日本的過ごし方 | スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス突撃奮闘日記☆ロードオブ移住

スイス生活14年目突入。
スイス人パートナーと2019年、2022年生まれの息子達と2024年生まれの娘の5人家族。
スイスでの日常生活、
面白いこと、腹立つこと、
いろいろ日記として書いてます。

タイトルの日本的、と言いますか…

私、今、日本なんですけどね!!笑

帰国して以来、ビンボーヒマなしの毎日を送っています。
ブログとかFacebookとか、ほとんど言っていいほど、見てませんでした!
ようやく落ち着いたので、ちょっと書きます。



先週、朝早くに、お寺で開かれる座禅会へ行ってきました。
瞑想をするんです。

一人ひとり用意された座布団の上に座り、
巡回する和尚さんに肩を叩いてもらい、乱れた規律を取り戻す。

この叩いてもらうことを、「警策」といいます。
曹洞宗では「きょうさく」、臨済宗では「けいさく」と読むそうでして、
私が行ったお寺は「けいさく」と言っていました。


説明では、目は半開き、1メートルほど先の床を見る。
そう言われても・・・
半開きだと床とか、見たくないものがどうしても目に入ってしまって、
集中できない!
和尚ーーー!クララ(低燃費)汗汗


しかし、朝の6時から正座して自分と向き合うってのは、
なんて素晴らしいのでしょう。
分かる人には分かる、
お寺に参った後のなんとも言えない清々しさ、
瞑想の後の解放感。

しかしこの、和尚に肩を叩いてもらう「けいさく」。
自らを痛めつけて己を正すっていうのは、日本独特な感じがしますね。
これがまた、日本人の美徳なのかもしれません。
私自身、自分に厳しくある、あり続けるのが、目標です。
普段、スイスでだらだら生活していると、追われるものがないから、
ついつい自分に甘くなってしまう。
眠たいな、と真昼間に思っても、止める人がいないからベッドへ直行。
ドイツ語も、もうちょっと時間を割いてさらなる上達を目指そうって思うのに、
「明日でいいや。」となる。


座禅会でのけいさくは、自らお願いしてやってもらうのですが、
ルールを知らない、
隣に座っていたスイス人の彼は、思ったようです。

2回もたたかれて、きっと寝てる!!

座禅に行って私、どんだけ、寝とんねーーん!!!
実際はもちろん、寝てなどいません。


瞑想の後は、有名なパンをたらふく買い、たらふく食べ・・・
このパン屋で、うっとしいオバハンに出会った。
このお店は朝も早いと言うのに、かなり込み合っていた。
ただでさえ混雑した店内で、いらっとする直前だったのに、うしろから、

「ちょっと、もう少し前いってくれる?うしろ、つかえてんねんけど。」

私の心の声はこうです。
”ババア!!!空気を読め!おまえだけが、前に進みたいんと、
ちゃうねんぞ、こるらぁーーー!!”

この後、スイス人の彼に、『おばさん』 と 『ババア』 の違いを伝授し、
その後の日本滞在中のネタになったのは、言うまでもありません。


それから、鞍馬の温泉へ・・・


スイス人の彼は、非常に、楽しんでいたようです。
日本料理も喜んで食べるし、座禅も楽しんでいたし、温泉も…
新しい体験をたくさんしてもらえたようで、私としても嬉しかったです。


座禅など、外国人のかしこまっている姿は、妙に不思議なものです。