雅楽の先生の失敗談♪ | 猫待ち草

雅楽の先生の失敗談♪

今日の稽古は、先生のお話がメインだった・・・。


せんせー「えー、みんな上手くなってきたね。
      それでもう少し最後の音は短く。
      それとヒューラーさん、



さっきの音間違えたでしょ?(笑」




ヒューラー「ギクッ!(滝汗

          ・・・やっぱり、解っちゃいました?」




せんせー「見事に外してくれたからね~(笑

       俺も昔はよくやったなー。

     今でもやってるけど(笑」



ヒューラー「ええぇーーーっ!!!

        今もやってるんですか・・・?(汗」


せんせー「うん。 舞楽でね、笛の一人が
      わざと違う音を出すんだけどさ。それが合図で
      篳篥や笙、竜笛の人が一人だけで吹いて
      その曲を終わらせるんだ。
      んで、俺がその終わらせる役だった時、

     な~~んか違う音が出てるんだよね。

      おっかしいな~って思って、自分の指見たらさ、


 ぜんっぜん違う音出してるんだわ(笑

    うわぁ~!ヤベェッ!!

      って思って音を直そうにも、すぐ解るんだよ~。
      だからそのまま吹き続けたけど、
      その後、友達から思いっきりバカにされてさ~

     マジで辞めようかと思ったよ(笑

      んで、まだ治ってないから俺の先生に

     「君はいつも愛嬌があっていいねぇ~」

       なんて言われる(笑」

ヒューラー「へぇ~、せんせーにもそんな事あるんだ・・・」




せんせー「でもね~やっぱり、最初は


笛に裏切られたと思った(笑


お前、俺とずっと一緒に
     やってきたやんっ!!!

     ってさ。
     この笛も俺に似たんだろうな~。
     気まぐれだから(笑」
ヒューラー「ですね・・・(汗」


せんせー「あ、裏切られたといえば、
      あの人も可哀想なんだよなー・・・」


ヒューラー「あの人って?」

せんせー「うーむ、その人はねー。



 琵琶に嫌われてるんだよ。





     こういう言い方するとちょっと違和感あるかな?
     でも楽器って、

   本当に生きてるって思う。

     その人が琵琶に触ると何故かいつも、



  琵琶の玄が切れる・・・」





ヒューラー「(背筋が)ゾクゾク・・・」





せんせー「それがさ、手入れがどーのって問題じゃなくて、

  触れただけで切れるんだ。

      その人が可哀想っていうのは、合奏する時、
      前奏が終わりかけてから琵琶が始まるんだよ。
      んでその人が琵琶担当だったんだけど、
      弾く前は目の前に琵琶を置いて、
      そろそろかなーって琵琶を構えようとしたら、



  目の前で切れるんだ。




      最初の方で切れたんなら直せるんだけど!

 弾く時に切れたらもう
       間に合わないんだよっ!!

      いやー、あれは本当に、可哀想だった・・・」
ヒューラー「まさか、その琵琶って*玄象じゃないですよね・・・(汗」

     *玄象 上の写真 安部清明では琵琶鬼として登場している。
                 姿を消した実在した幻の琵琶。

せんせー「はい?」

ヒューラー「何でもありません(汗」

せんせー「その他に失敗したのはー、
      舞王で、みんなでしゃがむところを
      しゃがむの忘れて俺だけ立ってたりとか・・・


     あー!いいのがあった!


      俺じゃないんだけどさ!
      舞楽で剣持って踊るのがあってー、
      剣の下のほうにポンポンがあるじゃん?
      踊る人が剣を振り上げた後、
      あれが俺が笛吹いてる時に

    ポトンッ

      って俺の前に落ちてきてさ~!
      何だこりゃ!?って思ってそれの事だって
      気が付いたら笑いこらえるの大変で~!
      音が震えないようにするの大変だったよ~。

      と、そんな事を話してる間に時間がきてしまった。
      んじゃ、今日はこれで・・・」

ヒューラー「ありがとうございましたー」