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BALMAIN 2015-16 AW !!!




 今日はお天気に恵まれた日曜日でございましましたねぇ。。。東京では昨夜から風が強かったようですが、皆様のお住まいの所では何事もありませんでしたか???


 何処かから看板が飛んで来たり、十字架が飛んで来てオーメンみたいに突き刺さったりしていませんか???




 もし、そんな事がありましたら。。。。。。。。。心から、お悔やみ申し上げます。。。。。




 さて、今日はフランスの老舗メゾンBALMAIN(バルマン)の2015-16 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうねぇ。。。


 
 間もなくですが、11/5よりH&Mとバルマンのコラボレーションによるアイテムが発売になりますねぇぇぇ~。。。。狙ってらっしゃる方々も多いのではないでしょうか????バルマンでは大人気のバイカーテイストやミリタリー等これまで数々の名作が登場するみたいで、画像を見ている時点では比較的忠実に再現されているようでしたねぇ。。。


 


 まず、プレゼンテーションで袖を通させて頂いたこちらは、先に発表されているBALMAIN HOMME 2015-16 AW COLLECTIONのアイテムです。ニューヨーク、パリ、香港と世界中の魅力的なメガロポリスを駆け抜ける男性をイメージした、スーピード感に溢れた今季、中でもLAのヒップホップ シーンを感じさせるクールなスタイルには大注目でしたねぇ。。


 私が袖を通しているのはミリタリーテイストのジャケットです。上質なウールをベースに、襟はネイビーのシルクサテンにベルベットのリボンをラインで施しています。胸のエンブレムに用いられているコード刺繍はもちろんバルマンのアトリエによる手仕事で制作されていて、拘りを感じるボタンも実にラグジュアリーですねぇ。。。






 では、2015-16 AW WOMEN'S COLLECTONをリポートして行きましょう。。。


 今回のコレクションについて、クリエイティブ・ディレクターのオリヴィエ・ルスタンはプレスリリースでこんな風に語っています。


 『ここ最近の世界情勢から、フランスには長い歴史と共に刻まれた自由な芸術的活動、そして人権を尊重し続けたスピリットがあることを再認識し、誇りに感じています。このユニークでオープンマインドな姿勢がパリジャンらしいコレクションへとつながっています。


 『ピエール・バルマンや彼と同じ時代を生きた人々はまさにパイオニアでした。彼らは古いしきたりに甘んずることなく、勇敢にアクションを起こし、新しいカルチャーに傾倒し、影響を受けた新鋭的な世代でした。ひと昔前に“エキゾチック”と揶揄された異国の地に根付く伝統や特色を積極的に取り入れ、異議を唱えることに恐れず、新しいクリエーションを発表しました。』



 パリ、、、、それは、様々な文化のるつぼです。。。。カトリックとルイ王朝のクラシカルな伝統を受け継ぎながらも、好奇心旺盛に新しい文化を貪欲に取入れて行く。。。繰り返し革新を遂げ、そしてこれからも進化を遂げて行くパリジャン達へのリスペクトが今回のメインテーマです。




 コレクションは70'Sのキャットウォークにフィーチャーしています。直線的でシャープなプロポーションはセンシュアルなムードに溢れ、袖を通す人々をよりグラマラスに昇華させます。スポーティーなカジュアルさは逆にビッグシルエットで表現されまが、コンフォートなスタイルの中にもハイウエストでキュッとウエストを締めたりと、メゾンを物語るボディコンシャスのアイディアはもちろん健在です。


 カラーはまるでカレードスコープを覗いたようにカラフルです。オリヴィエ・ルスタンが大好きなブラックをベースに、マリーゴールドに始まり、オレンジやタバコ、フォレストグリーンやブルーにパープル。。。。


 エレガントに1トーンでまとめたルックにも想定外のカラーのアクセサリーをコーディネイトしたり、複雑なプリントや気の遠くなるようなエンブロイダリーでは強いカラー同士をぶつけ合い、コントラストを楽しんでいましたね。


 


 まず、ファーストルックにはなんともバルマンらしい、力強いこんなドレスがいきなり登場します。


 マリーゴールド イエローが美しいこちらのフルレングスのドレスは、トップスはブラックのトランスペアレントの上にシルクニットで、まるでタトゥーを描くようにジオメトリックなデコレーションが施してあります。フロントやショルダー、胸の部分にもドレープを取り、フェミニンなディテールが素敵ですねぇ。


 スカートには同じカラーのシルクサテンを用い、実に細かい美しいサンレイプリーツを施しています。プリーツは生地を織ることで伸縮性が生まれるので動き易く、これだけ肌にピッタリと寄添っているという事は相当柔らかいファブリックと思われますねぇ。。。。



 パワフルで自信に満ちあふれた女性の美しさにハイライトを当てた今回、アイテムに施されているカッティングやディテール、プリントまでもが全て直線で表現され実にシャープです。


 こちらのコートのルックも実にダイナミックで素晴らしかったですねぇ。。。ビッグシルエットのテイラードのコートに、ウエストでキュッとサッシュベルトを締めたというコーディネイトなんですが、コートはかなり深くゴージを取り、たっぷりと落ちたドルマンスリーブは今にもウエストに付きそうな程のボリュームです。


 あえてコートとして制作したアイテムをこうやってドレスとして着る事で、襟元のカッティングが思いもよらないラインを描いたり、ウエストに生じるボリュームが楽しかったりと、そんなオリヴィエの衝動的な遊び心を感じましたね。。。。


 真っ白のコートにイエローのベルトと赤いバッグ、、、、ちなみにシューズはパープルのベルベットと、アクセサリーもカラフルにコーディネイトしていましたねぇぇ。。。



 今季レースもいくつか登場していましたが、フェミニンでエレガントなイメージのレースをハンサムに取入れていたのは素敵でした。。。


 アグレッシッブなこちらのルックは、レースのセンシュアルさを表現する為に敢えてシンプルなアイテムに落とし込み、ブラックのプルオーバーとフォレストグリーンのフレアーパンツのほぼ裸という挑発的なルックです。


 パープルのスエードにメタルパーツが印象的なベルトをガチッと合わせ、タキシード風に仕立てられたマリーゴールドイエローのジャケットはなんとスエード。。。。。ゴールドのフリンジが華やかなクラッチバッグと合わせて、実にブリリアントでございます。。。。


 今世界が注目する一番のファショニスタ、リアーナが2014年のCFDA(The Council of Fashion Designers of America, Inc.)に登場して全世界で話題になった、あのクリスタルだけを纏ったようなドレス。。。。ほぼ裸というアティチュードで『リスクを追わないでスタイリッシュにはなれないわ!』とスピーチした姿はセクシーを越えてかっこ良かったですね。


 是非、そのくらいの気合いで着て頂きたい物ですねぇ~。。。。。


 様々なテクニックでジオメトリックな世界が表現された今回、こちらのトップス部分はレザーによって、オプアートのようなパターンを作り出しています。


 数センチ幅のレザーのブレードにさらに細いパイピングを合わせ縫い付けたビスチェは、胸の中心でパープルとオレンジを逆にする事で、立体感やモチーフ自体が動いているような楽しい効果を生み出します。


 まるでエンブロイダリーのように、実に繊細にレザーを扱うバルマンのアトリエだから出来る素晴らしいテクニックのアイテムです。。。


 ええ、、、頼まれても絶対にやりたくない、、、、メチャメチャ面倒くさいテクニックですから。。。。完成出来ないと思います。。。。



 こちらのスカートに施されているような大胆なヴォランを用いたアイテムも今回注目でしたね。


 1945年創業者ピエール・バルマンによって創立されたこのメゾンですが、1982年ピエール・バルマンの死の直後に、クリエイティブ・ディレクターに就任したエリック・モルテンセンのクリエイションでこのヴォランのアイテムが沢山登場しましたね。


 エリック・モルテンセンはピエール・バルマンのアーカイブスの中からコントラストの強い表現や、ダイナミックな素晴らしさをフィーチャーしてブランドの人気を守り、オリヴィエがクリエイトする現在のバルマンにおいてもそのDNAはしっかり受け継がれています。


 張りのあるパープルのベルベットを用いたヴォランはまるで宙に浮いたかのように施され、フェミニンなディテールをアクティブなミニスカートにあしらう事で実にモダンな印象です。ストライプのトランスペアレントのニットはスカートとカラーを合わせ、タバコカラーのスエードのジャケットにはアクティブなキルティングとゴールドのボタンを飾りワイルドに楽しんだルックでしたね。。。



 トランスペアレントでセンシュアルなニットが多かった今回ですが、デイリユースでも楽しめそうなこんなニットも登場しましたよ。


 柔らかいモヘアを使用したアイテムで、スウェットシャツのパターンを使用しています。袖山の部分に袖口迄ライン状にカラーブロックを施す事でスポーティーな印象になり、フロントのパターンが実にグラフィカルで、70'Sのレトロチックなムードも漂います。

 
 ボトムにはドレスに使用されていたプリーツが使用され、縦のラインの切り替えがボディーをスマートに見せてくれます。今回ユニークだったこのプリーツのパンツは、裾に巻きロックを施す事で華やかを生み出し、ベルボトムのような見え方も楽しかったでした。あと、多分着ていて凄いコンフォートな筈です。。。。



 はい。。。。でも、やっぱりHaute coutureをルーツとするアトリエが誇る、最高の手仕事のテクニックを見とうございますよねぇぇぇぇ。。。


 これまでエンブロイダリーの作品が主役!とまでにフィーチャーされていましたが、今季はさりげなく登場しているのが、トレンドでもあるカジュアルなムードともマッチしています。こちらはまるでプリントのようですが、、、、、フローラルモチーフはもちろん刺繍でございます。


 ベルベットの上に極小のビーズを同じ方向に規則的に刺繍する事で、まるでジャカードのように作り上げているのもユニークで、襟やヘムにベルベットをブレーディングする事でシャープな印象に仕上げています。


 スリーブにはゴージャスなフォックスファーを使用して、エキゾティックなムードが漂うルックに仕上げていましたねぇ。。。



 こちらも珠玉のピースでございましょう。。。。?????


 今季のエンブロダリーは実にフラットなのが特徴で、これまで様々な個性的なパーツやロープやレザーのブレード等を編み込んで立体的に刺繍した、このブランドお馴染みのスタイルは少し影を潜めていましたねぇ。。。


 マルチカラーのリボンをボディーに縦横に巻き付けたようなこちらのドレスは、ブラックの部分のベルベット以外は全て手仕事による刺繍でございます。。。フラットな仕上がりにする為にいつもよりかなり小さなパーツを使用しているので、費やした時間も相当な物だと思われます。。。


 リボンが垂れたように見せているのはフリンジ。。。。。こちらも手仕事によりかなり長めのものがあしらわれていますねぇ。。。ビーズのフリンジも今季を代表するテクニックで、いくつかのルックに登場していましたが、全て同じトーンのビーズを使う等、やはりフラットな取入れ方が実にモダンな印象でした。



 ショーのクライマックスには冒頭に登場したようなプリーツを施したフルレングスのドレスがいくつか登場してドラマティックでございましたねぇ。。。

 こちらのドレスはトップスはベルベットの上にマルチカラーのプリーツを留め付けて表現したアイテムで、レイヤーしているかのように見せているのもユニークです。スカートはダイナミックに縦方向で切り替えを入れ、歩く度に華やかに広がるスカートが実にリッチでした。。。



 今季のフルレングのドレスはどれもワンピースの延長として着れそうな軽やかなアイテムが目立ちましたね。2016 SS COLLECTIONではいくつかのブランドで登場しているカジュアルテイストのフルレングスですが、いち早く取入れて年末のパーティーで注目されるのも素敵かと思われます。。。。








 ファッションの方向がさらにカジュアルでコンフォートに向かう中、Haute CoutureというDNAを持つブランドはその方向性を見出すのが困難とも言われる時代、ミンクやチンチラでゴージャスに飾られていたランウェイは、今季シアリングのムートン一色になり、少しでも単価を下げて消費者にフレンドリーにとしたいというブランドサイドの思惑を感じずにはいられなかったシーズンでもありました。。。。。。



 バルマンにおいては、オリヴェ・ルスタンが追求するパワフルで意志の強い女性像というミューズのイメージをブレる事なく追求していたのが実に素晴らしかったですねぇ。。。ジオメトリックなモチーフやビビットなカラーを取入れる事で、シンプルなアティチュードの中にも遊び心を感じさせ、決して退屈ではない秋冬の装いを作り出します。。。


 また、こういうビビット カラーや大胆なモチーフのアイテムって、人はそちらに目が行くのでボディーラインなんかを以外とごまかせたりもします。。。。これスタイリスト的な持論です。。。。



 
 ここで一つ悲報を。。。。このコレクションに先駆けて、バルマンのチェアマンでもあり、ルスタンの良き理解者、友人でもあったアラン・イヴラン氏がこの世を去ったそうです。イヴラン氏は風前の灯火だったこのブランドを生まれ変わらせようと必死になって動き、ルスタンの若い感性を支持し、再びこのブランドをファッションのメインステージに蘇らせた立役者でもあります。





 今回の力強いアティチュードの中には、ルスタン自信のムッシュ イヴランへの敬意と感謝、そして彼が追求し続けたビジョンを完成させる事への誓いでもあり、トリビュートとして発表された事は言う迄はありません。。。。。。



 


 BALMAIN 2015 SSのリポートはこちらからどうぞ。
 BALMAIN 2014-15 PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。





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Viviennne Westwood 2015-16 AW !!!






 はい。サボりました!!!!すいません。。。。もう、週末になっちゃいましたねぇ。。。皆様健やかな週末をお過ごしですか???




