チケットはもちろん、Tシャツを始めとしたグッズ関係など、ベビメタに関する物はなんでも非常に入手が難しくなっている。
ライブは行かないからチケットは関係ないしグッズも別にいらないけど、Tシャツはちょっと興味があってオフィシャルのショップを覗いてみたら全て売り切れていた。見事に全部。
今、オークションなどで高値がついているらしい。
手に入らないと思うとよけい欲しくなるものだ。上手い商法だとも思えるが実際それだけ人気があるのだろう。

この前書いた海外のメタル誌、METAL HAMMERとかKERRANGも「安けりゃ買おうか」なんて寝ぼけたこと考えてたら全て瞬殺だった。他の号はいっぱいあるのにその号だけない。
しばらく前のことだが、新たに創刊されたメタル雑誌「ヘドバン」、ベビメタのインタビューが載ってると言うことで、ほんじゃ買ってみようかなって思ったらとっくに手遅れ、これまた完全に売り切れていた。
雑誌は基本的に売り切れたらそれっきり、なのに異例ともいえる重版が決定、それを知って慌てて買った。今の異常人気だったらどうせすぐ売り切れてまうもんね。

ヘドバン

およそ1年前の情報とはいえとても興味深かった。
なるほどね。仕掛人がすんごいメタルに詳しくて、逆にこの娘らが全くメタルを知らなかったことが良かったんだな。仕掛人のメタルへの敬意を真っ白なこの娘らが素直に表現してることや、一般的なバンドと全く違うところからアプローチしていることが。
そして何度も書いてるが、天性の才能ももちろん、この娘らの恐ろしいまでのプロ意識。やらされてるとかそんな批判は全く無意味、彼女らはそんな低レベルで仕事をしていない。
かといってなんの悲壮感もない、大変なのは間違いないが100%楽しんでいることも間違いない。

一般的なバンドが成長していくのと同じように、あるいはその何倍ものスピードで彼女らは成長している。初期のちっこいころの映像を観ればそれは明らか、しかし個人的にはこれ以上成長して欲しくないような気もする。身体的にも能力的にも。
特にSUの唯一無二の歌声、変なテクニックや小細工を身につけて普通のメタル系の女性ボーカルになって欲しくないなぁ。浜田某とか寺田某とかね。そんなのは本職に任せておけばいい。この娘はそういう単純な意味での上手さとは違うところにいて欲しい。

メギツネ

この時点で最新曲が「メギツネ」、てことはこのあとに超弩級の「ギミチョコ!」が出ることになるのか。
凄いなぁ、名曲ばっかり連発してる。相当時間掛けて練らんとメタル者を唸らせる曲は出来んと思うよ。工場で大量生産してるようなA○Bだのとは比較にならん。
来月にはNYとロンドンがあって年明けにはSSA、そして新曲が出るとの噂もあってまだまだ目を離せない。楽しみでしょうがないよ。

いよいよ映像関係もなんか買おうかな。近年のバンド付きのやつなら最高に楽しめると思う。武道館のやつとか、パリ、ドイツ、ロンドン、LA、あるいはソニスフィアとかモントリオールとか、そんなん発売してくれたらいいのに。もうFanCamでさんざん観たけど、いくら臨場感は最高でもやっぱ音も映像も良くないから。

あるインタビュー観たらYUIが好きなバンドを聞かれて「CANNIBAL CORPSE」と答えていた。
おいおい。例え教えてもらったとしてもそんなもん聴かんほうがいい。若い女の子には害にしかならん。無理してメタルなんて聴かなくていいよ。自分の好きな音楽を聴けばいい。



これはなんだろう?
なんかこんなビデオがあって、観たら胸が苦しくなった。YUIMOAの成長が著しい。娘を持つ父親の気分だ。
またBGMがええ曲やなぁ。ベビメタにもこういう優しい曲があってもいいな。

この娘らの無邪気さが本来のメタルの凶暴さや邪悪さとの対極のコントラストになっているのだが、やはりそれ以上にベビメタには儚さを感じる。
じじいになってもやれるロックやメタルとはそこが一番違う。
天使のようなこの娘らがいたからベビメタは唯一無二になった。もちろんそこに計算はあるが、それでも色んな偶然と奇跡の集合体であることを改めて思う。

音楽は聴く物だが、観て楽しめたらもっといい。
気持ちが入ったらもっといいよ。
音楽に限らずそういうのが好きだ。だからメタルが好きだったんだよ。