年齢を重ねていくということは、

言うなれば出会いと別れを重ねていくということだ。

私が身分不相応にここまで来ることができたのは、

ひとえに運が良かったからだと思っている。

ということは、すなわちここまでいい出会いと別れがあったから

私は今ここにいるのだろう。

私は今んとこ人生が楽しくて、

そしてこれからも楽しい人生を送るつもり満々。

そのためにプロレスやっとるのだからな。

前も書いたけど、私の葬式にはトラップをいくつかセッティングして、

式の参列者を困らせようと思っている。

まず、写真を超修正するね。

お目目パッチリに。

あと、座布団のいくつかにブーブークッションを混ぜる。

お経を読んでもらうお坊さんはなるべく黒人さんをチョイスしてもらうし

なんならちょっとだけつられる様にお経がHIPHOPでもいい。

若干。崩しすぎると面白さに慣れちゃうからごくたまに。

南無阿弥陀仏YO!宝蓮華KYO!

線香は線香花火ね。

もちろん棺を開けたら「返事がない。ただの屍のようだ」の落書きも。

式の最中、ちょくちょく本場の発音で

「ヴァイオゥ ハザァァァァードォ」ってゲイム開始した時の声出してもらって

急に停電になって参列者にギョッとさせて、

なんならゾンビが柱の陰から見てて。

で、外国人が銃持ってやってきてゾンビ退治するのかと思いきや

ちょっとした段差飛び降りたら倒れて、救急車で運ばれて。

で、「スペランカーかい!」って黒人のお坊さんがツッコんで。

そんな感じで楽しくやってもらいたい。

たぶん誰もやってくれないだろうけど。

でもそれをやっても怒られずバカ負けしてもらえるくらい楽しい人生を歩みたい。


何だ急に?と思われるか?

そうなんですよ。急なんです思いついたの。

というのもですね

DDTは最近ニコニコ動画で中継始めたんですけどね

DDTの試合を動画で見てて、私も何らかの形で出演してて

そうするとね、動画を客観的に見ちゃうんですよ。

でその画面の中見てたら、なんか普通に生きてると

きっとやらないことをやってんのよみんな。けっこう全力で。

今のプロレス、しかもインディーなんて

そのやってる事の労力に比べて報われないことが多い。

人の前に出る仕事は多々あるけど

こんなに無駄に何かのために戦ってる職業ってないよきっと。

お金じゃなく、ランキングでもなく、将来の認知度でもなく。

今の世の中、数が多い方がリスペクトされる傾向にあるから

そういう意味ではタレントさんや声優さんとかアイドルとか

そこら辺の人にはかなわない。

で、見ている数が多い方が傍から見ると輝いているように見える。

資本主義的観点からいくと、それはまあ正しいよね。

儲けるためには数字が多い方がいいから。

でも、プロレスラーは戦っている。

報われるとか報われないとか

数が多いとか少ないとか関係なく。

自分がどう生きるかを確認するために。

超かっこいい。

私はDDTの選手やスタッフが大好きだ。

もっと言うと、DDTじゃなくてもプロレスラーが大好き。

厳密には、プロレスというジャンル自体はどうでもよくて

プロレスラーという肩書もどうでもよくて

プロレスというチョイスをした人が大好き。

プレイヤーじゃなくても、見てる人でも

趣味としてプロレスを選ぶ人、大好き。

なんで選んだのプロレスやねん。

超バカ。

だけど、超かっこいい。

動画見て、そう思った。

そんなかっこいい人たちと出会って、囲まれて、

時には別れて、私は今ここにいる。

楽しい。楽しくしよう。

違うな…楽しもう!楽しくさせてやろう!


数じゃない。

数なんだけど、数じゃない。

武道館も。敵は数。でも、味方も数。


さて、戦うとしますか!

私も、そしておめーもな。