 東京はファッションウィークが終了して、一段落って感じですかね。。。でもこの時期はパーティーやイベント等が数多く開催される時期だったりします。。。私も今週もいくつか足を運びましたので、オンタイムのおもしろ画像は、是非、インスタグラムをチェックしてみて下さいね。





 では、今日はイギリス ファッション界に君臨する女王こと、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン ウエストウッド)の2015-16 AW COLLECTIONのリポートをして行きましょうね。



 まず、袖を通させて頂いたのはVivienne Westwood MAN(ヴィヴィアン ウエストウッド マン)のコレクションからのジャケットです。


 ホワイトベースにカラフルなプリントで施されたのは何とお金。。。。。イギリスの紙幣ポンド札です。なんともインパクトのあるプリンント。。。。このブランドらしいアナーキーな気分のジャケットは、第一ボタンの下の辺りでシュッとウエストがフィットした実に美しいシルエットのアイテムです。。。


 イギリスのポンド札の裏面は全てエリザベス女王が印刷されています。表面は5ポンドの女性の社会活動家のエリザベス・フライ(もちろん女王とは別人)、10ポンドの『進化論』でお馴染みのチャールズ・ダーウィン、20ポンドの『国富論』の著者アダム・スミス、持っていると少し使い勝手が悪い50ポンド札のイングランド銀行初代総裁ジョン・フーブロンと皆さん顔を揃えてご登場です。。。。



 イギリスはヨーロッパがEU統合の際も自国だけは加入せずに、ユーロではなくポンドを使い続けています。イギリス人が最も誇りに思い、今日のイギリスをダメにしている『大英帝国のプライド』のせいだとも言われますが、一説には世界一裕福と言われるイギリス王室の財産をユーロに換算出来なかったという話もあります。。。。




 一緒に写っているのは、Vivienne Westwood Gold Label(ヴィヴィアン ウエストウッド ゴールド レーベル)のグランソワレになります。張りのあるブラックxネイビーの大柄のゼブラパターンのサテンを使用したドレスは、袖山やウエスト廻りに施されたボリュームが彼女らしく個性的です。


 襟元のシャーリングの部分には別のプリントを用いアクセントを付け、膝下のマーメイドラインも実に美しいですねぇ。。。






 では、まずPARIS COLLECTIONで発表されている、ヴィヴィアン自身もデミ・クチュールと呼ぶ、彼女の創造力が遺憾なく発揮されるVivienne Westwood Gold Label(ヴィヴィアン ウエストウッド ゴールド レーベル)のコレクションから御紹介して行きましょうね。



 今回のこちらのコレクションのテーマは『UNISEX(ユニセックス)』です。。。。ここ最近ファッション界でキーワードになっているこのコンテンツを、もう、何十年も前から繰り返しユニセックスを表現して来たこのブランドが、新たな解釈を注ぎ込みながら作品に落とし込みます。


 2015-16 AWにおいて、ヴィヴィアン ウエストウッド ゴールド レーベルで提案されるユニセックは、とにかくJoy(喜び)に溢れています。それぞれの性別が持つ本質的な部分や、社会の中に置かれている性別の因習を一つずつ破壊して行く事からクリエイションはスタートします。。。。



 例えばテーラリングのしっかりしたMEN'Sのジャケットを女性に着せてみましょう。。。。大きなショルダーは女性の首や肩、手首等を繊細に見せる効果的なアイテムとなります。。。。例えば男性に女性用のドレスを着せてみましょう。うん、実に面白いシルエットが生まれます。。。


 クリエイションはこうした一つ一つの挑戦の積み重ねで実にユニークな作品を生み、まるでフェスティバルのように楽しい今回のコレクションが生まれます。



 私が個人的に面白かったのは昨今のユニセックスブームの動向として、多くのデザイナーは男でも女でもない、第三の抽象的なセックスレスの性別を生み出そうとしています。。。。が、ヴィヴィアン ウエストウッド ゴールド レーベルにおいてその立ち位置は明確。。。あくまでも女子が着るMEN'S、男子が着るWOMEN'Sというシュールリアリスティックな表現がユニークです。


 そのポイントを明確にするようにより男らしくデフォルメされたWOMEN' SCOLLECTIONは想定外の楽しさとセンシュアルさを生み出します。やはり彼女が目指しているのは、抽象的で受け皿の拾いジェンダーレスな世界ではなく、人々の常識や明確な主張を持ったアイデンティティーのある服です。。。。。。。



 いつもながらに、、、、、、痺れます!!!!!!




 では、そんな宣戦布告とも思わせる強い作品を御紹介して行きましょうね。。。。まずは、ファーストルックに登場するのはこちらのいかにもメンズライク、っていうか、メンズ???と勘違いしてしまうジャケットです。


 クラシカルなイギリスの邸宅のカーテンに用いられるような、重厚なゴブランを使用し仕立てられた二つボタンのジャケットは、まるでメンズのジャケットをそのまま羽織ったような感じですが、、、、、、。。。。


 ショルダーはメンズ以上にデフォルメし外へ張り出し、同じく袖もあえて大きく作られています。男性だとかなりハイウエストの位置、丁度女性のウエスト位置にさりげなくシェイプを入れているのがお解りになりますか?しかも、袖丈は女性の手首が覗くゴールデンポディション。。。。。こういう所がかなり確信犯ですねぇ。。。。


 インナーには胸元が揺れるドレープを少しだけ施したトライバルなプリントのカッソー、スカートに鮮やかなレッドのラフィアを用いたフラ スカートがコーディネイトされています。。。。


 いかにメンズライクに見えようとも、実際に着るのは女性。。。どんなにマスキュリンであっても自分が女性であることを否定している部分は一切なく、ポジティブに楽しむ。。。。。彼女自身の女性としてのスタンスを感じさせる興味深いルックでしたねぇ。。。。




 今季のコレクションは実に楽しゅうございました。。。。まるでハイスクールのプロムナードのように会場には沢山のガーランドが飾られ、ランウェイが良く見えないくらいです。。。wwww MEN'Sを颯爽と着こなすハンサム女子に混じって登場するのは、WOMEN'Sを着た男子達。。。。こちらも、トランスセクシャル的なアティチュードではなく、あくまでも男としてWOMNEN'Sを着ている事の楽しさです。


 よりフレキシブルに楽しめるアイテムとして、今季充実していたのはニットウエアです。伸びるという特性のある素材が女性のまろやかな身体も、男性のゴツゴツした身体をも包み込めるように、今季は特に上質なテクスチャーとそのバリエーションが豊富に登場します。


 こちらのレースのドレス。。。。はい、男子が着ていますがWOMEN'Sです。思ったよりサラリと着こなしているので、アリかな???と一瞬思ってしまいますが、その前に後あと%か体脂肪率を下げないとイケないかな!と思う程の総レースでございます。。。


 もちろん女性でしたら、インナーにスリップドレスを着て頂けると実にエレガントに着こなせるアイテムですし、こういうフェミニンなアイテムを男性を着る事によって生まれる楽しい違和感が今回のコレクションの最大の醍醐味でしたねぇ。。。


 MEN'Sのアンダーウエアも愛好者が多い人気のアイテム。。。。さりげなくアピッておりましたねぇ。。。。wwww



 こちらの坊主頭の男前女子が着用しているジャケットも実にユニークなアイテムでしたねぇ。。。


 アイディアとしてはテイラードジャケットのラペルをグイと引っ張ってボタンで留めたというスタイルですが、あえてこの自然なフォルムを複雑なドレープによって作り出しています。恐らく実際にWOMEN'Sのジャケットをボディーに乗せ、無理矢理引っ張って留めた時に生じる衝動的なドレープを、パターンに落とし込んで作為的に作り出しています。


 キュッと閉まった感じを起こすために緻密にボタン位置まで計算し、引っ張られて吊れているかのようなドレープが、、、、、もう、サイコー!!!!! もちろん、そう見えるだけであって、実際には普通の着心地ですからご安心下さい。。。。


 こちらのテクニック、フランネルのコートでも登場していましたね。そちらは男子モデルが内股をチラチラさせながらランウェイをウォーキングしていましたよ。。。。




 民族や人種の問題はヴィヴィアン・ウエストウッドにとって、恐らく生涯追求していくテーマで、彼女が真に望む世界平和のアイデンティーは作品のエンセンスとしても常に登場するモチーフです。


 今季はBio-Friendly認定のウール素材で、シューメール人のようなペイガンコート(異教徒が身につけているようなフード付きのコートやマント。ペイガン自体には非キリスト教徒、古代ギイシアやローマの多神教徒、快楽主義や等の意味があります。)を登場させたり、先に御紹介したハワイアンスタイルのフラスカート等、トライバルなモチーフがスタイリッシュに登場します。


 こちらはインドネシアのバティックや、シリアやイラクの織物にも見られるアラベスクモチーフが大胆に施されています。ジャカードで織り出した個性的ファブリックはダッフルコートに仕立てられ、ヨークにはビビットなイエローのツイードを飾っていてポップな印象でしたね。。。



 こちらのローズモチーフのドレスも実にエレガントでしょぉぉぉ????

 オーガンジーにかなり大きなペールピンクのローズモチーフと、ドットのパターンが施された生地はオフショルダーから身頃へ繋がる印象的なパフスリーブ、ウエストにはイレギュラーのようにも見えるタックを取り入れ、マーメイドスカートのドレスへと落とし込んでいましたねぇ。。。    

 ヴィヴィアンウエストウッドの貴婦人的なフェミニンなスタイルがお好きな皆様は熱狂しそうなドレスですねぇぇ。。。。。ランウェイでは髪を逆立てたモデルがオフショルダーにして、グランジなムードで着用しておりましたけど。。。。



 後半はドレスのオンパレードです。。。ヴィヴィアン・ウエストウッドらしい独特の生地扱いやボリュームが冴え渡る個性的なアイテムがランウェイを飾ります。もちろん、男子がコルセットのローブ・ア・ラ・フランセーズを着たりと楽しい演出もてんこ盛りです。


 こちら、、、、恐らくですが、一度仕立てたボディーにぴったりとしたドレスを再び解体したようなデザイン。フロントに施されているドレープはサイドにあったもので、そこに差し込みでパーツをプラスし、実にユニークなAラインのドレスに仕立てたようですねぇ。。。

 時として既存のアイテムをボディーの上に乗せると、全く違う物として客観的に観る事が出来て、、Maison Margiela(メゾン マリュジェラ)等、クリイションのスタイルをそこに置いているデザイナーも少なくないですね。


 彼女の手にかかると。。。。もはや原型が何であったかも理解不能な程独自のクリエイションが施され、楽しいピースとなってランウェイを飾ります。。。


 はい、フィナーレは今回のテーマにピッタリとの女子が纏うテーラリングのジャケットと男子が纏うこのブランドらしいコルセットのドレスです。


 ワイドショルダーのビッグなタキシードにショートパンツ、高いクラウンのハットを被った新婦と、コルセットのドレスに鋭角的に広げたロココ調のスカート、ピンストライプのトラウザーを履いた新郎のカップルです。


 女子にMEN'S、男子にWOMEN'Sの要素を取入れていますが、その表現は本来の性を強調するように構成されているのが良くお解りになると思います。


 まさにヴィヴィアン・ウストウッドらしい倒錯とカオスに溢れたラストルック。。。。。実に素晴らしゅうございました。。。。。ってか、これ、、、、着たいんですけど。。。。。wwww





 続いてはVivienne Westwood Red Label(ヴィヴィアン ウエスト ウッド レッド レーベル)の2015-16 AW COLLCTIONを伝えしましょうね。


 ロンドンで発表されているこちらのレーベルはヴィヴァン・ウエストウッドの世界をよりウエアラブルに楽しめるブランドで、先ほど御紹介したゴールドレーベルがデミクチュールとして個性的な表現を追求するラインだとしたら、実際にショップで試着してショッピングが出来る、メインとなるコレクションです。



 今季のレッドレーベルの女性像はこんな感じです。



 イギリスで片田舎で生まれた少女は、自然に囲まれた環境の中であらゆる木の名前を把握し、読書に勤しみます。17歳の時に家族と供にロンドンに移り住み、いつも美術館や博物館を訪れてアートを学び、文化の大切さとリスペクトを抱きます。そんな知性とウィットに溢れたロンドンガールのワードローブを提案するのが今季のヴィヴィアン ウエスト ウッド レッド レーベル。。。。。少しヴィヴィアン・ウエスト自身とリンクしていますねぇ。。。


 また彼女はこんな事も語っています。もし、私達が本来の文化を所有していたら、本来文化だったものが、全く別物の『消費』という物に取って代わられてしまった現在のような状況になる事は無かったと。。。。。


 世界の人口の1%にも過ぎない権力者達がこの世界を支配し、消費を促し、戦争を起こし、世界の人口すらコントロールしようとしています。。。その事に警笛を鳴らし、現実に世界で行われている事に目を向けるように、本当に私達が何を行動しなければいけないかを真剣に考えるように促しています。



 そんな文化に精通し、若いながらも思慮深く物事を考える今シーズンのヴィヴィアン ウエスト ウッド レッド レーベル ガールは伝統と革新、様々な民族性を映し出すような個性的な装いを楽しみます。時にはヘリンボーンのスーツでイギリス紳士のようなマスキュリンなコーディネイトを楽しんだり、時にはドーレープで飾られたドレスでフランス宮廷風に、中東をイメージさせるアラベスクのモチーフはフード付きのケープでミステリアスに楽しみます。


 まず、最初にランウェイに登場するのは、50'Sの英国マダムをイメージさせるクラシカルなルックです。プリンセスシルエットのツイードのコートには、襟やカフスのブラックのを使用した伝統的なフロックコートのスタイルを取入れます。


 インナーにはヌードベージュのウエストにドレープを遊んだ、ニットのアンセンブルを合わせ実にクラシックですが、レオパードのシューズやメタルのワイルドなアクセサリー、何よりもパンクをイメージさせるヘアやメイクが実にアグレシッブでしたねぇ。。。。



