それは…
『 ゴーストママ捜査線 』

このドラマは、警察官である仲間 由紀恵が、勤務中に火事に巻き込まれ、殉死。小学1年生になる息子のとんぼ君(この子が、めちゃくちゃかわいい!!少々、演技が棒読みでヘタクソだろうが!!そんなことは知ったこっちゃない!!)のことが心配のあまり、幽霊になり、この世に残る。お母さんのめがねをかけると、とんぼ君には仲間 由紀恵の姿が見えてしまう。
という、いかにもホラー要素満載のドラマだったわけです。(違)
しかし、このドラマ、面白かった~。こういう、家族愛みたいなの、好きです。
上司の警察官を演じる生瀬勝久も、犬の散歩中に亡くなってこの世に残るんですが、この2人の会話はコントのようで、相変わらず面白い。
豊川悦司&芦田愛菜ちゃんの親子愛ドラマ。
若年性アルツハイマーのお父さんと、その8歳の娘の話。
あまりにキレイな話すぎて、「子供って、こんなに、ませた発言するのか…」って疑問に思いながら見てたけど、父娘の間にある愛情は十分に伝わってきた、良いドラマだった。
しかし!!!!
このドラマで私が目を付けたのは、芦田愛菜ちゃんが演じる美雨ちゃんの友達、『コタロウ』である。このコタロウ、小学2年生とは思えないほど、ウィットに富んだコメントを放つので、目が離せないのである。
自分が良い子でいれば、お父さんのアルツハイマー病が治る、と信じている美雨は、友達のコタロウに聞きます。
美雨 「良い子になるには、どうしたらいいの?」
コタロウ 「あのなぁ、良い子っていうのは、大人にとって都合のよい子、って意味なんだ。あいさつして、宿題やって、言うこと聞いて。そうやってりゃ、いいんだよ。」
コタロウよ…お前は、スゴイぜ。
そして、学校で、「ぼく・わたしの宝物」というテーマの作文の宿題が出たときのコタロウは、隣に座っている美雨に対して、迷わずこう、話すのである。
「俺にとっての宝物は、金(カネ)だな。」
そして、授業参観の当日に発表された、コタロウの作文は、
「ぼくの宝物は、貯金通帳です。いつも、お小遣いやお年玉をもらうと、貯金します。しかし、それがたまに、全部貯金されていない時があります。お母さんが使うからです。お母さん、これからは、僕のお金を、しっかり預けてくださいね、お願いします。」
もう、コタロウのパーソナリティには、絶句である。(笑)
たとえ演技であったとしても、自分の子供に、しかも8歳前後の子供に、絶対にこんなセリフは吐かせたくない、と思ったのであります。
この2つのドラマ、どちらも、「家族愛」がテーマでした。
どんなに辛い事があっても、家族で支え合いながら生きていく。家族の絆によってうまれる無償の愛。これは、いつの時代もやはり、本物なのですね。
非常に満足したドラマでした。