スイスの医者はとてつもなく賢いが、信用はできない | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

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スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。

スイスの医者はとてつもなく賢いが、信用はできない


ということが、ただ言いたいだけなのですが。




スイスの医療システムは、日本とは異なります。
国が中心となる保険ではなく、民間の保険会社と契約したり、保険料も、カバーできる内容、地域などによってさまざまなのです。


大きな違いは、ホームドクターがいることでしょうかね、きっと。

日本やと、

皮膚にいぼができた!!→速攻、皮膚科へ

なんか、風邪っぽい!!→近所の内科医へ

関節が痛い・・・!→形成外科へ


とまあ、行きたいところにすぐに行けますが、スイスでは一般的な保険契約では、まずは、「かかりつけの医者」のところに、行かなければならないのです。


事情があって、ホームドクターを変更しようとしているのですが、新しいところに行ったら、「あなたは、○○さんのところに通ってますよね」と聞かれましたので。



そして、このホームドクターでは手が負えない、となって初めて、専門医のところへ行くのです。または、紹介を頼むのです。




それでですね、私、こちらに来てから、ひどい花粉症に悩んでいる、というレベルではもはやなく、苦しめられていまして、昨年から、減感作療法という、花粉症を撃退するセラピーをやっているのです。

それで今、ちょうど、チューリッヒの超信頼がおけるドクターのところに通っているのですが、ここの、おばちゃんナースがね、信用ならんのです。



とある日、次回の予約をとりつけるときに、私が言ってることが、通じない。

2,3度言っても、わかってもらえない。


あぁああああぁぁぁ、困った。




そしたら、話を横で聞いていたのか、若いナースがやってきて、すべてを一瞬で理解して、話をスムーーーーズに進めてくれた。


はっきりとした態度、なんてすばらしいのだ。
なんなら、かかっているドクターより、指示がすばらしいではないか。



その時、横に座っていた若い同僚に、「手の甲で相手の膝元をたたく」仕草をしていたのだが、これってよく、「あの人って、ちょっとねぇ・・・」みたいな内容の時にする仕草。


きっと、私との会話が滞っていたのを見かねての、「あの人ちょっとねぇ、こんなことも知らないの、できないの!?」みたいな意味だったと推測するが・・・



次回の予約をいつにするか、は非常に重要で、本来ならドクターが管理してくれても良いぐらいなのです、私の場合。


しかし、予約は常は、受付でするもの。
あのおばちゃんナースの言う通りにしていたら、先延ばしにされて、とんでもないことになるところやったぜ・・・



自分のドイツ語がしょぼいから、理解されないのではないか、とか、いろいろ不安になってしまうが、若いナースにはきちんと伝わって、思い通りにことが運んだので、本当、一安心。




スイスでは、薬をもらう時にも、箱でまるまる買うんです。
日本みたいに、部分的に袋にいれて、もらいません。


そんなに、いらねーよ!!


といつも思うし、無駄に余ることが多いんですがね。
全部使い切ったのは、ヘルペスでもらった薬ぐらいか。

それよりも気がかりなのが、薬についての説明が、日本よりは少ない気がするんですよ、圧倒的に。薬を摂取するタイミングと方法、いつまで、くらいでしょうか。

箱の中に入っている、薄い説明書を、必ず読んで、副作用、服用の仕方、とか、自分で確認するのが必須条件、という感じがするんです。



スイスの医者となれば、頭がぶったまげるほど良いのだと思います。


だからと言って、必ずしも、=良い優れた医者、とはならない。

学校のクラスメイトが、こんなおもろい話をしてたのだけども、ある日お腹が痛くてホームドクターの所にいったら、自分を看るでもなく、本棚から分厚い本を取り出して、それを、症状と照らし合わせて、診断されたのだとか・・・


そう、スイスの医者は、触診が嫌いなのだろうか?



とにかく、言われっぱなしになるのではなくて、疑問があれば、バンバンぶつけて、自分の身を自分で守ることを実践しなければ、必須の健康診断もないこの国では、健康面が不安です。