 サイビルロウ テイストのマスキュリンなメンズライクなアイテムは、バランスやディテールを再解釈したり、ファブリックをアレンジする事で楽しんでいた今回、クラシカルなテイストをさり気なく漂わせているのも素敵でしたね。


 こちらは、ミリタリーのコートをベースにしたデザインですが、ダブルで重なる部分がかなり深いので、オープンにするとインパクトのある襟が登場します。スロートラッチや大きめのボタン、ポケットのフラップ等もデフォムメさせていて、ストライプにトライバルモチーフがプリントされたしっかりしたツィードのファブリックも個性的でしたね。。。

 
 ニットも遊び心に溢れていましたねぇ。。。今季はこちらのレッド、グレー、ネイビー、オレンジ、ホワイトのマルチボーダーが楽しく、何処と無くエスニックなムードも感じさせます。

 
 ニットのスリーブ、スカートのヘムにボーダーを施し、レイヤーしているジレはこのボーダーをインサイドアウトにしたアイディアから作れていて、部分的にフリンジ状になっているのも楽しいですね。


 レッグウォーマーにもこのインサイドアウトのファブリックを用いて、ヴィヴィアン・ウエストウッドらしい楽しいニットでしたねぇ。。。



 メゾンのシグネチャーとも言えるタータンチェックのジャケットもちゃんと登場しておりますので、コアなファンの皆様はご安心下さいませ。


 今季はこちらのノーカラーのジャケットが素敵でしたね。スペンサー丈でストレートシルエットのボディーはフロントのヘムの部分に個性的なカットを施し、ヘムを斜めにする事でシャープな印象を作ります。スリーブにはオリジナリティー溢れるカフスのディテールがあしらわれ、オーブマークのボタンもアクセントになっています。


 インナーにはストライプにトライバルモチーフをプリントしたシャツを合わせていますが、スタンドカラーがダブルになった襟元がユニークでしたね。


 そして今回いくつか登場していたこのマイクロミニのサリエルパンツ!!!!脇を丸くカットする事でジェギングパンツのようなスポーティーなムードで、これは個性的なコーディネイトが楽しめそうなアイテムでしたねぇ。。。


 こちらは会場で見付けたドレスですが、素敵でしょぉぉ????


 ヴィヴィアン・ウエストウッドはドレープやボリューム等独特の生地扱いがとにかく個性的です。こんなブラック1トーンのフェニミンなアイテムにも、その唯一無二のバランス感覚が見事に表現されて素敵です。


 袖とフロントにかけたこのボリューム感。。。。やはりこういう個性的なドレスはこのブランドでしか手に入りませんね。。。。フェミニンでエレガントなアイテムでも、何処かに反骨精神やアナーキーなムードを感じさせる個性的なアイテムは、酸いも甘いも良く解った、散々色んなブランドを着倒して来た大人女子達に支持されているのも納得ですよねぇぇぇ。。。。




 


 さて、続いてはVivienne Westwood MAN(ヴィヴィアン・ウエスウッド マン) 2015-16 AW COLLCTIONを御紹介しましょうねぇぇぇぇ。



 こちらにおいてもテーマになっているはUNISEX(ユニセックス)です。



 ティーンエイジャーの少女が父親のセーターやボーイフレンドのボクサーパンツを履いたり、ジェーン・バーキンのようにベーシックなメンズのセーターをオーバーサイズで着る事は、時に周囲をドキドキさせる程センシュアルです。『無駄に買わず、賢く選択し、長持ちさせる』というコンセンプトにも通じる性差を越えてアイテムをシェアする事は、楽しみでもあり、時として予測不能な魅力を生み出します。



 今回のMEN'S COLLECTIONはまるで散文のようです。ディテールとアイディアが詰まった個性的な一つ一つのルックがアイデンティティーを持ち、もの静かなアティチュードの中にささやくようにこのブランドのマユフェストを語ります。。。。


 今回はこれまでブランドがクリエイトして来たプリンスコートやチェスターコート等、クラシカルなアイテムが目立ちましたねぇ。。。美しいテーラリングえ仕立てられたジャケットは大きめのラペルやビッグシルエット、ジャケットの後ろ見頃に裏地の生地をアップリケしたり、裾を短く落としたりする事でオリジナリティーをプラスしているも楽しかったです。また、タータンチェックやピンストライプも登場しますが、あえてバイアスで使用したりストライプのゲージを拡大したりと個性的なアイディアに溢れています。



 カジュアルなシーンはリラックスムード満載で、ニット等のコンフォートなファブリックを中心に楽しいアイテムが登場します。先に御紹介したポンド札のプリントやモザイクをかけたプリント、モコモコした風合いのジュートの麻袋のようなニットには、ジョギングパンツやレギンスを合わせてストリー感覚で楽しんでいましたね。



 では、コレクションを見て行きましょうねぇ。こちらはブラウンとブラックのプリス・オブ・ウェールズのコートが素敵なルックです。肩から羽織る事でマントのようなムードで、インナーにはユニオンジャックのカーディガン、また別のクラシカルなチェックのトラウザーを合わせ、ハイカラーのシャツでさり気なくアバンギャルドなムードを楽しみます。



 今回のプレスリリースの中にはイギリスのチャールズ皇太子の行うボラティア活動に対しての賞賛の言葉が添えられていました。『人々にとって良いことは、経済にとっても良く、地球にも良いこと』と語る皇太子は、オーガニックの農場を作りそこで得た利益で基金を設立したり、自信のポディションをフルに活用し環境や人々が幸福になる活動に力を注いでいます。



 イギリスでは皇太子の事を代々プリンス・オブ・ウェールズと呼びます。。。。。まさに、チャールズ皇太子へのリスペクトを表現したかのようなルックでしたねぇ。。。





 ヴィヴィアン・ウエストウッドらしいアイディアをいちいち盛り込んだ今回のコレクション、このブランドのコアなファンなら喉から手が出る程欲しくなるような、様々な伝説的アイテムを再解釈したアイテムも嬉しいばかりです。


 こちらはもう皆様ご存知のアーマー(鎧)のディテールを施したジャケットです。当初、ハリスツイードのクラシカルなジャケット等に施されていたディテールは、今季こちらのようなMA-1のアレンジスタイルで登場していて実にウエアラブルでしたね。。。こちらはブルーバージョンですが、コレクションにはさらにミリタリーテイストの強いカーキで登場していました。


 また、MA-1のデザインはロング丈のコート等でも登場していましたよぉぉぉ。。。



 どんなもんだろう???と着てみました。。。。。はい、高級羽根布団です。。。。嘘。。。。

 
 もの凄い軽く仕立てられたダウンジャケットは、拡大したようなキルティングのグリットが実にユニークで、着るとバックに面白いボリュームが生まれフューチャリスティックなムードです。


 ご覧の通り襟にもディテールが施してあり、ショーではジョギングパンツをコーディネイトして80'S風スポーティーなムードで登場していました。

 
 ほんと、旅先では羽根布団になると思います。。。。www



 こちらのシアリングのファーを使用したコートも素敵でしたね。かつて彼女が発表したパイレーツコレクションのムードをさりげなく漂わせるこちらのルックは、ファーをそのまま羽織ったようにワイルドです。


 かなり深くダブルになるフロントからの襟は左右に大きく広がり、アームホールや袖の内側の縫い代を表にしてアクセントにしています。今季の特徴でもある前身頃と後ろ身頃のヘムの長さを変化させたり、ボタンのベルトの部分にもカットしたムートンを使用するディテールも実にチャーミングですね。


 インナーにはトライバルモチーフをジャカードで表現したニットを使用し、クラシカルな紳士用の肌着のようなコンビネゾンを合わせて楽しかったですねぇ。。。



 コレクション後半にはブラックやネイビー等ダークなカラーのイヴニングスタイルがランウェイをエレガントに飾ります。ベルベットや光沢のあるチェック等クラシカルなファブリックのジャケットやトラウザー。結ぶとスカーフのように跳ねる襟のシャツや、カラフルなボウタイが襟元を飾っています。


 後半に登場したこちらのフラワーモチーフのジャカードも実に美しかったですね。夜に咲き乱れる花々のように、ブラックベースに穏やかなカラートンでブーケが表現されています。


 こちらブラックジャケットのインナーにニットを着ているようなルックですが、ジャカードの部分は実はジレ、インナーには袖にベルベットを使用したスペンサージャケットを合わせ、ニットのように見えるキルティングの部分はシャツ。。。。一見ベーシックに見える装いの中にトロンプルイユを盛り込んで、さりげなくアバンギャルドに仕上げていましたねぇ。。。







 さて最後にヴィヴィアン・ウエストウッドについて少しお話したい事があります。既に発表されている2016 SS COLLECTIONですが、今年の9月の中旬、レッド レーベルがロンドンで発表される数日前、ヴィヴィアン・ウエストウッドは真っ白な戦車に股がり、イギリスのキャメロン首相邸に乗り付けデモ活動を行った事はご存知の方も多いかも知れません。


 これは今年の8月キャメロン首相がイギリス北部でシェールガスを採掘する計画を発表した事に対する抗議したもので、新たな採掘には『フラッキング』という地下の岩盤を高圧の水で破砕する方法が使われます。この際水の中に特殊な化学物質を混入して作業を行うそうで、科学物質による環境破壊はかなり深刻な物です。


 ドイツのメルケル内閣はつい先日、少なくとも5年以内はこのフラッキングを使用するシェールガスの採掘を禁止する法案を閣議で決定し、カナダでは地下の強固な岩盤の破砕で地震が起こり、アメリカ、ニューヨーク州のクオモ政権はシェールガスの開発によるフラッキングの使用を州内において、全面的に禁止する方針を示しています。


 既に危険が明確になっているこの方法を用いて、イギリスと地球環境にダメージを与えようとしているキャメロン首相の政策に猛烈に抗議をする為に彼女は立ち上がり、ツイードのケープに真っ白のプラットホームシューズで首相官邸前でのデモにも参加しています。





 イギリスにおける音楽、アート、ファッション等に携わるクリエイターの多くは自身の強いアイデンティーを持ち、表現者として生きる前にまず人間として何をすべきかという事を哲学的に思考し行動します。政治や世界情勢に無関心な島国の、反体制を論じると様々な差別を受けるというこの国ではピンと来ないかも知れません。




 ヴィヴィアン・ウエストウッドのクリエイションは実に長いキャリアに裏付けされた、クールでファッショナブルなスタイルです。。。。。しかし、彼女の手がけたアイテムに袖を通すのなら、今、世界で何が起こっていて、それに対して彼女がどういう活動をしているか少しくらいはチェックすべきだと私は思います。


 彼女のスローガンも何も知らずに袖を通すという事は、ファストファッションのショップに並ぶアイテムが、某有名ブランドのパクりである事を知らずに袖を通しているのと同じくらい恥ずかしい事。。。。。私にはそう思えてなりません。。。







 ヴィヴィアン・ウエストウッドの服は、人を心の内側から熱くしてくれる服です。。。。。格好ばかりに捕われていると間違いなく服に着られてしまいます。何か大きな大志がある人、自分をしっかり持ったアグレッシブな人、そんな人に是非袖を通して頂きたいですねぇ。。。。




 





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RED VALENTINO 2015-16 AW !!!




 はい。今日はRED VELNTINO(レッド ヴァレンティノ)の2015-16 AWのリポートをお伝えしましょう。




 イタリアを代表するラグジュアリーブランドVALENTINO(ヴァレンティノ)が手がける、より若い、ファッションに敏感なティーンエイジャーを中心に発表するレッド ヴァレンティノ。クリエイティブ ディレクターを務めるのはヴァレンティノと同じく、マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリです。




 まずは、プレゼンテーション当日、会場はこんなに可愛らしいディスプレイが施されていましたよ。レッド ヴァレンティノのプレゼンテーションはいつも趣向を凝らしていて、こんな私でも少し童心に帰ります。。。。。


 今回はサーカスをモチーフにしたアイテムが、なんと空中にフワフワと浮いているではありませんか!!!!天使ちゃんに囲まれている感じでしたねぇ。。。え?召されてる?お迎え?嘘。。。。。床に並べられたピンも、サーカスのジャグリングをイメージしています。。。



 私が抱えているのは、今季のドレスにも施されているサーカスの刺繍をハンドメイドで施したフエルト製のトートバッグです。一つ一つのモチーフが丁寧に手仕事で施されて実にチャーミングなアイテムで、マグネットのボタンが付いているので中身が丸見えになる事もありません。



 いち早く装いを秋冬モードにシフト出来そうな素敵なアイテムでしたねぇ。。。。





 数シーズン前からこれまでのドリーミーなムードに、コンフォートな着心地やウエアラブルなテイストが加わって益々好調なレッド ヴァレンティノですが、マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリがイメージするレッド ヴァレンティノ ガールは実に個性的で様々な表情を見せます。



 考え方は自由で時に型破り、毎日思いつきで自分のルールを決め、とても自然で直感的。夢見がちなロンマティックな部分を持ちながらも、現実的な部分も忘れない。。。。。そんな彼女は音楽やアートにも敏感で、古いものや新しいものを自由にアウトフィットにミックスします。どんなに細かい事でも気に入ったものは全て取入れ、感情的で情熱的。。。。今という時間を謳歌して、ありのままの姿で毎日をハッピーに暮らしている女子達です。



 そんな様々な表情を見せる魅力的なレッド ヴァレンティノ ガールが今季夢中になっているのは、『Kurt Donald Cobain(カート・コバーン)』と『Federico Fellini(フェデリコ・フェリーニ)』。。。グランジ ロックのカリスマとイタリアの超有名映画監督の世界を自由にミックスさせ、自分のスタイルに取り込んで行きます。



