私、今、日本なんですけどね!!笑
帰国して以来、ビンボーヒマなしの毎日を送っています。
ブログとかFacebookとか、ほとんど言っていいほど、見てませんでした!
ようやく落ち着いたので、ちょっと書きます。
先週、朝早くに、お寺で開かれる座禅会へ行ってきました。
瞑想をするんです。
一人ひとり用意された座布団の上に座り、
巡回する和尚さんに肩を叩いてもらい、乱れた規律を取り戻す。
*この叩いてもらうことを、「警策」といいます。
曹洞宗では「きょうさく」、臨済宗では「けいさく」と読むそうでして、
私が行ったお寺は「けいさく」と言っていました。
説明では、目は半開き、1メートルほど先の床を見る。
そう言われても・・・
半開きだと床とか、見たくないものがどうしても目に入ってしまって、
集中できない!
和尚ーーー!



しかし、朝の6時から正座して自分と向き合うってのは、
なんて素晴らしいのでしょう。
分かる人には分かる、
お寺に参った後のなんとも言えない清々しさ、
瞑想の後の解放感。
しかしこの、和尚に肩を叩いてもらう「けいさく」。
自らを痛めつけて己を正すっていうのは、日本独特な感じがしますね。
これがまた、日本人の美徳なのかもしれません。
私自身、自分に厳しくある、あり続けるのが、目標です。
普段、スイスでだらだら生活していると、追われるものがないから、
ついつい自分に甘くなってしまう。
眠たいな、と真昼間に思っても、止める人がいないからベッドへ直行。
ドイツ語も、もうちょっと時間を割いてさらなる上達を目指そうって思うのに、
「明日でいいや。」となる。
座禅会でのけいさくは、自らお願いしてやってもらうのですが、
ルールを知らない、
隣に座っていたスイス人の彼は、思ったようです。
2回もたたかれて、きっと寝てる!!
座禅に行って私、どんだけ、寝とんねーーん!!!
実際はもちろん、寝てなどいません。
瞑想の後は、有名なパンをたらふく買い、たらふく食べ・・・
このパン屋で、うっとしいオバハンに出会った。
このお店は朝も早いと言うのに、かなり込み合っていた。
ただでさえ混雑した店内で、いらっとする直前だったのに、うしろから、
「ちょっと、もう少し前いってくれる?うしろ、つかえてんねんけど。」
私の心の声はこうです。
”ババア!!!空気を読め!おまえだけが、前に進みたいんと、
ちゃうねんぞ、こるらぁーーー!!”
この後、スイス人の彼に、『おばさん』 と 『ババア』 の違いを伝授し、
その後の日本滞在中のネタになったのは、言うまでもありません。
それから、鞍馬の温泉へ・・・
スイス人の彼は、非常に、楽しんでいたようです。
日本料理も喜んで食べるし、座禅も楽しんでいたし、温泉も…
新しい体験をたくさんしてもらえたようで、私としても嬉しかったです。
座禅など、外国人のかしこまっている姿は、妙に不思議なものです。