またメタルじゃないメタネタ。これとか、このときみたいな。別にネタ切れじゃない、思い付きでこういうのもやる。

10代後半でHR/HMにハマって以来、聴くのはメタル中心になっていたが、年取ってどんどんそこから離れつつある、だから最近のメタルにはほとんど興味がない。
でも元々そうだった。メタルの前、洋楽に入るきっかけはやはりTOP 40ものだったし、メタル好きになったからといって他が嫌いになった訳ではない、ましてややかましい音楽が好きな訳でもない、良い曲であれば常になんでも好きだ。「◯◯だからだめ」みたいに、ジャンルで音楽を聴くようなことはしない。ジャンル分けは単に便宜上のものに過ぎないのだから。
もちろん昔はパンクが嫌いだったり、今でもラップやヒップホップが嫌いという好き嫌いはあるけどね。
ラップやヒップホップに死ぬほど感動することがあったら、それも変わるだろう。ないと思うけど。

NWOBHM直前、日本でもこの手の音楽が人気あった。
まだメタルとか知らなかったからJAPANやDURAN DURAN、U2やPOLICE、DIRE STRAITSなんかを普通に聴いていたよ。そんな時代を思い出す。


INDOCHINE


アンドシーヌと読む。インドシナのことかな?
メタルとは全く関係ない、しかもネタにしたくせにどういうバンドなのか全然知らない、たまたま1曲知って気に入ったから買っただけ、ロックではあるがメタルの反対、恐らくニューウェーブ系。


L’AVENTURIER


冒険家、冒険者の意、調べたら(タイトルがフランス語だから調べるまでもなく分かっていたが)フランス出身、81年にパリで結成された歴史あるバンド、82年のデビュー作。
まさにその時代のニューウェーブ系ロック、冒頭に書いたその手のとか、A-HAやTHOMPSON TWINSみたいなポップなやつ、PVのイメージ的にCUREとかエコバニとか、ちょっとゴシック系を思い出したりもする。



アルバムタイトル曲 "L'aventurier" は、シンプルながら寂しげなメロディが冴える佳曲。この曲がとても心に残った。
フランス語で歌ってるからイギリスのバンドとは違う感触、メロディにもどこか柔らかさがある、これはフランスメタルに感じるのと同じ感覚だ。
メタルでないのはもちろんハードロックですらない、つまらん曲もあるしHR/HM系に比べると軽薄で深みに欠ける、ロカビリーやベンチャーズみたいな曲も出てきてずっこける、でも広い意味でのロックを聴く耳で聴けば悪くない、全7曲で20分ちょいしかないから、あっという間に終わるし。
これしか持ってないけど、他のアルバムも聴いてみたいと思った。





"L'aventurier"


“Leila”


この後も数多くのアルバムを発表。すでにメンバーもVoのニコラ・シルキス以外全て替わり、90年代には一時低迷していたこともあったようだが、現在もフランス本国では絶大な人気を誇っていて、2000年代のライブ映像観たら巨大なステージセットのとてつもないでかい会場で演ってて驚いた。その悲壮感のある壮大なイントロ、大観衆が歌いまくる様は圧巻、日本ではあまり知られてないが、フランスでは国民的なバンドなのかもしれない。


“L'aventurier (Putain de Stade au Stade de France 2010)”


調べてたら去年9月に最新作「13」が発売されたそうで、そのアルバムからのPVがあった。
"Un Eté Français”、翻訳かけたら「フランスの夏」、U2やCOLDPLAYを思わせるゆったりした曲自体はともかく、とても映像が美しかった。


"Un Eté Français”


1313
3,270円
Amazon