 まずはカート・コバーンについてお話しましょうね。。。。


 Kurt Donald Cobain(カート・コバーン)は90'Sの伝説的グランジ ロックバンド、『Nirvana(ニルヴァーナ)』のボーカルとリードギターを務めたスーパースターです。1967年2月20日生まれの水瓶座。1991年に発表されたアルバム『Smells Like Teen Spirit』とアルバム『Never Mind』は当時の音楽業界を騒然とさせる程の大ヒットとなり、彼らの生み出すアウトロー的、アンダーグランド的な世界観から『薄汚れた=グランジ』という新しいミュージックシーンのパイオニアとなります。


 Hole(ホール)のCourtney Love(コートニー・ラブ)と1992年に結婚し、一人娘のフランシス・ビーンは現在モデルとして活躍中です。常にショッキングなスキャンダルと暴言を繰り返し、あくまでもマイノリティーのスタンス、幼い頃から煩っていた重度の鬱病から生み出される哲学的なまでの楽曲とロックスターを絵に描いたような人でした。


 1994年4月8日、シアトルの自宅で薬物服用の上、ショットガンで頭部を打ち抜いて自殺。享年27歳。。。。。因みにニルヴァーナというのは仏教用語で『涅槃の境地』。また『生け贄』という意味もあるそうです。




 今回のレッド ヴァレンティノのコレクションにはカート・コバーンのトレードマークでもあった、ネルシャツを彷彿させる様々なチェックのアイテムが登場しています。こちらはレッド ヴァレンティノらしい実に可愛らしいスーツに落とし込まれていますね。


 レッドXブラックの大柄のブロックチェックはフランネルに施され、ジャケットはショート丈にシャツスリーブ、フロントの大きめのボタンもチャーミングです。胸元でカッティングを入れ少しフレアーで分量を出しているのもフェミニンで、チェックのゲージが変化するものリズムを生み出しています。


 4枚はぎのミニのフレアースカートをコーディネイトして、お嬢様的な礼儀正しいスタイルの中に、ちょっとだけワイルドなテイストをプラスしていましたねぇ。。。


                                                                            



 こちらはグリーンベースにブラックの大胆なブロックチェックのフランネルを使用して仕立てられたケープです。ケープはヴァレンティノではお馴染みのアイテムで、Haute coutureやMEN'S COLLCTIONでも素敵なアイテムを沢山発表していますね。

 ケープなんですが、そこまで広がり過ぎない縦長のシルエットが美しく、運動量を出す為にかなり高い位置迄スリットが施してあり、インナーにノースリーブのドレス等を着用すると、二の腕くらいまでチラ見えしてセンシュアルな印象です。

 襟にはナチュラルカラーのウルフ ファー、ライナーにはモコモコのボアを使用していますので、防寒面でもバッチリでございます。。。



 チェックのモチーフはバッグでも登場していましたねぇ。。。口の部分ががま口タイプになったバッグはクラシカルなフォルムと、ワイルドなネルシャツ風のチェックのコントラストが楽しいですねぇ。


 先ほど御紹介したケープに用いられているブロックチェック等、カラーを統一しながらもパターンの違うチェック同士を合わせるもの楽しいスタイリングになりそうです。。


 下に写っているのは今季トレンドで、様々なブランドのランウェイにも登場しているストレッチのアンクルブーツです。リボンのデコレーションが実にこのブランドらしいガーリーで、パテントのキラキラ具合も履いていて楽しくなりそうなアイテムでしたねぇ。。。



 カート・コバーンのインスピレーションからか、今季がヴィンテージを感じさせるアイテムも登場していましたね。フランネルのチェックやデニムを、ガーリーなワンピースやクラシカルなジャケットとコーディネイトして、ノンシャランと楽しみます。


 こちらも可愛らしいルックでしたね。シープスキンのクルクルのファーはまるでプードルのように可愛らしく、チラリと見える内側はベージュピンクのスエードのライナーになっています。


 インナーにコーディネイトしたヴィンテージ風のドレスも実にキュートです。透けるストレッチシルクのモスリンを用いて、レッド、パープル、ピスタチオの花々と、ドットがプリントされたアイテムです。裾に小さなフリルを飾っているので動いた時も華やかに見えるドレスでしたね。




 ここからは少しずつイタリアが誇る名匠中の名匠、Federico Fellini(フェデリコ・フェリーニ)の世界が表現されて来ます。


 『La Dolce Vita(甘い生活)』や『8 1/2(はっかにぶんのいち)』など都会的でスタイリッシュ、現代人のロマンティックな世界をシニカルなユーモアを込めて描く事に長けていたフェデリコ・フェリーニ監督は、デビュー当時はプロレタリア映画と呼ばれる、貧しい人々や社会の矛盾を追求した社会派の作品で注目されます。


 今回のコレクションのテーマになっているのは彼の出世作とも言える1954年の『La strada(道)』。ヴェネチア国際映画祭でサン・マルコ銀獅子賞を、アカデミーでは外国語映画賞を授賞した作品です。


 物語はアンソニー・クイン演じる粗暴で酒癖の悪い旅芸人のザンパノと、ジュリエッタ・マシーナ演じる頭の弱いサーカスの手伝いをするジェルソミーナの物語です。華やかで楽しい、子供達の人気者のサーカスの裏で起こる、暴力や喧嘩、荒んだ貧困の生活。。。。戦後の貧しい世界情勢を社会の底辺から見事に描いた素晴らしい作品です。。。



 ご興味のある方は、是非ご覧になって下さい。。。もの凄く良い映画。。。。。そして、もの凄く悲しい映画です。。。。。。




 コレクションの登場するのはカラフルな衣装のピエロや踊り子達をイメージさせる楽しいサーカスの世界ですが、グレーのカラートーンが映画の登場人物のやるせない悲しみをさりげなく伝えているようですねぇ。。。


 こちらはヘリンボーンを持いたケープとフレアースカートのスーツのルックになります。映画の中に登場するする50'Sの労働者達をイメージさせるクラシカルなファブリックは、胸元にフエルトのブラックのコザージュのディテールを飾り、チャーミングなアティチュードで再解釈されます。


 曲芸師の衣装をイメージさせるボーダーのニットはカシミアミックスの糸で透かし編みで編まれてていて、短めのケープから覗く袖も実にキャッチーでしたね。。




 

 AWシーズンという事でやはりファーは本領発揮。若い時から本物に触れて欲しいという、マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリのメッセージも込めて、趣向を凝らした可愛いらしいアイテムが沢山登場します。


 右側のショートジャケットはシープスキンを使用したもので、内側にファー面を使用したアイテムです。スエードの表面に楽しいサーカスのメンバーが踊っているモチーフが刺繍により施されています。


 一つボタンのフロントからこちらのようにロングヘアーをフワフワ覗かせて着るのも可愛らしいですねぇ。


 左側はウフルファーを使用したジャケットです。ナチュラルカラーを生かしこちらもショート丈でワイルドでゴージャス!!!インナーにはルレックスの毛糸をケーブル編みで施したニットと、ウールにサーカスのキャラクターが刺繍したスカートをコーディネイトしていましたね。



 
 グレーで綴られるサーカスの情景はメランコリックなムードを漂わせながらも、年末のフォーマルなシーンにも対応出来そうな可愛らしいなドレスが沢山登場します。元々ロマンティックなドレスには秀作が多いこのブランドですが、今シーズンはより様々なシーンで着れそうな、ウエラブルなアイテムが素敵でしたね。


 こちら、、、、トップスのケーブル編みのニットの部分とチュールのスカートのコーディネイトに見えますが。。。。。はい、ドッキングされております!!!!可愛いですねぇ===。。。。


 モコモコのニットとフワフワのチュールのテクスチャーのコントラストも面白く、パールのアクセサリーを飾れば、ちょっとしたカクテルパーティーなんかも参加出来そうですし、スニーカーを合わせてタウンユースもチャーミングですねぇ。。。


 こちらのドレスはチュールのスカートの周囲をぐるりと取り囲むように、サーカスのキャラクター達が手仕事の刺繍で描かれた手の込んだアイテムです。


 曲芸師やピエロ、チュールのチュチュを着て踊るダンサー等も実に可愛らしく、立体的に、スパンコールも用いられて描かれていますねぇ。。。。真ん中のブラックのジャケットにチュチュ、帽子を被っている女の子は、恐らく『道』の中に登場するジュリエッタ・マシーナ演じるジェルソミーナと思われます。。。


 トップスの部分はフエルト仕上げのウールで仕立てられすっきりとまとめ、コンパクトなトップスと広がるスカートのバランスは、ボディーラインを美しく見せてくれるシルエットでもありますよぉぉぉ。。。



 メランコリックなサーカスの情景を表現したカラーリングを用いて登場したこちらのドレスも素敵でしたね。。。。


 スカイブルーのウール地のノースリーブドレスには、襟元やスカートの裾にマルチカラーのフエルトで立体的なフラワーモチーフが華やかに施されています。こういうテクニックはヴァレンティノのアトリエのレベルの高さと、技術的にも常に新しい物を追求して行く姿勢を感じさせ素晴らしいですねぇ。


 ルックブックではモチーフの中から選ばれた、レッドのプラットホームサンダルをコーディネイトしていましたねぇぇ。。。




 コレクションの後半にはレッド バレンティノのアイコンとも言えるリップのプリントが登場します。今回はこちらのスカート部分に使われている『リーフ&マウス』モチーフ。。。。秋の風に舞い上がる枯れ葉の中にマウスモチーフがご覧になれますか???楽しいでしょ????www


 こちらもコンバータの仕立てのドレスで、トップスの部分はボーダーになっていて、パフスリーブとループの付いた襟元にはドロップのホールが程されてあります。スカートはAラインのシルエットにさらに裾に切り替えでフレアーを出し、フェミニンなデザインですね。シルクのクレープデシン製で肌触りも滑らかです。


 コンバータのアイテムって一枚でももちろんオシャレに見えますが、さらに1アイテムプラスするとユニークなスタイリングが出来上がります。こちらのドレスはウエスト位置がかなり高めに設定されているので、上からコートなんかを羽織るとビックリするほどの足長効果が出ますよ。


 リーフ&マウス モチーフはアクセサリーでも登場していましたねぇ。こちらはトートバッグです。今季のレッド ヴァレンティノのウエアともマッチしそうなウールのフエルトをベースに作られたバッグには、ファブリックのアップリケでこのモチーフが施されています。


 他にこのリーフ&マウスはネックレスとして楽しめるコインケース等も登場していましたねぇ===。。。。









 暖かく冬を過ごせそうなアイテムとキュートな様々なモチーフに彩られたレッド ヴァレンティノ2015-16 FW COLLECTION、皆様かがでございましたか?



 ティーンエイジャーって、もしかしたら人生の中で一番オシャレに敏感な時かもしれません。。。少ないお小遣いの中で何と何を買えば素敵になるかという事を真剣の考えている時期に対応出来るように、より自由にアウトフィットを楽しめるアイテムが豊富だったのが印象的でしたねぇ。。。



 一つ注目だったのが、これ迄の夢見がちな童話の世界から卒業して、少しダークなテーマを可愛らしく再解釈していた部分です。ファッションに敏感な若い世代は同時に社会情勢にも敏感です。政治家の大人達は『どうせ子供だろう?』なんて思っているかもしれませんが、彼らは彼らなりに社会の間違った部分や、どうすれば世界は素敵になるかと考えているものです。


 嘘を一番に嫌う彼ら達に向け、より人間の本質的な部分、良い所も悪い所も明確に表現する、人の心を動かすエンターテイメントをテーマにしたのは、そんな社会情勢や彼女達の心のひだ迄読み取ったようで非常に好感が持てましたね。。。。




 そんな、
マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリからのさりげないメッセージが込められた今回のレッド ヴァレンティノ。。。。。可愛いだけじゃ物足りなくなった、これから自分の意で前向きに人生を切り開いて行こうと思っている、ポジティブな女子達に、是非、袖を通して頂きたいですねぇ。。。。。。

 





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 今回、リポートしたヴァレンティノのお話が掲載されている、現在好評発売中の私の初めての著書、『ブランド・パスポート』では、世界のセレブのお話や、スタッズ・コレクション等より深くヴァレンティノの事を知る事が出来ます。

 是非、書店にてお求め下さいね。


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LOEWE 2015-16 AW !!!





