢で絶品!
バーガーのバンズても作ってみたけど、普通のトーストの方が美味しい。
市販のバンズって、何であんなにパサパサやねん。

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海外生活には、悲しいことがつきもの。
せっかく出来た友人がまた、減りそうだ。
外国人の友達だと、どうしても何か起こった時に「母国に帰る」という選択肢が出てきてしまう時がある。
幸い私自身は、スイスでの生活がゆっくりながらも上手くいっているため、いうほどの危機に陥ったこともないのだが、私の周りは結構、波乱万丈だったりする。
というのも、そういう危機が訪れるのも、自ら何かを手に入れようと、時にもがき苦しみ、努力しているから。
何もしない人間には、苦難などないのだから。
西洋人てのは日本人と比べると、やはり気質が違うのか、感情を表に出しやすいというか、嫌なものには極端に黒白はっきりつけたいと言うか、自分の気持ちを優先すると言うか・・・
一言では表せない、「荒さ」みたいなものがあると思うのは、私だけだろうか。
これは間違いない。
会いたい時に会っていろんな話が出来る相手がいることには、とても価値がある。
しかも、大人になってから出会って気の合う人は、そう簡単には見つからない。
それなのに、仲良くなって2〜3年ほどたつと、少し夫婦関係にほころびが出てくるのか、何かしらの問題が起こる場合がある。
スイス生活にうまく馴染めない、夫婦関係のズレ、仕事が見つからない、未来が見えない・・・
いろんなことがきっかけで自分を見失うのか、不安定にもなるし、特に夫の仕事が忙しくて一緒に過ごす時間が無かったり、義理の両親が意地悪だったり、細かな理由は様々。
そんな状況でも自分なりに何かを見つけ、楽しみながら自分を新しい環境に適応できる人ももちろんいるが、そう簡単ではない人もいる。
「故郷に帰る」とメッセージをもらった直後の電話の先で、友人のすすり泣く声が聞こえた。
私だって、涙が出そうだった。
チューリヒ駅のど真ん中で。
この友人は割と自分で何でも決めてしまう。
心のうちは硬そうで、私に一体何ができるのだろう、と最近考えているが、答えは出ない。

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こんな悲しい思いをするのは初めてじゃない。
2度と経験したくなかったのに。
しかしそれは、私の気持ち。
帰りたいと言うのなら、それを止める事は出来ないし、むしろ帰った方が本人のためかも、と思ったりもする。