出張では答えなかったお悩みをスタジオでお答えしましょう。



Q:今…結婚を迫られてます。相手は同級生で仲は良いんですが、相手はバツいち…子供もいます。自分の気持としては、相手の事は凄い好きなんですが、子供は正直重たいです…。どうすればいいでしょうか



A:これは難しいな。

すなわちバツイチである相手の過去を愛せるかどうか、という問題だ。

確かに、理想を言えば子供も相手の一部だ、と考えて結婚すればいいとも思える。

しかし、実際には子供と相手は別の人間だ。

2人を愛せと言われれば無理が生じてもおかしくは無い。

これは子供を一人で育てようとしている人全てに言えることだが、

子供を産む、もしくは子供がいる状態で離婚するという選択をした場合、

将来自分が人を愛した場合、子供が枷になる

すなわちこの悩みと同じ状況になることを覚悟せねばならない。

それくらいの覚悟がないと、一人で子供を育てる決断をしてはならないのだ。

話を戻そう。

要するに、相手の女性はあなたに「自分を愛しているか?」

という結婚の前提の他に「この子のお父さんになれるか?」

をあなたに突きつけているわけだ。

だが、言っておくが、この状況は子供のせいではない。

子供は何の罪も無く産まれてくる。

その子供の父親になる自信が無いならば、

あなたのために、というかむしろその子の為に諦めることをオススメする。

ただし、この決断はどちらを選んでも少なからず後悔をするだろう。

その時に、相手のせいにするな。子供のせいにもするな。

自分自身で選び、後悔をも自分の糧とできる男になれ。

私が言えることは以上だ。



Q:母は昔から職場や別れた父の不満を私に言っているのですが
その不満の対象が私に向いてきました。
育ててもらった恩もあり、大人しく聞いているのですが、段々腹が立ち、憎らしくなってきました。
殴ってやりたいとも思うのですが、この憎しみをどうしたら解消できるでしょうか。
今の所、他人や物に八つ当たりしていませんが
いつか当り散らしそうで怖いです。



A:これは、あなたが母親をいつまでも目上の存在だ、

と思い込んでいるところから間違いが起こっている。

感謝はするべきだ。尊敬も忘れてはならない。

しかし、老いというものは確実に人間を退化させる。

言い方は悪いが、母上はもう全盛期を過ぎてしまったのだ。

言い換えれば、弱者だ。

あなたはもう母上を人間として超えてしまった。

強者が弱者を殴ってはならない。

これを肝に銘じるのがひとつ。

もうひとつの問題は、あなたが母上を超えてしまったことを

母上は自覚していない、というところにある。

母上の性格が私にはわからないから方法を具体的には言えないが、

母上にその事実を伝える、自覚させることが問題解決のひとつだろう。

一緒に温泉に連れて行って、

「今まで苦労をかけたね」と言ってやるのがいいのか、

母親の食べたい食べ物をさも当然のように食べさせてやるのか。

方法は自分で考えるとして

あなたの人間力を見せ付けてやればいいのだ。

それでもストレスが溜まっていくのであれば、

プロレスをやればいい。

別にプロにならなくてもいい。その時は私に相談して来い。

そういう場を私が作ってやってもいい。

ともかく、ストレスを内に向けるな。いいことは何もないぞ。



Q:父と暮らしています。とても優しい父なのですが、一つだけ不満なところがあります。
それは、大のプロレス嫌いというところです。

プロレスを見ていたら「そんな人間に育ては覚えはない!」と灰皿を投げられました。今では食事中、CSのスポーツチャンネルでプロレスのCMが流れるだけでもビクビクしています。
プロレスが大好きなのに、後ろめたい思いしてプロレス観戦に行ったり、テレビで見たり、と録画したりするのが苦しいんです。どうすれば父は分かってくれるでしょうか。



A:これは、「ゲイに育てた覚えは無い!」

と親に言われたある男の家族の出来事に似ているな。

職業と趣味、という違いはあるが、

基本的には父親としては認められないものは認めないだろう。

これは今後おそらく劇的に変わることは、ほぼない。

では、どうすればいいのか。

プロレスの何が嫌いかを腹を割って面と向かって聞き出し

その嫌いな部分を「それは偏見だよ」と言ってみることから始めてみろ。

きっと父上はニュアンスだけでプロレスが嫌いな部分もあるだろうから

あなたの言い分は認めはしないだろう。

そうこうしているうちに、ころあいを見計らって

「俺は今からプロレスラーになる。今は何歳からでも出来る時代だ」

と言ってみろ。父親は必死に反対するだろう。

そこで、妥協案として

「それならばプロレスラーになるのは辞める、だが、見ることだけは許してくれ」

と言えば、渋々ながら認めてくれるはずだ。

趣味であるプロレスを見続けたいならば

それくらいの嘘は、ついてもいい。

もちろん、スッパリと見るのをやめるのもひとつの方法ではある。



ひとまずこんなものか。

悩みがあればまだまだ聞いてやるが、

8月31日後楽園ホール大会のチケットもお忘れなく。

d-d-damare@hotmail.co.jp



今日のケツ論:メールでもお悩み受け付けますよ!