根なし草 | pissin' against the wind

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22日の木曜日、実家のPCを買い替えるためにちょっとだけ帰省しました。

駅直結のヤマダ電機でPCの相場をチェックしようと、

両親とお店で落ち合うように段取りをし、適当な時間に自宅を出ました。


地元の駅に到着したのが13時過ぎ。

昼間の駅は高校生から大学生くらいの若い子がいっぱい。

自分がいたころとはすっかり変わってしまいました。

全国どこにでもよくある地方都市ですが、

どこもかしこもチェーン店で、画一化したつまらない街に。

吉野家、スターバックス、マクドナルド。

肉食べないから吉野家とマクドナルド行かないし、

コーヒーも飲まないからスタバも要がない。

なんだいこんな店、どの店もいらねえや。

σ(・ε・)がいきつけだったCDショップは外資系チェーン店に潰されました。

地元のお店=ダサい、東京にもあるチェーン店=かっこいい。

そんな価値観がかえってダサいとなる日は来るのだろうか。



などと毒づきながら、駅から出ると。

オーロラビジョンを見上げる人の群れがいました。

13時過ぎだったので、まだ甲子園の決勝をやってました。

片方は地元代表の高校です。

といっても出身校でもないし、おとなりの市代表だから特に思い入れとかありません。

県庁のあるおとなりの市と、新幹線がとまる地元の市は

古くから対立し交流もあまりないのです。


それなのに。

電気屋のテレビ売り場は応援の人だかりが出来ていました。

両親もいつのまにか、テレビの前で動かなくなりました。

老若男女問わずわーわー盛り上がる中、

σ(・ε・)はひとり違うフロアのベンチで座り、音楽を聴きながら

試合が終わるのを待ちました。

結果はσ(・ε・)の地元(といってもとなり)代表が優勝しました。

見ず知らずの人同士、喜びを分かち合う空気になっていた、と思います。


やっぱり地元に帰るのは無理だなあと思いました。

そういう輪に入る気にならない。

さりとて東京に出てきたものの、

何年たっても上京してきた人間であることに変わりはなく、

そこの輪にも入れない。

結局どこにいっても根を下ろせないんだな、と思わされました。


優勝の喜びに沸く高校球児とはまさに対極。

しかし、見ず知らずの人から祝福されることは辛いことかもしれません。

何かを得れば何かを失うものです。

人間関係が希薄な分、わずらわしさもない、

東京でまだ生きていきたいと思いました。