釣果はプライスレス
早朝にベッドを抜け出す。
春は暦ばかりか、まだまだ肌寒い。それでもワイフの眠るキングサイズのベッドに戻りたい欲求を凌駕する行動力が俺を突き動かすのだった。
その原動力こそ「ルアーフィッシング」に他ならない。
眠気はほとんどないが、俺はフィッシングの朝には深煎りのコーヒーを味わうのが通例だ。
お気に入りのケトルにミネラルウォーターを入れて火に掛ける。
そして湯が沸くまでに熱いシャワーを浴びる。バスローヴに身を包んだらコーヒーをドリップするべく手際よくセッティングを開始するのだった。
春先の朝のきりりと冷えた空気に柔らかな湯気とそして洗練された「深煎りモカ・マタリ」の芳醇な薫りが広がった。俺はその薫りを味わいながら今日向かうエリアへの想いをはせるのだった。
それがフィッシングに向かう朝だ。
しかしながら今日はファミリーサーヴィスの日である。
行きつけのマーケットで朝食の為のフレッシュフルーツやミルク、ヴェイグル、パルマ産の生ハムなどを求めに来たのだ。
ここで買うヴェイグルにはスライスしたオニオン、オリーヴ、そしてスモークドサーモンも相性がよい。
そこで俺はフィッシュコーナーへと足を運ぶ。
なかなかのサイズ・・・・
一匹158円てことはこないだ俺が釣ったのは9匹だから158掛ける9は・・・
2千円いかない・・・・・
NOooo!!
こないだの管釣り一日券が4500円でやっとこさ釣ったニジマスが9匹ってこたあ持って帰って売っ払ったとしても元取れてねえじゃんかあぁぁぁっ・・・・・・嗚呼っ・・・・ぁぁ・・・
今日の釣果を「さくら(独唱)」に乗せて
イトウはきっと待ってる 僕とまた会える日々を
さくら並木の道の上で 手をつき転ぶよ
あんなに苦しい時に 竿を買っているから
砕けそうになりかけても 頑張るつもりだよ
霞みゆく景色の中に あの変な音が聴こえる
さくらん 錯乱 今、ひん曲がる
刹那に手をつきシャフトが曲がる
さらばリールよ 旅立ちの刻 まわらないそのニギリ 今
今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
輝けるリールの新調を願う 本当の言葉
移りゆく心はまるで 僕らを脅かすように
さくらん 錯乱 ただ滑り落ちる
いつか買い替える瞬間を信じ
泣くな俺よ 今懇願の時 飾らないあの土下座で さあ
さくらん 錯乱 いざ舞い上がる
永遠にきんきらめくルアーもロスト
さらばルアーよ またこの場所で会える?
さくら舞い散る道の上で
確実に運動性能が落ちているようです。
「カナダ」でいぢめられた鬱憤をここ、「三平タイトル奪還」に成功した人口湖の管理釣り場「HF」にぶつけるべくやってきたのです。湖畔にはすり鉢状に整備されたコンクリートの坂を降りるのですが、足を取られ転倒。
身体は何ともありませんがリールを地面についてしまいハンドルからつながるシャフト(で…いいんだろうか?)が曲がってしまいました。
その上桟橋の上で持参した折りたたみ式の椅子に座るも、こちらは設置が悪かったのか留め金が外れて座っている状態で折りたたまれ「イタズラで座る瞬間に椅子を引かれた人」の様な状態。「釣果報告」ならぬ「スター!どっきりマル秘報告」のように目撃した人全てに「マンボNo.5」が聞こえていたでしょう。
しかもポーチからルアーがばらまかれると言うおまけ付きです。必死に回収するも最低でも4つは湖の底でしょう(泣)。
そんなあまりのショックに「錯乱寸前」の我が心を歌に込めたのでした。
入隊の誓い
今こそだ。
今こそ実行の時なのだ。
「入隊」する。
鍛え上げられたマチオな身体を手に入れるため。
ここに「ビリーズ・ブートキャンプ入隊」に向け自分への掟を定めようと思う。
一つ、あきらめるな
一つ、辛くて休んだとしても、再び立ち上がれ
一つ、「ビリー」をよく見ろ
一つ、「シェリー」ばっかり見るな
一つ、「どっちかと言えば「シェリー」の方がいい」とか言うな
一つ、「シェリー」が「ユマ・サーマン」に似てるとか思うな
一つ、「もうちょっと「シェリー」におっぱいがあればなあ…」
とか思うな
一つ、「「シェリー」って「ビリー」の娘なのに何で…」
とか難しいことは考えるな
一つ、「ビリー」に巨人の外国人助っ人「コトー」の面影を見るな
一つ、勿の論ヤクルトの助っ人外国人「ホージー」も然り
一つ、ましてや「新沼健治」もまた然り
一つ、テレビ通販のCMに出ていた
「ルー・ダイヤモンド・フィリップス」を思い出して
「ラ・バンバ」を歌うな
一つ、ビリーは今や日本人と結婚し、大阪に住んでる事は
忘れてしまえ
さあ、入隊だっ!!
………と言いつつ未だDVDレコーダーに「ビリーズ・ブートキャンプ」のDVDは
乗ってない………












