~つづき
普段、なんでもリードしてくれる明美が、今回ばかりは、落ち込んでいるように見えた博史は、いつも以上に明美が可愛らしく見えた。
明美『博ちゃん………ケガ……無い?!』
博史『ちょっと痛いけど、大丈夫だょ。』
明美『うん。。。ケガ………無い?!』
博史『大丈夫だよ。早くトレーニング終わらせて、美味しいもの食べに行こう!』
明美『だけど、その前に、ケガ………』
博史(明美!!そこまで、俺の事を!!)
博史は、感激しながらも、ここぞとばかりに、男らしさをアピールしようと、すぐ立ち上がり、しゃがみ込んだ明美に手を差し伸べたが………
明美は、博史を見るどころか、微動だにしない。
博史(おかしいなぁ)と思い、しゃがみ込んだ明美の隣へ、同じようにしゃがむと……
明美の目線の先に、黒い物体が落ちていた……。
博史は、その黒い物体に見覚えがあった。
と、同時に、明美にさえ秘密にしていた事を思い出し、ふつふつと冷や汗が吹き出し、居ても立ってもいられなくなってきた。
その時、明美が声を詰まらせながらも、大声で、
『博ちゃん。。。違うの。¨毛が無い¨の!!!!』
博史『いや、これは………その…………』
博史は、返す言葉もなく、黒い物体を手早く拾い上げ、頭に乗せた………………
~フィクション劇場~
登場人物は、たぶん架空の人物です。内容も、全てがフィクションとも言いきれません。