DDTというインディペンデントプロレス団体は

何を思ったかドロップキックという

バーを経営しているのはあまりにも有名である

―民明書房刊 酒と男とあんたと私 より抜粋―


ではなく!


まあ要するにはドロップキックというバーがあるわけだが

私の中でなんか引っかかってたことがあって、

さっきその引っかかりがとれた。

ミスチルだ。

ミスチルのeverybody goesって歌で

「秩序のない現代にドロップキック」

って歌詞があって、

それがなんか引っかかってた。

っていうのも

私男色ディーノは音楽にはとんと興味がなく

よく巷で流れているようなありふれた音楽でも

全然満足できることは言うまでもない

―民明書房刊 中国音楽暗殺術史 より抜粋―


でもなく!


まあ要するには私は音楽に興味がないので

世の中にある数ある音楽の中から

特に自分の好きな音楽を探し当てるような

そんなお洒落な趣味は持ち合わせてはおらず

CMで流れてるような曲を聴いてるだけで

満足できるような耳を誇らせていただいている。

身も蓋もないまとめ方をすると

「ドロップキック」で引っかかりがとれたあと

高校時代よくミスチル聞いてたなあ

っていうのを思い出しただけ

ただそれだけなんだけども

高校の時にこの歌詞聞いて思ったことがあって

どういう意味でドロップキックという技をチョイスしたんだ?

と。

別のフレーズで

「羞恥心のない10代に水平チョップ」

という歌詞もあるのだがこれもまたしかり。

もし、秩序のない現代をぶちこわそう!

という気持ちでこの歌詞を書いたのであれば、

歌詞から伝わってくる勢いはいささか鈍いと判断せざるを得ない。

ぶち壊したいなら、もっと選ぶべき技はあるだろう、と。

誤解しないで欲しいのだが、

何も私はドロップキックや水平チョップを軽んじているわけではない。

ただ!

現実問題、ファイプロで言うところの

グラップリングしなくても出せる技

すなわちY技A技では

イマイチ相手を破壊する気持ちが伝わってこないではないか。

ここは当時で言えば

「秩序のない現代に初公開のタイガードライバー’91」

であるべきだし

「羞恥心のない10代にスティーブウィリアムスが小橋健太に放ったデンジャラスバックドロップ」

であるべきだし

「退屈なヒットチャートに1994年1月4日東京ドームでスコットスタイナーが馳浩にあまりにも唐突で意味のわからない危険技として放ったがゆえに一瞬客席が静まり返った後にどよめいたスタイナースクリュードライバー」

であるべきだ。

…ということを高校の時に思っていたわけだが

今考えてもあの時の私の思想は

何一つ間違っていなかったんだなと。

でも、スポーツ&プロレスBARの名前が

「第1回G1優勝戦のフィニッシュとなった蝶野の奥の手か鶴田が天龍に放った掟破り、いずれかのパワーボム」

っていうのはそれはそれで取っつきづらくはあるのかもしれない。

素敵だけど。

看板出しきれないけど。

以上。与太話でした。


今日のケツ論:でもミスチル嫌いなわけじゃないですよ