 それでは今日はスペインが世界に誇るブランド、LOEWE(ロエベ)の2015-16 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。



 まず私が袖を通しているのは今季のMEN'S WEAR COLLECTIONで発表されたグラフィカルなコートです。通常バッグ等に使用する為にキープしておく上質なカーフスエードを贅沢に使用し、ラグジュアリーな風合いを肌で直接感じてもらおうと一枚仕立てになっています。。。


 テラコッタのテープのデコレーションも実にモダンなムードですねぇ。。。まだ、そこまで寒くない季節にインナーに半袖等お召しになって、全身でロエベの最高級のレザーを楽しんでみてはいかがですか???。。。。





 クリエイティブ ディレクターJonathan Anderson(ジョナサン・アンダーソン)が手がける二回目のWOMEN'S COLLECTIONは、今回もパリが総本部となるユネスコ会館の庭園で行われました。



 もはや話題沸騰中。。。。今、一番未来に近いクリエイターと言われる彼のクリエイションは想定外のコンテンポラリー、圧倒的なモダニティー、何処かに漂わせるレトロスペクティブ、そしてジェンダーレスなユニセックススタイルと実に魅力的で、既に昨今のファッション界全体の概念のようなものを覆してしまった感があります。。。



 今回、ジョナサン・アンダーソンがテーマにしたのは『Science(サイエンス)』そしてフューチャリスティック。。。



 思えばファッションをクリエイトする事はある種の科学の研究なのかもしれません。作品が生み出されるアトリエをラボ(研究室)と解釈するデザイナーもいますし、新しい素材と新しいデザインが生まれるのは半ば奇跡的な出来事、、、、数多くのスタッフ達が日夜努力と研究を重ね実験結果を発表するのがコレクション。。。。。全ては絶妙な化学変化によってもたらされているのかもしれません。。。



 まずシルエットはアンダーソンが得意な個性的なモダニティーに溢れています。ロエベが得意とするラグジュアリーなレザーや、軽やかなファブリックで仕立てられたボリューミーなトップスと、メンズライクなワイドパンツやプリーツスカートで表現されたボトム。。。。。それらは流れるようなエレガントなシルエットを生み出します。


 研究室のブラックボードに書き込まれた数式のような幾何学模様は、様々なエレメントとなって作品に昇華されます。グラフィカルなモチーフはウエア自体のカッティング、プリントやカットワーク等に落とし込まれ、また多くのルックでコーディネイトされているギオメトリックなアクセサリーは、流れるようなシルエットの中にシャープなアクセントを生み出します。


 カラーはブランドのシグネチャーでもあるオロ(スペイン語で黄金)に始まり、クラシカルなファブリックが生み出すニュートラルなトーン、そこに予想もしなかった結果を出したケミストリーのように、ブライトレッドやイエロー、ターコイズといった多彩なビビットトーンがアクセントとして用いられます。



 ほんと、、、、、今、このブランドをチェックしておかないと!!!ファッショニスタとは言えません。。。。。



 では、早速コレクションを見て行きましょうね。。。。


 ファーストルックにはなんとも筆舌し難いジョナサン・アンダーソンらしい魅力的なルックが登場します。


 力強さの中にフェミニンさを感じるこちらのルック、ナパレザーをカラーブロックで使用したグラフィカルなトップスが印象的です。フロントには絶妙なカラートーンのパネルが配され襟やスリーブはクールなブラックです。肩に施されたボタンを変化させる事で襟や胸元のデザインがフレキシブルに楽しめるという優れものです。。。


 インナーには全てのルックで共通する『センカド スキン』と呼ばれるタートルネックを着用し、パンツはクラシカルなヘリンボーンでかなりワイドなシルエットで、フロントに施されたボタンがチャーミングでしたね。


 そこに想定外の実験結果をもたらすのが、スクエアーのモチーフのパテントのグリーンのベルトと、ピンクのグラデーションのスエードでまとめられた『パズル バッグ』。。。。


 沢山の要素を一つのルックの中に取り入れながらも、そのアティチュードは極めてスタイリッシュでノンシャランとしています。。。。


 ワクワクするようなファーストルックからジョナサン・アンダーソンによる華麗なる実験結果の発表がスタートします。。。。。。




 こちらのジャンパーも実に個性的で素敵でしょ???


 ネックとカフス、ウエスト部分にかなり幅広のリブを施したニットは、ボディーとスリーブの部分が実にユニークなパターンのジャカードで表現されています。

 
 なんだか顕微鏡で覗いたミクロの細胞のようでもあり、個人的にはモダンに解釈したウィーン分離派の画家、グスタフ・クリムトが作品の中で用いる装飾のようにも見えましたね。。。


 ショーではやはりマスキュリンなヘリンボーンのワイドパンツとコーディネイトしてハンサムなムードでしたね。。。


 
 こちらのジャケットも素敵でしたね。。。

 
 柔らかいナパレザーを使用していますが表面にある独特のシボがワイルドなイメージです。オーバーシルエットで仕立てデザインはボンバージャケットをベースにしていますが、華やかに広がる襟のデザインが実に個性的です。


 ボディーにも大胆な斜めのカッティングが施され、ドットボタンがあしらわれた二つのポケットは、マイケル・ジャクソンなんかがミュージックビデオで着用していた80'Sのアイテムのアクレッシブなムードを感じさせます。

 トライアングルのパターンを繋げたのはベルトでございまして、こちらもワイドパンツの上にアクセントとしてコーディネイトしていましたね。。。。ネックレスにもなりそうですけどねぇ。。。。wwww

  

 
 今回ブラウスやシャツに見られたのは実験室の研究員が着ている白衣のような要素。実用の為に生まれた機能的なアイディアをジョナサンらしい解釈でウエアに落とし込みます。


 具体的なモチーフを取入れている訳ではないのですが、言われてみるとそんな感じがする。。。。そのさり気ない解釈が彼の最大の魅力なのかもしれませんねぇ。。。


 オーバーシルエットに仕立てられたプルオーバーは、フロントにユニークなダブルブレストのディテールを施しています。こちらは右前にも左前でもOKでユニセックスとしても楽しめます。伝統的なスタイルの洋服のクリエイションにおいて前立てがどちらかと言う事は絶対に破ってはならないルールで、サイズ感からかWOMEN'Sを着ている男子とかを見ると、私なんかは嫌悪感を抱いてしまいます。


 魅力的にデザイン化する事でその高いハードルを易々と越えてしまった。。。。。そんな目から鱗のアイディアが用いられた素晴らしいアイテムでしたね。




 フラスコの中の水銀ようなテクスチャーを表現したこちらのドレスも美しかったですね。シルクとトリアセテートで表現したメタリックで流れるような質感は、歩くとさらに美しい複雑な輝きを描きます。


 今季登場しているドレスはほっそりとした物が中心で、今季フィーチャーされているワイドパンツとコーディネイトしてるルックが多く、サークルのモチーフが連なったベルトでウエストマークしています。


 持っているバッグはフロントから見ると蓋の部分がVの形になった『Vショルダーバッグ』です。鮮やかなブルーのスエードのボディーにブラックのレザーをアクセントにしていて、シルバーのメタルのチェーンのストラップや、先にベルトで登場したイエローのトライアングルのモチーフもあしらわれていて、今季の気分を見事に表現したアイテムになっています。



 こちらのクリーンなムードのジャケット。。。。一体何のレザーだかお解りですか???


 実はカンガルーなんです。。。。カンガルーレザーは元々傷が多くその中で最高級な物を探すというのは至難の業。。。。もちろん、ロエベで使用されているのは恐ろしくラグジュアリーでナパやカーフ等とはまた一味違った個性的なテクスチャーが印象的です。。。トフィー(キャラメル)カラーも実に美しかったですねぇ。。。。


 フェンシングジャケットという名前のこのアイテムは、剣を扱う際に邪魔にならないように開きをサイドに施した、競技のウエアのディテールをコンテンポラリーに解釈していています。ショルダーのボタンを外してもライダースジャケットのように楽しめるのも素敵です。


 ボディーの真ん中とウエストに施されているストラップとそこに施されているボタンも実にチャーミングでしたね。。。。細かいようですが。。。。



 先ほど御紹介した顕微鏡で覗いた細胞の組織図のようなジャカードのニットもそうですが、ジョナサン・アンダーソンがクリエイトするニットは、ニットといえども元来の暖かさや柔かさを表現するアティチュードとは少し違います。

 
 こちらはウールのニットになんとプリーツを寄せたカーディガンです。。。スカートならまだしもトップスにはあまり聞いた事がありませんねぇぇぇ。。。プリーツを寄せる事でニットの持つ柔かさはシャープに変化し、パフスリーブや身頃のブルゾンしている部分も構築的なボリュームを生み出します。


 スカートもまた実にユニークです。電気機器の基盤をイメージさせるグラフィカルなモチーフは、レッドのスエードの上にブラックのパテントレザーをデコレーションする事で表現しています。


 このディテールはクラッチバッグでも登場していましたね。男子でも持てそうなプレーンなデザインなので、気になる男子はチェックしてみて下さいね。。。



 
 インパクト大だったのがこちらのグラフィカルなドレス。。。。エアーブラシのイメージで描かれたオプティカルなスクエアのモチーフが実にダイナミックで、アクセントで取入れたグリーンも実に効果的です。


 このドレス実にユニークでプリント自体は生地に垂直水平で施してあるのですが、ドレスの右身頃の部分をバイアスにしてアシンメトリーなケープを作りプリントを斜めにあしらっています。この技のおかげでアイテムには奥行きが生まれ唯一無二のピースとなる訳です。。。


 パンツにフューチャリスティックなシルバーのナパレザーで仕立てたトラウザーや、トレインモチーフのベルトをコーディネイトして、さらにオリジナリティー溢れるムードが爆発しています!!!!



 ランウェイに登場していないアイテムではこんな素敵なハンティングジャケットを見付けましたよ。。。


 前回リポートした2015-16 AW MEN'S COLLECTIONで登場したアビエータージャケットもそうですが、こういうベーシックなアイテムほど、ジョナサン・アンダーソンの才能を感じますね。。。。またロエベのアトリエの素晴らしいテクニックと融合して実にリッチなアイテムに仕上がる所も嬉しい所です。


 絶妙なネイビーのノ バックでボディーを仕上げ、カーリーヘアーのファーを襟やショルダー、ポケットの切り替えにあしらい、シンプルでウエアラブルな魅力たっぷりのアイテムに仕上げていますねぇ。。。


 いやぁ~~~~、、、これは可愛い。。。。華奢な男子でも着れるんじゃないでしょうかねぇぇぇ。。。



 ロエベと言えば人気のバッグ コレクションでございますが、ジョナサン・アンダーソンがディレクターになって、これまで人気だったメゾンを代表するシグネチャーバッグはそれぞれアープデートし、実に魅力的になっています。


 こちらは90'Sに発表されたバルセロナ コレクションの中のカプリチョバッグをベースにデザインした『バルセロナ ショルダーバッグ』です。フロントに施された蓋のロックがそのままキーホルダーのようなユニークなデザインが特徴で、トライアングルにさりげなく施されているメタルパーツもクールです。。


 調節可能なストラップが付いているので、ハンドバッグとしてもショルダーとしても、ガバッと抱えてクラッチとしても楽しめる素敵なアイテムで、スエードとカーフレザーのコンビで楽しむバージョンや、滑らかカーフレザーのみを用いたクールなバージョン等ございましたねぇ。。。。 




 ねぇ。置いてるだけでもまるでアートのようなムードで素敵ですよねぇ。。。真ん中のピンクのグラデーションのスエードを用いたアイテムはコレクションにも登場した『パズル バッグ』です。


 このバッグ、現在ロエベの中でNo1セールスだそうで、入手困難なカラーやサイズもあるとか。。。。少女時代のユナ嬢もご愛用しているそうです。


 このバッグ、中に物を入れない状態だとフラットなクラッチのようになるという特徴を持っていて、収納する荷物が少ない時でも沢山詰めてもそれぞれにチャーミングな表情を見せます。どんな状態でもスタイリッシュに見えるようにパーツの一つ一つまで拘って、実に緻密な構造で仕上がっているバッグです。


 右側のブーツは今季のランウェイにも登場したコラム リング ブーツです。スエード、ナパ、カーフやゴートスキン等使用されているレザーも様々で、施されているマルチカラーのラインも様々。ロングブーツとアンクルタイプのデザインもありますので、お気に入りの1つを見付けるもの楽しいですねぇ。。。



 こちらもアンダーソンにより見事なアップデートを果たした『フラメンコ ノット バッグ』です。


 それまで柔らかいヘアカーフを使用した『フラメンコ』はこんなにもコンテンポラリーなムードになり、これまでは女性しか持てないイメージでしたが男性でも違和感のないデザインになったのは、私達には嬉しい限りです。


 綿密なパターンのカッティングで生まれたこのバッグは、フラメンコのドローストリングでフレキシブルに楽しめるアイディアを生かしながら、ループの両サイドに施されたチャーミングなノットが実に素敵ですねぇ。。。


 こちらもクラシックカーフのスエードから滑らかなスムースカーフ、パイソンを使用したリュクスなピースもございますので、散々悩んで頂ければと思います。。。。。www


 




  

 サイエンスというファッションとは到底結びつきそうもないテーマの今回のロエベ。。。。テーマのセレクト自体もそうですが、そのオリジナリティー溢れる解釈や、ここまで美しいコレクションとして作り上げてしまうジョナサン・アンダーソンの揺るぎない才能に今回も脱帽でございましたねぇ。。。



  
 そして彼はオリジナリティ溢れるパレットを持つ数少ないデザイナーの一人です。色は直感的に脳を刺激し、そのセレクトはとても直感的な物です。ラグジュアリーなレザーを用いたこのブランドのアイテムに独特のカラーを施す事で、揺るぎないオリジナリティーを生み出し、今季の一見するとビビットに見えがちなカラーについても、見事にトーンを揃えコントロールされているのは素晴らしいですねぇ。。。




 科学がテーマのロエベ2015-16 AW COLLECTION。。。。『毎年冬は同じ感じの装いになっちゃうなぁ~』なんて思ってらっしゃる皆様は、オリジナリティー溢れるロエベのアイテムを取入れて、ワードローブに化学変化を起こしてみてはいかがですか???







 LOEWE 2015-16 AW MEN'S WEAR COLLECTIONのPARSでのリポートはこちらからどうぞ。


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BOTTEGA VENETA 2015-16 FW !!!





 はい。今日は私の大好きなブランド、BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)の2015-16 FW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。




 銀座の素敵なブティックの3F行われたプレゼンテーションでござますが、どうしても好きなだけに、かなりリアルな眼差しで現場検証してしまいますねぇぇぇぇ
。。。。。



 
 まず袖を通させて頂いたのはMEN'S COLLECTONから、こちらのアルドアーズ カラーが美しいコートです。なんとも上品でしょぉぉぉぉ????



