ふとした時、自分の今いる状況に感謝して幸せな気分になったり、目の前にある小さな事に心が温まったり、そんな瞬間はないだろうか。
私はヨーロッパや海外には縁が無かったものの、いろんな事が転がるようにこうして、国際結婚を経てスイスにいる。
そして、この地にやってくるまで、今のように自分に愛情を注いでくれる存在に出会えることを、想像していなかった。
愛情って言うと大げさだが、家族になるってそう言うことでしょう。
liebevoll
愛情に満ちた
このドイツ語がピッタリな、そんな生活を目指したい。
人間というのは愚かな生き物で、かつ忘れる生き物だなとつくづく思う。
というのも、私の身近な、多少の憧れすら抱いていた夫婦が、離婚した。
とてもショックだった。
何が原因かは、2人にしか分からないことがもちろん、あるのだろう。
しかし、最初は誰でも、liebevoll であったはずだ。だから結婚したのだし、入籍や結婚式の際には、「永遠の愛」を誓ったのだろう。それなのに何故、人は別れるのだろう。
恋愛と結婚は違うと言う人がいるが、それは違うと私は思う。結婚は恋愛の延長線上にある。それとも、結婚を機に、人が変わったようになるのだろうか。「初心忘れるべからず」という日本の諺が生きる。
それから、結婚しても所詮は他人。血は水よりも濃いとは良く言ったものだが、家族になっても、所詮は他人。「親しき仲にも礼儀あり」という日本の諺も、結婚生活においては生きる。
ドイツ語にも諺 Sprichwort というのはあり、日本語のそれに対応するものがある。
血は水よりも濃いもそのまま直訳でいける。
Blut ist dicker als Wasser.
親しき中にも礼儀あり、はどう言うかと思い、グーグル翻訳を使ってみると、
Eine Hecke dazwischen erhält die Freundschaft.
とある。直訳したら、間にある囲いが友情を維持する・・・
ほんまに?グーグル翻訳て、アテにならん。
私が、何が気に入らないことが起こったとして、それをパートナーに伝えるなら、こういう。
Anständigkeit sogar in der vertrauten Beziehung bitte!

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