牢獄にいた友人を持っていますか?
牢獄に居るとは、
それがどういう状況なのか、
想像できますか?
政治のせいで国が安定せず、逃亡。
家族と3年半も離れ離れになる生活が、
想像できますか・・・?
どうして、自分の国には、
食べ物もないのか、
どうして、自分の国の人々は、
十分な水を飲むこともできないのか?
いったい、何のせい?
土地のせいじゃない。
人々のせいじゃない。
政治のせい。
こう、彼は言いました。
彼というのは、
私のクラスメイトのアフリカンです。
そう、断りなしに、
勝手に私の文房具を使い、
断りなしに鉛筆で刺して
私のテキストを汚す、彼です。
彼は、アフリカで、ジャーナリスト
として働いていたそうです。
だから、英語も話せるんですね。
(文法なんてめちゃくちゃですが。
会話だけなら文法はいらない、
ということの証明ですね)
自分とは、あまりにかけ離れた、
想像すらしがたい環境で
生活をしてきた人が、目の前にいる。
かなりの衝撃を受けました。
それを、悲しい目をしながらも、
たんたんと話す彼に、
またまた衝撃なのでした。
驚いたことに、スイスには、
アフリカの人がたくさんいます。
最初、何でかなー
と思っていたのですが、
スイスでは、
政治上の亡命を求める人たちに、
資金的、生活的援助を
行っているのです。
聞いたところによると、
スイスだけではなく、
ヨーロッパの他の国も
行っていることなのだそうです。
日本は移民規制もありますし、
難民受け入れというのも、
積極的にはやっていないので、
あまり、ピンとこないのですが…
陸続きの国ならではですね。
そして、もちろん、
国が全部払っています。
生活費、住居、ドイツ学校代…
驚いたことに、
このドイツ語学校で出会う
アフリカの人たちは、
皆、iPhoneを持っている…
それも、国が払ってるってこと、
ないよね…????
私ですら、持ってないのに!!
ムキーーー!!(違)
また、余談ですが、
スイスの政治は日本とは違います。
何か、法律や条例が決まるとき、
国の意思決定は、
国民の投票によって、
行われるのです。
最近、スイスの政治について、
簡単に勉強したのですが、
やはり、こちらでは、
保守派が大半を占めています。
日本で言ういわゆる、
自由民主党です。
(ちょっと今、逆転中の
日本ですが…歴史的に見れば、
日本も保守派が中心ですよね)
つい最近、目にしたのは、こんなの。
私の住む街から、車で少し行くと、
Einsiedelnという街があります。
そこには、
立派で大きな教会があるのですが…
そこを9年かけて修復するのに、
いくらだったかな…
8億円か80億円
(ケタが全然、違うやん!!!
許されない間違いですね…)
ほどをかけて修復するのに、
賛成か反対か。
日本であれば、
国民の意思など反映されない所。
せいぜい、その街の人たちが
小さな町役場に集まって
反対するくらいでしょう。
(ドラマの見すぎ!!)
しかし、この大きなお金、
もちろん国民が支払った
税金から支払われるので、
(スイス人は
血税というイメージじゃない。
そんなに、汗水たらして、必至で
仕事をしている人たちに
見えないので!!)
投票する側も、
真剣に考えるわけです。
投票用紙のほかに、
小さくて薄い冊子もあって、
それを読んで、詳細を知るんです。
あるいは、その冊子を読まないと、
何の事だか分からない
議題もありました。
スイスが良い国、
と言われる所以は、
こういう所にもあるのでしょうね。
話がそれましたが、
スイスに来て、
いろんな人に出会って、
島国で、外国を見る必要もない
そんな枠からははみ出して、
自分の知らない世界を知る。
こういうのは、
とても貴重な経験です。
最近、毎日ブログを更新できている…
ドイツ語の勉強さぼって、
何やってんだ…
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