担任の弁当を奪いに来る生徒達
お弁当の時間、私は新しい友達と一緒に弁当を食べた。
相変わらず冷凍食品のオンパレード。
べつに味わって食べるわけでもないし、
食べる時間はたったの15分間。
友達とのつまらない会話を繰り返していると、
我が担任、負け犬代表英語教師の森Tが、
脱走した男子を追いかけて教室を飛び出したところだった。
すると、ある現象が起きた。
一人の男子が、廊下を覗き込んだ。
「おい、行ったぞ」
どうやら視察役らしい。
そう言った瞬間、男子達の群れが
教卓の上にある森Tの弁当に集まった。
「なんだこの弁当、ウィンナーしか入ってねーぞ!」
そうは言いつつ、ちゃんとしっかり食べている男子達。
味噌汁も、具は全部食べられ汁が底の方に残っている。
「戻ってきたぞー!!」
視察役が叫ぶと、男子達はもとの席に急いで座って、
自分達の弁当を食べ始めた。
森Tが脱走犯を連れて帰ってきて、自分の弁当を見た。
「ねえ、私の弁当のウィンナー、
一本しか残ってないんだけど・・・」
「・・・・」
男子達はわざと別の話に専念する。
担任ももうとっくに気づいているようだ。
ところが・・・、
「あれ!?佐藤どこいった!?」
佐藤とは、めんどくさがりで人生諦めかけたやつだ。
筆記用具と弁当しか持ってこない、
教科書とかはすべて置き勉。
でも教科書を机に広げた姿は見たこと無い。
そいつは、よく時々弁当を食べた後、
保健室か家にすぐ帰ってしまうのだ。
今、そいつの鞄はまだ机の横にかかっている。
・・・まだ、学校にいる。
それを知らない先生が佐藤を探しにまた廊下へ出た。
もう目に見えているのに・・・。
男子達はまた様子を伺って先生の弁当を食べ始める。
「お!こんなところにご飯があったぞ!!」
見事、ご飯は半分に減った。
残り少ないおかずはほとんど食べつくされた。
先生が佐藤を連れて返ってきたとき、また、弁当を見た。
「私の弁当を勝手に食べないで!!!」
もう遅いし・・・。
男子からの返事。
「全部食べなかったから偉いでしょ!?」
何が偉いんだこのヴァカ猿共が!!(笑
まあ、当分このクラスは飽きずにすみそうだ。
ある意味楽しいよ。うん。
この4組という動物園は・・・。