ゴグマゴグとはイギリスの神話に出てくる巨人。

 

 

GOGMAGOG

 

 

その変な名前で85年に発売された一枚のレコード。

 

I WILL BE THERE

 

 

実態はポール・ディアノ、ニール・マーレイ、ヤニック・ガーズ、クライヴ・バー、ピート・ウィリスとブリティッシュHR/HMシーンで名のあるミュージシャンが参加する一応スーパーバンド。その割にはあまり知られていない、メタル好きでも覚えてる人少ないんじゃないか?

しかも3曲しか入ってないEP/シングルだったせいか日本盤も出てない、なによりBURRNレビューで例によって◯井が41点と酷評したため一切話題にならなかった。MAIDENやWHITESNAKE、DEF LEPPARDと日本でも有名なバンドにいたメンバーが名を連ねているのに。

 

大物が参加してるとは思えないほど内容もしょぼい。3曲とも安っぽいポップHR、タイトル曲はメロディアスで悪くないと思ったらラス・バラードのカヴァーらしいし。ポールの特徴ある声で彼が歌っていることは分かるけど、曲がつまらんからDiANNOよりもずっと落ちる。参加ミュージシャンのファンは必聴必携。。とは決して言えない。

 

 

バンドというよりプロジェクト、活動続ける気があったのかなかったのか知らんけどこの一枚だけで消滅。

調べたらロックオペラプロジェクトの失敗とも書かれていた。メンバーがそういう企画に乗ったらこれだけで終わってしまったみたいな。彼らにとっても黒歴史になってるかもしれない。

 

 

“I Will Be There”