本当に嬉しいこと | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。


土曜日。
私たちは友人に招待され、出かけていた。
彼の友達でもない、私が作った友達だ。
まだまだ、日本の友達のように…とはいかないけど、
おそらく他の誰よりも、回数的にも会っていると思う。




友達2人とそのパートナーなので、3カップル揃った。
ここも嬉しいポイント。
やはり、2人だと、寂しい。
けど、4人だと、2人ずつに別れても悲しい。



実は私にはずーっと前々から、漠然と思い描いていたことがあった。
まだ結婚とか、その相手とか、具体的なことは抜きにした時から。




それは、もし、自分が結婚して、友達も結婚したりしたら、
そのパートナーも含めて、家族ぐるみで遊んだりしたいな、ということ。
もうすぐ三十路。
やはり、想像力だけは、立派だった。



昨年、私の古くからの日本の友人も結婚した。



けど、私は、スイスへ来てしまったために、もうこの漠然とした憧れも、
叶えることができないのかな、と思っていた。
距離が離れると、会う機会も減る。
長い付き合いなので、離れたくないしまた、離れていくことも無いけど、
やはり、一緒にいろんな所へ出かけたり出来なくなるのが現実…



日本なら、すべてが簡単だ。
友達も家族もいるし、仕事だって見つけられる。




けど、スイスへ来た。
実をいうと、こんな年になってから、仲の良い友達なんて、もう出来ない…
と、諦めていた。



土曜日に会った人たちと、これからどうなるか分からないけど、
そういう、家族ぐるみの付き合いが出来るかもしれないと、希望が生まれた。



近しい友達ができることを諦めていたから、土曜日、こんなことを言われて、
すっごくすごく、嬉しかった。


「誕生日いつなの?じゃあ、一緒にお祝いしましょー!」




もうすぐ訪れる私の誕生日を一緒に祝おうと、提案してくれた。
正直、嬉し過ぎて、心で泣いた。



ここスイスでは、スイス人パートナーやその家族以外では、
誕生日を祝ってくれる友達なんてもう、出来やしないと諦めていたから…





だから、本当に嬉しかった。




「別に、友達なんて作るの簡単でしょ?
日本人だって、いっぱいいるでしょうが。」




と思われるかもしれないが、ポイントはそこではない。



確かに、表面的な付き合いなら、なんぼでも出来ると思う。
出会う人すべてに、それなりに対応していればいいんですから。



けど、そんなの、友達じゃないでしょ。
友達っていうのは、共感したり、本当に相手のことを心配したり、
喜怒哀楽を分かち合ったりしながら、共に成長していくものだと私は思う。






私はそれほど、積極的なタイプではない。
どちらかというと、受け身です。
それに、そんなに簡単に心をひらくタイプではないんです。



よく考えるタイプではあるけど、人を見る時は、直感で見ている。




この人と友達になりたいと思ってはじめて、連絡先を自分から聞く。



振り返ってみるに、私を取り囲む友人たちはみな、同じ雰囲気を持っている。




全くもって、不思議なものです。





ようやくスイスにも、春、というか、夏が来たようです。
昨日は、雲一つない、快晴。
本日も、晴れてます!



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