  実に滑らかなソフト カーフ スエードを用いて仕立て、さらにビンテージ風のしわ加工を施しリラックスしたムードに仕上げています。ライニングにファーを使用しているので防寒面でもバッチリで、ファーをライナーにしたコート特有のもったり感を排除する為に、薄く軽やかに仕上げてあります。


 大きなノッチドラペルやボタン付きのカフス等、シャツをイメージさせるカジュアルなムードもクールで、パッチポケットの角をカッティングして何処と無くレトロテイストを醸し出し、長年大切に着て来たアイテムのような風合いに仕上げているのも素敵です。



 ちなみにardoise(アルドアーズ)とはフランス語で石盤石の事で、屋根瓦やクレヨンの黒の原料にもなるそうです。アルデン、アンジュ、ブルターニュ、サボア等で産出されるそうで、その石のやや青みを帯びた黒やグレーの事もこう呼びます。。。。






 では、早速WOMEN'S COLLECTIONから御紹介して行きましょうね。


 クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーは今回プレス リリースの中でこんな風に語っています。


 『細部にまで隙のない装いではなく、パターンやカラーに注目した大胆なアプローチを取っています。今回のコレクションでは、着る人それぞれの創造力を強調する。美しく作られた服の可能性を探っています。』



 今回のボッテガ・ヴェネタは実に衝動的で感情的です。デイリーの何気ない着こなしや無意識にチョイスしているアイテム等、人はビジュルアルのみでその日のコーディネイトをセレクトしている訳ではありません。様々なオケージョンに合わせてチョイスされる、着る人自身のプライベートな理由によるコーディネイトは、他の人から見るととても魅力的だったりする事が多々あります。


 実に楽しいアイディアに溢れたコレクションは、一見すると個性的なアイテムばかり。。。。果たしてコーディネイトが成立するの?と思うくらいオリジナリティーに溢れています。。。が、、、、そこには実に巧みなボッテガ・ヴェネタ マジックがかけられております。。。。。。。アイテム同士は予想もしない不協和音を生み出し、着る人によって自由に楽しめるスタイルは、天文学的なまでの様々なバリエーションを楽しく生み出します。


 シルエットはショルダーにポイントを置いたスクエアなシルエットが注目です。印象的なデザインやファブリックもこのコンパクトなフレームの中に入れる事で、クリーンですっきりとしたムードを描きます。シフト型や程よいAラインスカート、ルーズフィットのシルエットのパンツもこのスタイルを完成させるのに必要不可欠です。




 それではトーマス・マイヤーの遊び心に溢れたコレクションを解説して行きましょうね。


 まず今季、実に注目なのが様々なドッドのアイテムです。。。。ボッテガ・ヴェネタのシックなアティチュードに馴染みの深い方々からするとビックリされるかも知れませんが、今季はプリントやジャカード、刺繍のモチーフ等様々なアイテムに、このドットが大活躍します。


 こちらのウールのコートのように、縦横理路整然と並べられたドットがフィーチャリスティックなムードや、70'Sのオプティカルアートのような不思議なレトロ感と様々なニュアンスを与えてくれますねぇ。。。


 グラデーションで施されたドットのプリントはそれぞれカッティングを入れ、ドットの見え方がだけではなく、無駄のない全体のボクシーラインもこの切り替えによって表現されています。実に印象的なのはショルダー。。。。角張ったアングルショルダーはネックまで繋がっていて、ダーツでこのスクエアなフォムルを描いたユニークな仕上げです。


 ランウェイではこちらにブラックベースにホワイトのドットプリントのシャツ、ブラックベースにピスタチオグリーンのドットのワイドパンツと全てカラーリングの違うドットでのコーディネイトしていて、実にアーティスティックでしたねぇ。。。 




 今季のニットも実に秀作揃いでございましたね。ウエアラブルでコーディネトがし易いと言う事でショート丈を中心に、厚さやテクスチャーのムード等もバリエーション豊富でしたね。


 ドットと供に今季フィーチャーされていた幾何学モチーフのアイテムも新鮮でしたね。ジオメトリックなモチーフなんですが、わざわざアーティストが手で描いたようなハンドペイントを感じさせる優しい線が温かみが素敵です。


 こちらはカシミアのコンパクトなニットに、マルチカラーでパターンを施したアイテムで、全体をアリゾナ(ボテッテガ・ヴェネタのレンガ色にも近いオレンジ)1トーンにまとめているのも洗練されていますね。
 

 持ってるバッグは今季の新作のショルダーバッグです。前面と後ろ面にイントレチャートを施したパネルを用い、クールなアティチュードながらも脇にたっぷりとマチを取った実用的なバッグです。


 ブルトーニ仕上げのチェーンもエレガントで、パネル同士はマグネットの開閉式なので防犯にも安全!!!!こちらのカラーはアリゾナですが、ブラックもあり、そちらは国内オンラインストア限定アイテムとなっています。。。



 毎シーズンアーティスティックな様々な手仕事を凝らしたドレスが人気のボッテガ・ヴェネタですが、今季も実に楽しい作品が登場していますよ。


 右側のドレスは、インナーのドレスに、このブランドらしいウェーブのカッティングでブルー、アリゾナ、ベージュ、ピスタチオ等個性的なカラーを切り替えを施し、個性的なレースのドレスをもう一枚重ねたデザインです。インナーのドレスは切り替えの部分にかけ剥ぎのようなステッチを施して遊び心をプラスし、上にかけたレースのドレスには部分的にスクエアのペイントを施し、クリスタルまで飾っています。


 左のドレスは一転してモノトーンがエレガントですね。インナーにはアイボリーとゴールドのドットパターンがジャカードで施された生地を使い、ドットの一部にはクリスタルを飾っています。重ねたフラワーモチーフのマクラメレースには、さらにジオメトリックなレースをブラッシッグで描くようにアップリケし、実に個性的なムードを生み出しています。


 トーマス・マイヤーお得意の、手仕事による複雑な生地使いで表現される、重厚なミルフィーユのようなアートピースのドレスは今回も実に美しく、少しポップでコンテンポラリーなムードも素敵でしたね。。。



 こちらもレースを用いたミニドレスですが、襟元や前立て、カフスにシャツ風のデザインを施す事でレトロチックなチャーミングな印象を受けます。


 バーガンディーのレース地を表に使い、今季の特徴でもあるシャープなショルダーが印象的です。レイヤーされた内側のドレスはテクニックの宝庫。。。。。ウェーブ状に切り替えた生地と縫い目に施されたかけ剥ぎ風のステッチ、ボーダー状の全体の上からさらにブラックのスクエアのパーツを紙吹雪が舞い散るように縫い付け、レース越しに見える世界をミステリアスに作り上げます。


 例えばこれから季節、ビジネスのパーティーなんかにも宜しいのではないでしょうか?露出も少なめですし、ちゃんと襟も付いているので礼儀正しい印象です。個人的にはフラワーモチーフのタイツなんぞ合わせて、さらに濃厚に楽しんで頂きたいですねぇ。。。www




 こちらのドレスも素敵でしたね。幾何学的なディテールはこんなにもミニマルなドレスとしても発表されました。


 ホワイトのシルク地のシフト型のドレスの上にジオメトリックなラインが実に印象的です。ラインの部分は上からグラデーションして行くように少しずつカラーを変えたサテンが用いられています。


 丁度角になる部分にはマイクロスパンコールのパーツをアクセントに用い、ボタンのような印象を受けます。


 ランウェイでは鮮やかなゴールドのバッグとストレッチブーツをコーディネイトして、ポップなムードで楽しんでいましたよ。。。




 今回のコレクション、後半には数多くのパンススタイルのスーツが登場しました。ボーインシュなムードの中にポップさを感じさせるスタイルは、新しいイブニングの提案のように感じましたね。


 こちらも終盤に登場したスーツのジャケットでございますが、、、、、もちろん、ドットでございます。。。。しかもまたパターンの違うドットです。とても高品質なウール、グランドゥプードルにドットのパターンを施し、ラバー性のドットをさらにプリントする事でこの独創的なパターンを生み出しています。このプリント歩くと流れるように見えて実にユニークでございます。。。


 もちろんランウェイでは同じドットのゆったりしたパンツとコーディネイトしていましたね。。。他にボウブラスとワイドパンツのセットアップなど、今季は全体を1ファブリック、特にこんなインパクト大のドットモチーフ等でコーディネイトするのをオススメします!!!!



 シューズは今回実に楽しいアイテムが沢山登場しています。思いもよらなかった想定外のスタイリングを作り上げるのに、効力を発揮するのが様々なゴールドを用いたピースです。


 ゴールドってインパクトの強いイメージがありますが、実はどんな色ともマッチする色です。コーディネイトに1アイテムで華やかさをプラスしますし、一見するとミスマッチ風にも見えるインパクトのあるデザインですが、緻密に計算されているので心地よい違和感を生み出してくれます。


 こちら。。。。。大好物です。。。。トウの部分にカナール(ターコイズ)のピュアレザーを使用し、ゴールドのメタリックカーフレザーでラッピングしたようなテクニックは、職人の手仕事により一つ一つ作り上げられます。バックルの部分にはこのブランドのジュエリーにも使用されるディアマンテクリスタルを飾り、輝きまでプラスしていますねぇぇぇ。


 サイドもオープンになっていて、ヒールも4.5cmと最高の履き心地のシューズ。是非パーティーはもちろんの事、デイリーのブラックやグレースーツなんかとコーディネイトして、少しだけ甘美な違和感を楽しむのも素敵なんじゃないでしょうかぁ????


 こちらも国内オンラインストア限定アイテムとなります。気になる方は早めのチェックをオススメしますよぉぉぉぉ!!!




 さて、バッグも大人気のボッテガ・ヴェネタ。今季はこちらの新作『Monaco(モナコ)』が仲間入りしましたよ。


 耐久性の高いナッパレザーを使用したこちらは、先ほど御紹介したハンドバッグと同じくイントレチャートを施したフロントとバックのパネルの部分が印象的です。前後のパネルから一体型になったバッグのトップのファスナーの部分は、バッグのアウトラインから飛び出すように施され、前から見ると羽根が映えたようにチャーミングです。


 ハードに仕上げたパネルの部分でカッチリしたムードを表現しながらも、実際のボディーの部分は実に滑らかに仕上げ、収納力もバツグンのバッグです。ハンドペイントのパイピングやコントラストを付けたステッチ等ボッテガ・ヴェネタのアトリエが誇る最高技術を結集させたアイテムになってましたねぇ。。。。






 続いてはMEN'S COLLECTIONを御紹介しましょうねぇ。。。


 こちらでもトーマス・マイヤーはリラックスした自由なスタイルに、想定外の楽しさを見出しているようです。。。


 『すべてがぴったりと揃っていたり、あるいは真新しく見えたりするような、入念に考え抜いた着こなしとは一戦を画すコレクションです。美しく作られた、生活感のある服。着ている人の人生や、画一的なものになびかない姿勢を感じさせる服。そういったものにいつも魅力を感じます。』ートーマス・マイヤー



 例えば音楽やアート等クリエイティブなシーンに生きる男性達のスタイルを見てみましょう。アウトフィットには無関心の彼らは長年着ている着心地の良いコートや、すっかり身体の形に合ったレザージャケット等を好んで大切に着ます。


 時折ミスマッチにも見えるそのスタイルや彼らのセレクトを一つ一つ見ていると、きちんと納得して大切にしている愛着を感じさせる物が多く、デザインの面からだけではないとても私的な価値観に溢れています。そんな彼らがキラキラと瞳を輝かせながら自身の世界観や美意識について語る姿は、ダイヤモンドなんかにも増す最高のアクセサリーとなり、その人の生活や人生を明確に映し出します。


 メンズコレクションにおいても、自由なアイディアで楽しむスタイルを完成させるのに完璧なワードローブが揃った今回、カラートーンはダークなパレットです。ダークサージェントやケリーグリーン、ダークブルーやアトランティックブルー、ダークグレーやラシッドレッドは色合いを変えて巧みに取り入れられます。そんなスタイルの中にアクセントを付けるのがキャメルやルテアスイエロー、パーシモンオレンジやビザンチンパープル、マロウピンク等のニュアンスのあるアクセントカラーがさらに想定外のスタイルを生み出します。



 
 はい、まずは見て頂かないと解りませんねぇ。。。こんな感じでございます。礼儀正しいヘリンボーンのジャケットやエレガントなコーデュロイのジャケットにも、彼らは自由にジョギングパンツを合わせ、長年愛用したブーツに機能的なバッグは抱えて持つ。。。。首に巻いたスカーフがさりげなくジェントルマンの香りを漂わせています。。。。


 左のルックはビザンチンパープルのコーデュロイのジャケットが印象的です。真新しさを排除する為にウォッシュド加工とグラデーションのしわ加工を施し、肌に馴染む快適な気心地に仕上がっています。70'Sをイメージさせるレトロチックなポケットやボタンのディテールも実にチャーミングなアイテムです。



 右のルックはなんともクラシカルなヘリンボーンでございますが、こちらは実はリネンなんです。。。独特のザラっとした、時を重ねた質感を出す為に、最高級のリネンとコットンをミックスしたファブリックなんですねぇ。。。ストレッチも効くので着心地は最高。あえてのクラシカルなピークドラペルのディテールが、おじいさんの代から代々受け継がれている上質で着心地の良いアイテムのようで素敵です。


 そしてボトムは、どちらのルックにもカジュアルなジョギングパンツをコーディネイトしています。こいつが、スタイングに軽さとトレンド感を生み出すのに良い仕事をしていますねぇぇぇぇ。。。ドライウールを使用していて諸玉の履き心地。。。。。私、こちらのジョギングパンツの愛用者なんですが、死ぬ程快適です。。。。ってか死ぬ。。。。。。


 こちらのラシッドカラーは国内オンラインストア限定アイテムになっています。




 異なる物を組み合わせ、調和させるという今回のコレクションの本質から、テクスチャーに関しては様々なバリエーションで登場し、そのどれもが最高級です。ムートンやスエードのコート、両面仕立てのウールやカシミア、ダブルニットやふんわりとした厚手のフリーズ等、あえての異素材の組み合わせを楽しむのをオススメします。


 こちらも一見プレーンですがユニークなアイディアが詰まったルックです。


 トップスのニットは独特の斑点を施したスペックルニットをモチーフにして、アトランティック(ネイビー)のカラーを中心に、ヴィンテージ感のある最高級の糸で編み上げたニットです。フロントに施したジップはクラシカルなムードを醸し出し、こちらではインナーにチェックのシャツを合わせ、素肌にネクタイで襟元を飾っています。


 パンツのデニムも実にユニークです。ダスト ロー インディゴ デニムで仕立てられたルーズフィットのデニムは、程よいウォッシュやフロントのウェルトポケット、バックは左側のみフラップの付いたパッチドポケットで、右側はたまぶちを利用したインサイドのポケットとディテールもヴィンテージ感満載で溜まりません!!!


