先日、チューリヒからの帰り、夕方頃で、電車は8割ほど一杯の中、私は先乗りして、座椅子をゲットできた…
までは良かったのだが…
向かいの中年のおっさんが、座った途端に異臭を放ちはじめ、私の隣は若い男が座り、重い荷物を抱えて八方をふさがれ、
私は動けず。
通路を挟んだところに座っている若い金髪女のイヤホンから、リズム感が分かるほどの音楽がだだ漏れ。
この臭いおっさんが早く電車を降りてくれることを祈りつつ、ただ時間が過ぎるのを待つ。
すると、今度は後ろから泣き叫ぶ赤ちゃんの声…
ここに、中年のおばちゃんの井戸端会議が追加されないだけ、まだマシか。
スイスは、中年のおばちゃんは、かなりうるさい。
そもそも、標準のドイツ語に比べると、スイスドイツ語は少々トーンが高めで、リズム感があり、音も上下に揺れる。
そのため、より、うるさく聞こえる。
私が降りる主要駅の手前で、若い男が降り、私は我慢できず、二階電車の一階部分に降りたのだが、それまでの20分間は、はっきり言って、地獄だった。
ゲームでもして気を紛らわさないと、やってられないぜっ。
途中、臭い中年のおっさんが、
「横から音楽が聞こえてくるね。あんなんだから、よっぽど良い音楽なんだろうね。」
と、スイスドイツ語で言うので、私は目も合わさなかったら、隣の若い男が、
「まぁ、よくあるコトで。」
と返事をすると、臭いおっさんが、
「ある意味、中毒だね。」
と、若い女を批判する一言を放ち、私は心の中で、
”あんたの異臭の方が、1万倍迷惑”
とつぶやいたコトは、言うまでもない。
電車の中の人々の振る舞いは、日本とヨーロッパでは、かなり異なる。
しかし、イヤホンからの音漏れは、世界共通でしょう。