Frohe Weihnachten
(ドイツ語:メリークリスマス)
一緒に過ごす人がいる人もいない人も
世界中のどの場所にいる人にも
キリストを信じる人もそうでない人も
万人に等しく
この穏やかな夜を祝う幸福が
訪れますように。
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毎年同じことの繰り返しやけども、家族と過ごすのがお決まりの、ヨーロッパのクリスマス。
今年の飾り付け担当は、パートナーとおばあちゃんですた〜
我が家のクリスマスツリー
毎年思うけど!!
24日の聖なる夜 (ドイツ語:Heiligabend) は、「クリスマス」として楽しく過ごせるんですよ。
美味しいもの食べて、お酒飲んでちょっと良い気分になって、歌って、プレゼント交換して、デザートまでのフルコースで・・・
お腹も心も満たされる瞬間でもある。
小さい子供がいる所は別として、もともと日本のクリスマスは家族で盛大に過ごすものでもなかったから、スイスの家族と過ごすクリスマスを「日本の家族がいないから寂しい」とは感じない。
寂しさを感じるのはむしろ、正月・・・。
年が明けたら静かなもので、新年の清々しさというものが感じられないヨーロッパ。そもそも、『正月』というより、『ハッピーニューイヤー』だから、大晦日に花火が上がって盛り上がるものの、その後は何もなく、シーンとしている・・・そして通常に戻る。
クリスマスもなかなかに楽しく過ごせる数日間ではあるが、その前の準備期間が私はあまり好きではない。
まさしく、クリスマス前の「苦リスマス」。
クリスマスが苦リスマスになってしまうストレスはあるものの、この家族の集まりがないというのもまた、実に悲しい。
義理の家族と仲が悪くて寂しい思いをしている外国人妻も見ているから。
嫌なのに手放したくない、というのは矛盾しているが、皆が笑えるように、乗り切るしかないのが、毎年のこと。
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毎年のプレゼント選びだが、これはネタ切れになりつつも、何かしら街を歩いて発見する。しかし、あまりアイデアマンではない私としては苦手分野。
そもそも、うまく反応できないため、サプライズはあまり好きじゃない。
しかし何故か、サプライズ要素の含まれるクリスマスプレゼント・・・
いらないものをプレゼントされてしまったらどうしよう・・・という無駄な心配をして、リアクションの練習しなきゃ、と焦る。
悲しい日本人のさが (違)
一番のネックは、クリスマスに食べる2日ないしは3日間の食事メニュー決め。
何が一番苦手って、押しの強い義母との押し問答。
そもそもいつも、「何食べる?」と聞かれても、私はノーアイデア。
定番の時もあるし、その年で一番美味しかった料理をリクエストすることもある。
私は、「出来ることならば、何もしたくない」が本音の、けしからん嫁だ。
ちなみに去年は、家族以外のゲストが来ていたため、私は何もせず本当に楽チンだったのだが、今年は前菜担当となった。
やるからにはキチンとしたいし、目でも楽しませたい。
やりたくない、しかしやるからには、やる。
日本人の、悲しいさが (違)
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我が家のクリスマスディナー。
ロックフォールのキッシュ
おばあちゃんからお褒めの言葉を頂戴したが、私のレシピではないことは秘密。
モッツァレラブッファラとハムのサラダ
色合いのために、本当は緑色のサラダを使いたかったが、馬鹿でかいサラダの余りがあったため、色にしまりがなく、ボケている。
ラム肉と野菜
実はラム肉がどちらかというと苦手なのだが、義理の両親が数時間煮込んで作るこのラム肉だけは、抜群に美味しいので大好き。
野菜も何種類も用意してくれて、味も最高。
米はパートナーのリクエストで、縦長の茶色いものに。その方がラム肉に合うらしい。
デザートの1つがこれ。
シュプルングリのシュトーレン
シュトーレンを知らなかったのか、義母が、「ちょっと中がパサパサしてない?」
シュトーレンとは、そういうものなのであーる・・・
このシュプルングリのシュトーレン、かなりオススメであります。
いつも、チューリヒ中央駅のクリスマスマーケットで売りに出されるシュトーレンを買っていたけど、このシュプルングリのもののほうが甘い。
引き続き、素敵なクリスマスの夜を。

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そろそろクリスマスの夜の準備を始めまーす。