 さらに今回いつかのルックで登場しているのがサスペンダー。。。。ノンシャランとこのアクサリーをニットの上から、しかもデニムにコーディネイトしちゃう所が想定外で楽しいですねぇ。。。。




 今回のアイテムの基本となっているのが、何処か懐かしい気分にさせてくれるヴィンテージのムードです。おそらく今回のアイテムはお持ちのワードローブのアイテムともマッチしやすく、どんどんコーディネイトの幅が広がって行きそうですねぇ。。。


 こちらも何だか先祖代々受け継いだようなアティチュードでしょ???ドライウールの糸で編み上げたカーディガンは非常に保温性が高く、敢えてインサイドアウトのようなモチーフにして、コンテンポラリーなムードに仕上げています。

 
 パッチポケットのディテールやハンドステッチで施した二色のステッチ等、細かい事まで気の効いたディテールが素敵ですね。


 インナーに合わせたのはフロントの切り替えが印象的なチェックのシャツです。今回、さりげない着こなしを提案する為に男性のワードローブとしては定番とも言える様々なチェックのシャツが実に印象的です。オリジナルで作られたファブリックによるシャツは今季のシックなカラーが中心で、ネルシャツ感覚で楽しめそうなアイテムでしたね。。。



 今回ランウェイに登場したシューズにもヴィンテージのムードが色濃く表現されています。特に今回のようなスタイリング、シューズがピカピカだと、全て台無しでございますねぇ。。。


 個人的にも注目だったのが左側のチェルシーブーツです。ヴィンテージの染めが施されたカーフ レザーを数種類用い、描かれてパターンはオプティカルアートのように非常にモダンです。カラーを厳選する事でシックに仕上げていますがモチーフ自体は実にアーティスティックな印象を受けましたね。


 こちらサイドがストレッチになっていて、ツルンと履けるコンフォートさも素晴らしく、ヨーロッパの紳士なんかは少し崩したジャケットスタイルにこういうブーツを良く履いていますねぇ。。。


 同じレザーのレースアップシューズも、おろしたてとは思えないフレンドリーなムードで素敵でしたね。。。しかも、長く履いて行けばさらに味が出そうでしたよ。。。

 
 


 スニーカー愛好者なので是非新作のアイテムもリポートさせて下さいね。


 いくつか登場しているアイテムの中で気になったのが、こちらのスポーティーなハイカットタイプです。手仕事により織り込まれたカーフとスエードの2種類のレザーを贅沢に取入れて仕上げています。


 ハイブリッドスニカーですがやはりボッテガ・ヴェネタらしいエレガントなムードに溢れていて、スニーカーが歩いて来る!!!という余計な押し付けがましさは皆無です。イントレチャートをさり気なく見せる為のフラップの扱いや、ボクシングシューズをイメージさせるベルトやバックル使いもスタイリッシュですねぇ。。。


 個人的に是非ホワイトで!!!!と言いたいところですねぇぇぇ。。。。。


 
 ランウェイでは今季、WOMEN'Sでも登場した『Monaco(モナコ)』をメンズサイズにしたアイテムや、ウォッシュをかけたレザーにグラフティを施したレザーで編み込んだカバを、ガサッとモデルが抱えて登場したのが実に印象的でしたね。。。そんな所にもおかまいなし!と言わんばかりの自由なムードを感じました。


 プレゼンテーションの会場ではこんな素敵なバックパックを見付けましたよ。ディアスキン(鹿革)を用いたアイテムで、サイドにさりげないイントレチャートが施されています。ベルトやループの細かいパーツまで実に端正に仕上げられていて、上品なムードが全体から滲み出たアイテムでしたねぇ。。。



 私も一つこちらのブランドのバックパックを持っているんですが、やはり肌に触れる面積が多い分だけ、このブランドの厳選された最高級のレザーは実に肌に心地よいですねぇぇ。ストレスフルになりがちな飛行機の機内持ち込みに使う事が多いのですが、背中に背負えば両手が開くので、デューティーフリーでお土産を買い過ぎても大丈夫ですよぉぉぉ。。。。








 リラックス、自由なスピリット、着る人自身のプライベートな気分でいかようにも変化を見せるスタイルを追求した、今回のトーマス・マイヤーによるボッテガ・ヴェネタのコレクション、、、、、皆様いかがでしたか????



 『When your own initials are enough (自分のイニシャルだけで十分)』。。。。。。これはボッテガ・ヴェネタというブランドを的確に表現する言葉で、ブランドが一番大切にしている哲学でもあります。袖を通す人の個性と自信を尊重するその姿勢は実にさりげなく、今回のコレクションでは今迄見て来た中で、その意志が一番強く感じられたコレクションのように感じられました。。。



 最近では購買意欲を煽ろうとするファッション メディアの戦略がエスカレートしていて、洗脳にも近いアプローチに消費者は少し嫌気がさしているのも事実です。SNSを見ながら『もう解ったよ。。。』と思い、ファッションとは少しスタンスを置きたいと思っているファショニスタも多いように思われてなりません。。。


 今回、そんな体勢にまっこうからメスを入れるようなアティーチュードを見せたボッテガ・ヴェネタですが、こんな大胆なスタンスを取れるのは生み出している作品に完璧な自信を持ち、手に取った人には解るという信念のような物が感じられ、心が洗われた気分がしましたね。


 選ぶのは袖を通すその人本人、、、、だから自分達は魅力的で最高の作品を作る。。。。その姿勢はイタリアの職人魂を感じさせ、静かな佇まいの中に熱いハートを感じました。。。。。。私的にはフツフツと何かが身体の中で煮えたぎるようなエキサイティングな気分になりました。。。。
 


 

 着る人のオケージョンに合わせた自由にセレクト出来るスタイルです。試着ルームで自分の身体に合わせるのはもちろんの事、自分の心にも合わせてみるのが今回のコレクションの醍醐味です。是非、素敵な体験を得る為にボッテガ・ヴェネタのショップに足を運んでみてはいかがですか????






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H.P.FRANCE 2015-16 AW vol,2 !!!




 昨日に引き続き、今日もH.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)の2015-16 AW COLLECTONのリポートをして行きたいと思います。今日も皆様お付き合いよろしくお願いします!!!!



 二日目の今日はビジューを中心に御紹介しましょう。基本的にこちらで取り扱うアクセサリーはファッション性に特化したコスチュームジュエリーが多く、デザインの奇抜さや楽しいアイディアに溢れています。遊び心とユーモアをふんだんに取入れた確固とした世界観を持ったアーティスト達が多く、顧客の方々もアートピース身につけるという感覚で、ショッピングを楽しんでいらっしゃる方々が多いようですねぇぇぇ。




 まず最初に、GEM KINGDOM(ジェム キングダム)を御紹介しましょう。



 オランダ、アムステルダムを拠点に活動する女性デザイナー、Johanna Titselaar(ジョアンナ・ティッセラー)がクリエションするこのブランド、ブランドネームは『素晴らしく美しい世界』という意味があります。


 フランドルをルーツとする伝統ある芸術的要素がしっかしと根底に根付いているこのブランドは、アイディアとして絵画や宗教画からのインスピレーションが多く、そのスタイルは一貫してゴシックです。マザー オブ パールや半貴石、クリスタルガラスなど多彩な素材を用い全てハンドメイドで制作され、軽やかな繊細さとダークな魅力を融合させるインパクトのあるアイテムが魅力的です。



 今回カンパニーの30周年をお祝いするために、アクセサリー ブランドとのコラボレーションにより沢山のチャーミングなアイテムが完成しました。30周年=パール祭という事でパールを用いたアイテムは日本人の肌にも見事にマッチする素敵なアイテムばかり。。。。ジェム キングダムではこんなゴージャスなアイテムが登場しましたよ。。。。。




 まずは、試着させて頂きました!!!!!首回り42cmなのでギリギリで窒息寸前です!!!!でも、、、、オシャレは我慢です!!!!んで、先に言っておきます。。。。。こちら1点物のアートピースでございまして、既に完売しております。。。。。。。ごめんなさい。。。




 淡水パールやマザーオブパール、イミテーションアイボリーなど、エクレやミルクカラーのマテリアルをふんだんに使用し、ブランドで人気のメダリオンや様々なお馴染みのパーツを鏤めたインパクト大なピースです。


 個人的にイケてるつもりで試着しているんですが。。。。。。パール等の希少なストーンは、元来皇帝や法王等の男性が、自身の地位や権威を見せつける為に身に付けたと言われています。ナポレポンもジュエリーを愛し、政治にも利用した一人です。。このブランドのアイテムはユニセックスに作られているの男性でも楽しめるピースも充実しています。


 ただ男性が着用する場合は是非、ゴロンゴロンと沢山コーディネイトして頂きたい。。。。ネックレス一個とか繊細なデザイン等だと女々しくなって余計貧乏臭いので、是非、自身の富と名声を誇示するようにたっぷりとお願いします!!!




 こちらもジェム キングダムの作品です。。。。いかがですかぁ????良いでしょぉぉぉ????


 こちら今シーズンのアミュレット(魔除け)のコレクションのアイテムで、いくつかのアイテムを重ね付けして濃厚なムードにコーディネイトしています。もちろん目のパーツが印象的ですが、ベースとなるチェーンやその廻りの細かいパールのパーツまで実に丁寧に作られていて、実に完成度が高いのも長く愛さている理由の一つですね。


 動物や植物の形状にも現れる日本では蛇の目と言われる目の模様は、元来世界中で魔除けとして大切にされて来ました。古代エジプトでは太陽と月は、ハヤブサの頭を持つ天空神ホルスの両目であると信仰されていました。後に左目はコブラかコブラを頭に飾った女性の姿で描かれる、再生と復活を司る女神ウアジェット(ウジャット)の象徴、右目は太陽神ラーの象徴として奉られました。


 中東トルコ等ではNazar boncuğu(ナザール・ボンジュウ)と呼ばれ、邪視から災いをはねのけると信じられお守りにもなっています。青いガラスの上に真ん中から青、水色、白の順に着色するのがルールらしく、いくつもの目玉ガラスを使用したり、金細工と組み合わせたりもするそうですよ。。。




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 続いては実にユニークなアクセサリーを提案するフランスのブランドNACH(ナッシュ)です。。。。。既にオモロいのがお解りになると思いますが。。。。



 デザイナーはNancy KochとNadiaKochの姉妹。陶器職人だったフランス人の父親とタイ人である母親から生まれた二人の姉妹は、幼少の頃からコスモポリタンな生活を送り、独自の美意識を育んで行きます。父親の持つ伝統的なフランス陶器のノウハウを生かし、母親の生まれたタイの自然の中での動物と触れ合った体験が見事に結びついたコレクションは実に独創的で、現在ジュエリー界に新しい風を巻き起こしています。


 ねぇ。。。もう、ご覧の通り、もの凄いチャーミングでしょぉぉぉ???バンビと馬とダルメシアンでございます。。。。全て陶器の製法で一体型に作られてるので、肌にあたる余計なパーツなど一切ないので着け心地も滑らか。。。肌に優しいのも素敵な所です。


 やはり実際の動物の事が良く解っているので、可愛い中にもしっかりとした観察眼で切り取ったデッサン力は実に素晴らしく、犬だけでもフレンチブルドックや、ビーグル、ラブラドールレトリバー等種類や色も豊富、猫なんかもシャムやら三毛猫やらと、ペットを飼ってらっしゃる方はそっくりさんを見付ける事が出来るかも知れませんねぇ。。。。



 陶器を用いて出来る事を追求して行く意欲的な姿勢の彼女達は、アクセサリーだけではないこちらのようなジャンルへも挑戦しています。

 何だと思いますか?????こちら。。。。。。

 見るからにワニなんですけど、、、、、。実はステイショナリーなんです!!!奥がマックス(ホッチキス)で手前はペーバーナイフ、尻尾の尖った部分でお手紙を開けて下さいという事なんですが、実に楽しいでしょぉぉぉ???これは個性的なアイテムが好きな男性へのプレンゼントにも素晴らしいと思いますねぇ。。。。私も欲しいです。。。。

 
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 続いてはLe Bijoux De Sophie(ル・ビジュー・ド・ソフィー)を御紹介しましょう。


 アッシュ・ペー・フランスではもう長い間取り扱っているブランドで、日本にもファンの多いフランスのブランドですね。デザイナーはSophie Levy。。。彼女の宝物というタイトルが付いたブランドのコレクションは、可愛らしさと毒っ気をミックスさせた繊細なアクセサリーが特徴です。


 薔薇の花、唇、リボン等フェミニンで可愛らしいモチーフと並ぶのはスカル。。。。さらにブロカントで見付けたような懐かしいピースを新たに作り直したり、キラキラと輝くビジューを用いてフランス人特有のエスプリを見事に表現するジュエリーが素晴らしいですねぇ。。


 今季はまた様々なモチーフが登場していていましたね。こちらのセンターのメダリオンのアイテムも新作です。メダリオンの廻りにイレギュラーに飾られた淡水パールやアシンメトリーなチェーン等、オリジナリティーに溢れていますね。


 重ね付けしたのはセンターに大きなスカルが施されたペンダントです。鏤めたパーツの中にも小さなスカルやパールのモチーフ、チェーンで作ったフリンジ等も絡めて動きのある作品でしたね。。。


 このホワイトチョコレートみたいな、乳白色のスカルモチーフが最高にカワイイんですよねぇ。。。。はい、私も一個、ゴリゴリのやつを持っています!!!!


