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隣のテーブルに苦しんで泣いてる人がいると
誰も心からは笑えなくなるのに
隣の国や遠い国で苦しんで泣いてる人がいても
みんな平気な顔して笑ってる
どうやら
みんなみたいな距離感を
僕は持ち合わせてないみたいだ
だから
なんだか心からは笑えないや
君はどの位の距離なら大丈夫?
白
ある日突然
君を全否定する奴が
必ず現われる
そこがゼロポイント
その時に
なにくそって
プラスの方向に動くか
へこんでマイナスの
方向に動くかで
君の人生のベクトルは
激しく変わる
だから
全否定人間が
現われたら
その時こそが
未来を変える
ターニングポイント
ってことで
そんな時は十分
注意した方がいい
全否定人間が
現われたら
ニヤって笑える
くらいの
余裕があれば
もっといい
白
向日葵の黄色が少しずつ色褪せて行き
雲の輪郭がだんだんと柔らかくなって行く
空の天井がほんの少し高くなって
夏の英気をたくさん吸い込んだ季節が
ゆっくりと聖者の行進をはじめた
誰も遮ることの出来ない時のパレード
君の髪が風に揺れて
季節の匂いと黄昏と滲んだ
そんな夜
眠れない僕と君だけに
秋の足音が聞こえた
寝静まっている皆んなより
一瞬だけ早く
こっそりと
ひっそりと
白
たとえ明日世界が
終わるとしても
私は今日リンゴの
木を植える
とルターは云う
明日何があるか
わからない時代の
危なっかしい
僕らは特に
もし誰かを
好きになったら
好きって
やっぱ伝えよう
好きという感情は
とても尊い事だと
在るかわからない
遠い未来で
気付くよりも
その方が
きっといい
今日を生きて
ちゃんと伝えよう
好きな人が
今
いるなら
きっと
それが僕らの
リンゴの木だから
白
太陽が味方してくれる
君はいつか大きな大きな
花を咲かせるだろう
月が味方してくれる
君や僕はきっとどんな闇にだって
迷うことはないだろう
風が味方してくれる
君は遠くどこまでも
どこまでも飛んで行けるだろう
大地が味方してくれる
君は大きな大きな根をはり
天高く聳え立つ大木となりえるだろう
雨が味方してくれる
君は全ての悲しみを隠し流し
全ての命を育む命の素となるだろう
愛が味方してくれる
君は慈愛と優しさに包まれ
貴重な貴重な愛の種となるだろう
白