誰が「アナル」というワードを考えたのだろうか。

このことを考え出すと夜も眠れない。

まさに今なんだけど。

 

昔からそうだった。

アルゼンチンがあるのに、なぜナイゼンチンは存在しないのか。

ナイゼンチンだから無いのか。

でもそれならばアルジェリアとナイジェリアが共存する説明がつかない。

そうやって考えたら夜眠れなかった。

 

星座を絵に見立てた人はどうかしてると思っていた。

それとも、おうし座がどう見ても牛に見えない私がおかしいのか。

まあ、12星座はいいとしよう。

オリオンって誰?

さも当然のように名前がついてるけど。

すごく考えて、朝方出したケツ論は「受け入れるしかない」だった。

 

で、アナル。

要は尻の穴って意味なのだが、

下品なワードであるはずなのに
見事に造形を過不足なく表現した語感が絶妙過ぎて

むしろ感嘆を禁じ得ないと私は思っている。

極端な話、私個人は下品だと思っていないし、

日本語の芸術だと思ってさえいる。

 

でも最近、っていうかさっき問題が起こった。

というのも、アナルは形容詞であるというのだ。

wikiがそう言っている。

名詞はアヌス。それは知っていた。

でも、アナルも名詞だと思っていた。

そう使っていた。

ゲイムの名前入力でも「アナル」がNGで「アヌス」はOKっていうモノが多い。

だから、アヌスは学術的用語で、アナルは俗称だと思っていた。

実は違ったのだ。

ショックがデカい。

今まで、何だったのか。

私は何を信じていたのか。

私は、何のためにプロレスラーになったのか。

名詞がよくて、形容詞がダメってどういうことだ?

 

わかっている。

アナルは裏切っちゃいない。それはわかっている。

私が勝手に期待をし、胸をときめかせていただけ。

いつだって、期待なんて周りが勝手にかけて、

勝手に失望するだけなのだ。

だが。

どう考えてもアヌスよりはアナルの方がしっくりくる。

だってちゃんと穴を内包した言葉なんだもん。

私は声高に叫ぶ。

アナルでいこうよ、と。

しかし、その声は届かない。

私がどれだけ眠れなくても朝はやってくるし、アヌスはアナルにはならない。

今、朝5時を過ぎた。

ケツ論を出そう。

受け入れるしかない。

 

ああ。あの頃と一緒だ。
私は何も成長してはいない。

私は納得していないのに、眠るしかない。

 

おやすみなさい。