ロンドンにあったメタル専門レコード店、SHADES。
当時、マサ伊藤も渡英の際によく訪れたと言う。
そのSHADESがレーベルを立ち上げ、第一弾として出たのがこのCHARIOTだ。


CHARIOT


83年、G&Voのピート・フランクリンを中心にロンドンで結成された4人組。84年の1st。


THE WARRIOR


もう懐かしさに顔が緩みまくる。まるっきりNWOBHM。79年~80年に吹き荒れたあのNWOBHMの音そのもの。なんの小細工もないトラディショナルなヘヴィメタル。派手さもなく、これといったセールスポイントもない、しかし好き者には家宝にさえなり得る名作名盤。
ジャケも最高。B!創刊号の輸入盤レヴューに載っていたから覚えている人もいると思う。



85年にEPを出した後、


ALL ALONE AGAIN


86年に同じくSHADESから2nd発表。


BURNING AMBITION


これまた強力作。同路線ながら全てがパワーアップしたような感じ。細かいこと言う前にメタル好きならまず「聴け!」と言いたい。



後にDIRTY DEEDSと名を変え、IRON MAIDENのスティーヴ・ハリスに見出され彼のレーベルBEAST RECORDSから再デビューすることになる。
超大物のバックアップで成功を約束されたと思われたが、残念ながら全く売れなかったようだ。さらにDEEDSになって2枚のアルバムを出すが鳴かず飛ばず。
ピートは2006年にCHAROTを復活させて「BEHIND THE WIRE」を発表した。

1st、2nd共に2004年にCD化されているし、ベストアルバム的なコンピレーションも出ている。
さらに86年当時のライブビデオもDVD化されて出ていた。


SWEATING BLOOD -LIVE AT THE MARQUEE 1986


バンドも観客もヘッドバンギング全開で、男臭い熱気ムンムンの熱いライブ。ギターを弾きながら歌うピートにスター性を感じる。スティーヴ・ハリスが惚れ込んだのも分かるような気がする。



"Warrior"


"Love Or Leave Me"


"Screams In The Night"


"All Alone Again"


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