とある先日、ドイツとの国境付近の街、コンスタンツに行ってきました。
チューリヒを北東の方角へ、車では1時間弱。
マップにもでてますが、まさに、スイスとドイツの国境付近!
クロイツリンゲンというところに、税関があります。
ここは、時間帯や日にちによって、かなり渋滞する。
理由はひとつ。
買出しにきたスイス人で、溢れるから!
そして今回の目的はもちろん、ショッピング!
コンスタンツについては、スイスに来てまだ間もないころ、知り合った日本人から聞いてました。
なにやら、物がとにかく安くて、化粧品なんかも安く買えて、次回の買い物で税金分も返してくれると…
当時、スイス初心者だった私は、「ふ~ん、そんな所があるのか」とドイツの魅力的な物価事情もまだ知らず、半分聞き流していたのを今でも覚えています。
聞いてはいたけど、今まで、ドイツへの買出しはコンスタンツではなく、他の街に行ってたのでした。
今回はちょっと、雰囲気も変えて、買い物の選択肢も増えたらいいなぁと思い、四年越しのコンスタンツへ。
だいたい、スイス人パートナーが「そろそろ靴を新しくしたい」と言い出した時に、ドイツへ買い物に行くことが多い気がする我が家。
常に数足用意して、それを交互に履いてるのに、すぐに靴を履き潰すから、困ったもんです。
ここしばらく、スイスでもお気に入りの靴屋さんを見つけたことと、前回のドイツへの買出しで大量にものを買っていたため、日用品で、すでに地下室は満杯。
行く必要がなかったんですが、値段を考えると、やっぱり魅力的な、ドイツの物価。
ドイツの消費税は、食品が7%、その他は、19%。
一方、スイスの消費税は、食品が2.5%、その他は、8%。ちなみに、アルコールは飲みもんですが、8%です。
隣の国なのに、随分と消費税が違います。
日本なんて、5→8%になっただけで大騒ぎでしたけど、ドイツは19%ですよ。
日本は消費税安いですから、約20%が税金で持ってかれるなんて、ばかばかしい!と思ってしまいます。
私たちが車を停めた並び、ほぼ、スイスナンバーの車でした。
レストランでご飯食べてても、後ろからスイスドイツ語が聞こえてくるし、店員さんも、慣れてます。
そして、肝心なのが、スイス在住者がドイツでものを買ってスイスへ持ち帰ると、このドイツの税金分8%、ないしは19%を、後で現金で返してくれるんです!
ドイツの税関のホームページで、ルールを確認してみましょう。
アルコール、薬品などは別項目で、それ以外の一般的なものは!1商品の価値が、300ユーロまで。
船や飛行機で来た場合は、430フランのようですが、普通は車や電車ですね。
例もご丁寧に書いてありました。
トラックでドイツへ来て買い物にきた、スイスの夫婦。
非課税になる金額は、一人当たり300ユーロ。1脚120ユーロの椅子を2脚と、320ユーロの棚を購入した場合は、椅子240ユーロは免税で、300ユーロを超えている棚は税金を払わないといけない。
通常なら、2人合わせて600ユーロまで免税になるけど、一個の商品が300を超えてはならないってのは、見落としがちかもしれません。
買い物をしたら、お店ごとに、Ausfurschein という、名前や身分証明書番号を書く紙をもらいます。
買い物を済ませた後、国境の税関で、その紙にスタンプをもらい、次回の買い物に持っていくだけ。
コンスタンツの場合は税関と便利なショッピングセンターが目と鼻の先ですから、スタンプもらってまたお店に戻ったら、当日に返してもらうことも可能ですね。
この300ユーロ以内の買い物なら、ドイツでも消費税免除、スイスでも消費税免除で、二重のお得。
300ユーロを超えてしまうと、ドイツでの免除はないうえに、スイスでの消費税も払うことになるので、注意です。
細かく、食品によっても、鶏肉と牛肉、スイスに持って入れる量に、制限があったりもします。
とにかく、国境を少しまたいだだけなのに、かつ同じ商品なのに、値段がドイツの方がやすい、というこの摩訶不思議な現象を十分に利用するスイス人、スイス在住者は、とても多いんですね。
最後に、お昼の話。
ショッピングセンターの中で、大きいカフェレストランの隣に、小綺麗で小さな寿司レストランを発見したので、入ってみました。
東京、札幌、横浜というセットメニューの中から、北海道への憧れを隠しきれず、札幌をチョイスした私たち。
エビ や はまち、いか に ほたて と、14貫の握り寿司に、とびっこのインサイドアウトカリフォルニアロールが6個、あと、軍艦巻も8個で、53ユーロ!
私的には、2人で半分ずつ食べて、まだまだ食べれますが、ランチとしては、結構なボリュームです!
スイスではお寿司屋さんというものに、まだ一度も行ったことがないのですが、日本人経営の日本食レストランとなると、きっと高いんでしょうね…
それにしては、このボリュームとお値段は、いか を除いては、味もとても良かったので、大満足です!
日本のお寿司を知っている私とパートナーとしては、この際、細かいことは言いません。比べちゃダメ。
とにかくドイツでこんなのが食べれるなんて、最高!
美味しいですから、一度、お試しあれ。
スイスでは、安いのか高いのか知りませんが、気に入って買った、ラコステのスニーカー。
私の足は、メンズとウィーメンズの間のような大きさなもんで、メンズコーナーで買ったけど(笑)
たまに、メンズの方があっさりしていて、良いのが見つかることもあるもんですね。
ウィーメンズの商品はキラキラしたもんがついてたり、してました。