さて、DDT総選挙の季節がやってまいりました。
今年は何気に勝負に出る必要があるな、と思ってるのですね。
なぜなら、今がDDTのこれからにとって大切な時期だから。
というわけで、まず最初に私の公約をご紹介します。

①DDT総選挙の廃止
②賞金でどうでもいい広告を打つ

で、本日ここで触れるのは①について
私、DDT総選挙に関して昔からずっと思っていることがございまして。
あ、でも全部は言わないよ。少なくともブログでは。
プロデューサーの時にやりゃよかったじゃんとも思われるかもしれませんがね、
それはそれで難しい面もあるのですよ。それもすまんがここでは言えん。
そういう闇吐きトークイベントは要望があればやるかもしれん。
もしくは、私が枕営業で闇堕ちしてブログで洗いざらいゲロった挙句業界から飛ぶときにでも。
ホラ、こういうところってあくまで私の主張の場だから、私視点の意見しか言えないのです。
すると、私にとって都合のいい事実しか述べない可能性があるわけじゃん。
例えば「自分、殴られたんです」って主張したとして、実は先に自分が殴っていたり挑発してたりしたことを表に出さないで「殴られた」という部分だけを述べる。
これはフェアじゃない。
今のはわかりやすい例えだけど、生きてるとけっこう相手の意向だったり善意だったりに気づけないものなのですよ。
「自分がつらい目にあった」って事だけクローズアップするんじゃなく、なんでそうなったかまで考えられる自分でいたい。
まあ、これはあくまで私の美意識の話だけども。
話がそれましたな。
 
なので、DDTにはDDTの都合があるし、総選挙を開催する必要があってそうしているという理解もしている。
ただ。
それを踏まえてもなお、今年で終わらせた方がいいんじゃないかと私は考えていて今回の公約に至りました。
理由としては、選手の価値はこの総選挙で決まるものではないよ、という事。
元々、DDTは多様な価値観が混在するリングだったはずなのです。
でないと、私なんかが生きていけないからね。
 
 
これまた話がそれるけども、私個人にメールや口頭最近ではDMで届く批判の変遷として
プロレスできないからキャラに走っている→
(正しいけど、それで結果出してやるわい)→
調子に乗ってる→
(正しいけど、言動自体は昔から変わってないよ)→
飽きた→
(確かに基本技の装備は同じだけど、相対的に毎回切り口違う…はず)
面白くない→
(それはごめん。好き嫌いだから)
偉そう→
(スタンス&立場&環境が変わってそう見えるのは申し訳ないが、前からやで)
プロレスできないのに→
(いや、だからね)
 
主にはこのループ。
この17年で3~4回転くらいしてる。
私を傷つけたいのであれば、もっとハッとするような意見を頂ければ。
今で言うと「怪我しちゃだめだよ」は素直にゴメンと思う。
今まで怪我してなかったからこのスタイルでできてた部分はあるからね。
ハッとはしないけどしみじみと落ち込みます。
一応、どんな意見も即スルーではなく一度受け止めるつもりはありますので。
 
 
話を戻しましょう。
DDTは多様な価値観があってもいいリングだという認識です。
私にとってはね。
でも、このDDT総選挙ってのは、票という価値観にすべてを委ねる制度なのですよ。
で、票を獲るには、基本的には好かれなければならない。
それだけならいいんです。たまにはそういう期間があってもいいでしょう。
でもね、問題は選手に迷いが生じるってことなんです。
総選挙は目に見えている部分の底力っつーか人気であったりがモノをいうシステムで、
票につながらない目に見えないところの能力の評価がされないわけです。
でも、お客さんには伝わらないけど縁の下の力持ちは確実に存在する。
私は、その存在を心から尊く思っているのですよ。
プロレスだけでなく、一般社会でもね。
認められないポジションでも愚痴も言わず(言ってもいいけど)頑張ってる人には胸を張ってほしい。
会社や団体や世の中の人がなんとも思ってなくとも、
少なくとも私はそういう人を尊敬してる。
だから、私はこの機会にも言いたいし実際にこれまで言ったこともあるけども
「総選挙の結果が選手の価値をそのまま決めるわけではない」と心から思うのです。
 
そんな私の思ってることなんて、お客さんには関係ない。
実は、そう言われてしまえばそこまでなんだけどね。
 
ただ、総選挙のシステムというのは、
票を持っている実際の顧客だけにしか目がいかない選手が増えることは事実です。
顧客に目を向けることが悪いって言ってるわけじゃない。
むしろ、顧客は大切にしなきゃいけない。
でも、それが全てだとちょっと話が変わってくる。
「面白そうなことやってるなぁ」っていう、
直接お金を落とすわけではないけど知ってくれる潜在顧客を刺激する役割の人が評価されないわけだから。
そういう役割の人は現行の総選挙システムでは生まれにくい。
失点を気にしすぎてディフェンシブになる選手が増える。
好かれるけど同時に嫌われるタイプ、弱くてことあるごとに滑るけど実は欠かせないタイプ、派手ではないタイプ、いわゆる癖のある選手は今のこの土壌だと評価されにくいし生まれにくい。それを目指してるなら、いてもいいのに。
だから、私は総選挙を廃止したい。今だからこそ。

で、廃止を訴えるのはいいけど、じゃあ他に何をしたらいいのかという話を。
反対だけは誰でもできるからね。
という事で、DDT総選挙を廃止することができたならば、
私はもう一度「夢」について考え直してもいいんじゃないかと思うのですよ。
 
今の時期に頑張って1位になってタイトルに挑戦する。
それはそれでいいかもしれん。もちろん否定はしない。
でも、それで何が残る?
 
一方で、夢は紡がれていく。
だから、年間での一期間は「夢」に焦点を当てたシリーズがあってもいいんじゃないか。
肉体的、技術的に強い弱いだけじゃなく。
想いの強い弱いを競う期間をつくる。
 
…という代案を提案をしたいのよね。
それが現実的かどうか、実現するかどうかはさておき。
 
…あ、思いのほか長くなったんで、廃止した先の代案の詳細については別の記事で近いうちに。
 
というわけで、今年こそ切実に、私 男色ディーノに清き一票を。
うん、清くなくてもいいや。
いつもだったら試合見て決めてねって思うんだけど、
今年は遺憾ながら、怪我してしまってなかなか試合出られないんで。
私の政策?というかDDTの変化に向けて一票というか何票かくれないかウホッ。