 こちらもまた実にユニークでしょ????かなり巨大なカメオのようなモチーフに、レリーフで刻まれているのは、室内にポツンと置かれたスカル。。。。カーテンや窓の枠まで細かく表現されていて、サルバドゥール・ダリが描く世界のように、実にシュールリアリスティックです。


 大きめのメダリオンには大きめのパールが施され、身に付けるとかなりの存在感を放つアイテムになりそうですねぇ。。。


 実に可愛らしいフェミニンなアティチュードの中に、甘美なグロテスクを見事に表現するスタイルが人気のブランドで、可愛いだけじゃ満足出来ないレベルの高い人々から圧倒的な支持を受けています。


 今季は他にエナメルやクリスタイルを施して、オーキッドの花を描いたコレクション等も注目でしたねぇぇぇ。。。 



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 続いてもフランスから、DELPHINE CHARLOTTE Parmentier(デルフィ-ヌ・シャルロット・パルモンティエ)をご案内しましょうねぇ。。。

 名だたるパリの有名ブランドで経験を摘んだ彼女が自分のコレクションをスタートしたのは1989年。ファッションの世界で経験を摘んだだけあって、彼女が作り出す世界は実にエッジィでシャープ、スタリッシュさが溢れています。

 現在はPARISのMalaisにアトリエとショップを構え、バレンシアガやカール・ラガーフェルド、スワロフスキー等ともコラボレーションをし、その独特のハイセンスな世界がスタイリストやファショニスタ等、特にファッションに敏感な人々から絶大な支持を受けてます。

 こちらはメタルのチェーンを鎖帷子のように編み上げたメッシュを用い、ブレードにマルチカラーのスワロフスキーを飾ったネックレスです。はい。。。襟ですねぇ。。。ファッションに精通している彼女だからこその、ファッショナブルなジュエリーですねぇ。

 個人的にはクロージャーをボディーピアスのようなパーツ1個で留めるという大胆且つ繊細な表現に、テンションアガってしまいました!!!!
 


 ご本人もとてもスタイリッシュな方で、少しボーイッシュなスタイルに自身のジュエリーを身につけるスタイルは、まさにハイセンスなパリジェンヌって感じで素敵です。


 こちらはディズニー映画『ラマになった王様』の魔法をかけられた王様クスコをイメージしてクリエイトされたジュエリーらしく、ご本人的には少しメルヘンなイメージだそうです。


 六角形のジオメトリックなパーツを用い、部分的にスワロフスキーや様々なパーツで仕上げて行く世界は、現代アートや建築にも通じるシャープなムードで、彼女以外には生み出せない素晴らしい作品でしたねぇ。。。

 

 DELPHINE CHARLOTTE Parmentierのサイトへはこちらからどうぞ。
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 はい、、、、いっぱいあってごめんなさいねぇ~。。。皆さん!!!ちゃんと付いて来れてますかぁ????


 続いてのLARA BOHINC(ララ・ボヒンク)も実に個性的で、アーティスティックなジュエリーが魅力のイギリスのブランドです。


 カルティエのジュエリーコンサルタントの経験もある彼女の作品は、実にダイナミックでアーティスティックです。何処と無くエキゾティックなムードを感じさせるアイテムは世界中のセレブリティーを始め、GUCCIやLANVIN等のランウェイ用のジュエリーを手がける程で、現在はジュエリーを中心にバッグやスモールレザーグッズ、ストール等軽衣料等の分野まで幅広く活躍しています。


 こちらは彼女の代表作でもある『エクリプス(月食)』をイメージしたコレクションのネックレスです。折り重なる円はこれからまさに重なろうとしている太陽と月、もしくは月食の後に再びそれぞれの軌道に戻って行く様を表現したかのような、実に幻想的なデザインです。 


 こちらは樹脂で全て一体型で作られていて、カフスのようにパコッとはめる感じですねぇ。柔らかいラインと実際の素材のギャップも楽しいアイテムです。
 



 とにかくその流線形のフォルムが実に美しく、ミニマムな中に漂うダイナミックさや、身につける女性を強く、気高く見せてくれる所が素晴らしいですねぇ。。。


 こちらは蛇の身体のようなメタルパーツを使用して制作したジュエリーで『サーキット』というコレクションのネックレスになります。F1レースでスーパーカーが風を切って疾走する姿や、トラックに残されたタイヤの跡や舞い上がる煙。。。。そんな情景をスピード感たっぷりに表現したアイテムです。


 美しい流線形のフォルムは手首や首、耳元や指先をスッキリと美しく見せてくれる事は、間違いありませんよぉ!!!!! 




 LARA BOHINCのサイトへはこちらからどうぞ。
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 続いてはロス在住のアーティスト、SONIA BOYAJIAN(ソニア・ボヤジアン)のジュエリーを御紹介しましょうね。。。。


 自身のインスタグラムからもお解りように、リラックスした気取らないスタイルの中に確固とした個性を放つ作品が人気です。2003年から自身の名前でのコレクションをスタートし、ハイエンドなラインナップで人気のシカゴのセレクトショップikramやバーニース ニューヨーク、香港のハービー ニコルズ等でビジネスを展開しています。


 NINA RICCIの2015 SS COLLECTIONではランウェイのジュエリーを手がけたり、2014年にはL.A.のMOCA(Museum of Contemporary Art)の招待により、施設内のポップアップストアを手がけ、ベルンハルト・ウィルヘルム等と一緒に紹介されています。


 作品の殆どがほぼ一点物という,実にエクスクルーシブなスタイルでクリエションを行う彼女、今季は女性のヌードのポートレイトやヴィンテージのポルノグラフィーをベースに、彼女達が一体何を着ていたら素敵かしら???というイマジネーションからスタートしたユニークなコレクションになっています。


 こちらのネックレスは、大きなキュービックジルコニアやメタルフレームに、ゴールドフィルというワイヤーをぐるぐると巻き付ける事で作り上げて行くジュエリーで、その衝動的なムードが実に素晴らしいですねぇ。。。




 彼女のウェブサイトをご覧頂けると解りますが、実際に女性のヌードのポートレートの上にパーツを乗せてクリエイトされたコレクションは実に独創的で、女性が装うという太古から続く習慣や、ジュエリーの歴史にも彼女らしい焦点を当てています。


 ターコイズやコーラルカラーのストーンをプリミティブなフォルムにカットし、手仕事よって施された飾り付けられたスタイルは実にプリミティブでオーガニックですねぇ。。。。でも、そこにはただのほっこりジュエリーとは全く違う、彼女にしか生み出せない唯一無二のピリッとした表現を感じ事が出来ますねぇ。。。




 SONIA BOYAJIANのサイトへはこちらからどうぞ。
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 さて、最後はアッシュ・ペー・フランス30周年をお祝いするコレクションからパールを使った素敵なジュエリーを御紹介しましょうね。。。。


 こちらはSTEFANO POLETTI(ステファノ ポレッティ)というブランドで、パリで活躍するイタリア人アーティストの作品です。


 ステファノ・ポレッティはミラノでファッションを学んだ後PARISに渡り、アズティン.アライヤやティエリー・ミュグレーの元でキャリアを摘みます。1995年に自身の名前を冠にしたコレクションをスタートし、LANVIN、GIVENCHY、イブ サンローラン等のショー、また映画や舞台にも数多くのコスチュームジュエリーを制作しています。ジュエリー以外にもルイ ヴィトンのウィンドーデザインや、2009年にはバカラのコレクションをデザインする等才能溢れるアーティストです。


 30周年のパール祭にちなんで彼はナクレ(白蝶貝)パールを用いてこんなフェミニンな作品を発表しました。タイトルは『BELLA DONNA(ベラ ドンナ)』。。。。。イタリア語で『美しい女性』を意味するこの言葉は、同じ名前の果実が存在し、デザインはその植物の種からインスピレーションを得ています。大きな種子のまわりに施された額のディテールも美しい、繊細なジュエリーでございますねぇ。。。



 はい、ここでベラ ドンナに付いて少し説明しておきましょう。ベラドンナはナス科の植物で西欧を中心に自生する多年草です。早春に芽を出し、花は初夏から夏まででくすんだ紫の花を咲かせます。花が終ると1cmくらいの緑色の身を付け、やがて熟すると漆黒へと変わります。


 このベラドンナ、、、、その果実は甘いと言われていますが、実はもの凄い猛毒を持っています。人間や犬や猫等一部の動物にのみ毒性なんですが、毒性が働かない鹿や小鳥、ウサギ等を捕獲した後に人間が食べても、その毒性は発揮される程の猛毒。。。。


 中世の時代には瞳孔を開かせる働きがあると言われ、猛毒と知りながら目薬が作られそれを点眼する事で女性は美を手に入れていたそうです。。。名前のベラ ドンナはそこから由来しています。。。。


 いつの時代もお洒落は我慢。。。。。可愛らしいジュエリーの裏に潜むダークなストーリーもこのブランドらしくて素敵でしたねぇ。。。





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 はい。二夜に渡ってお伝えして来たH.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)の2051-16 AW COLLECTIONのリポートいかがでしたか?


 今回はビジューを中心にお伝えしましたが、どれも実に個性的なブランドでしょ???プレス ルームにお邪魔して色々見せてもらう度に、どんなに小さなアイテムにも明確にデザイナーの個性が存分に発揮されていて、実に楽しいですねぇ。。。。


 お仕事の場合先にイメージがあり、それに合うアイテムを探すのが普通ですが、こちらのプレスルームに行くとその作品一つ一つに刺激され、新しいイメージが浮かんで来るのも、それぞれのピースに楽しさや美しさ、説得力があるからだと思います。。。



 

 やっぱり私はこうやって大切に生み出されたアイテムが好きですねぇ。。。本当に自分がその作品に惚れて、それを身につけるというと事は、もしかしたら周囲の情報に踊らされて、有名で高価な物を持っているよりも贅沢な事かもしれませんねぇ。。。。



 
 お天気も随分と落ち着いて来てファッションの楽しいこの時期、毎日を楽しくしてくれるようなアイテムを探しに出掛けるもの良いですし、イベントが続く年末に向けてパティーで注目されるアウトフィットにプラスするジュエリーやシューズ、クリスマスのプレゼントまで踏まえて、是非アッシュ・ペー・フランスのショップを覗いてみてはいかがでしょう。。。。。





 これまで出会った事が無かった、ビックリするような新しい価値観や、研ぎすまされた美意識に溢れたピース達との運命の出逢いが待っているかもしれませんよ。。。。。








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H.P.FRANCE 2015-16 AW vol,1 !!!






 はい、もう週末でございますねぇ。。。小雨の降る肌寒い週末になりそうですが、皆様くれぐれもご自愛下さいませ。。。




 最近、この冒頭の季節のご挨拶が切羽詰まっているというご指摘を受けました。。。。。大丈夫です。。。。私はちゃんと生きていますから。。。。。





 さて、今日は世界中の素敵なアクセサリーを日本に紹介するカンパニー、H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)のリポートをお伝えしましょう。


 個性的で楽しいアクセサリーを日本に紹介し続けるこのカンパニーは、東京の原宿を中心に沢山のセレクトショップを展開しています。創業当時から唯一無二の楽しいアイテムの品揃えが充実しているという事で、個性的なファッションを楽しむ方や、名前だけでは踊らされない拘り派の顧客の方々に支持されています。


 アイキャッチーでインパクトのあるアイテムが多いので私のようなスタイリストには嬉しい限りで、いつも突然アポ入れても親切に対応して下さいます。。。ほんと、もう何年のお付き合いになるのしかしら?????


 こちらを卒業して、現在日本のファッション界でバリバリ活躍している方々も沢山いらっしゃいますし、アーティストの意向を大切にするスタイルから個性的なスタッフの方々が多くて、プレスルームにお邪魔するとついつい時間を忘れて長居しちゃいます。。。。。




 さて、そんな東京の新旧ファショニスタ、業界関係者に圧倒的に支持されているこのカンパンニー。。。なんと今年で30周年を迎えました!!!!!おめでとーございまーす!!!!!パチパチパチ!!!!!



 30周年のお祝いにこのカンパニーと親交の深いアーティスト達のリミテッドエディション等も多数登場して今季はお祭りムード満載でございます。今回と次回の二回に分けて、東京のファッションを底上げし続けて来た、素敵なアッシュ・ペー・フランスの2015-16 AW COLLECTIONのリポートをして行きたいと思います。




 まずは、一番人気と言っても過言ではないフランスのメゾン、Jacques le Corre(ジャック・ル・コー)を御紹介しましょう。


 1985年にパリに誕生したこのブランドの創業者はブランドネームのJacques le Corre(ジャック・ル・コー)氏。グラフィックデザインを学んだ経歴からオリジナリティー溢れる奇抜なデザインの帽子からメゾンをスタートします。


 made in Franceに拘り、パリの息吹を感じさせる個性的なデザインは、アバンギャルドで人とは違うアイテムを好む世界中のコアなファショニスタ達に支持され、1999年にはバッグコレクションをスタートさせます。PARISの中でもファッションの激戦区、 

 

 

 こちらの画像のバッグは、メゾンの代表作『Lisboa(リスボン)』です。台形型のフォルムは程よく丸みを帯びたデザインで、まるでハンドルのシルエットがバッグの表面に写り込んだかのようなレザーワークや、フロントに大胆に施されたジップのディテール等実にモダンなデザインです。


 今回30周年スペシャル企画って事でこのリスボンがなんとも楽しいデザインで登場しましたよ。こちら、アマゾンに生息している巨大魚のレザーを使用していて、大きな鱗が実に特徴的。。。。デザイナーが愛した思い入れの強い素材で、このスペシャルな企画の為に即決でセレクトされたそうです。


 ブラックに染め上げたボディーにはブラッシングをかけるようにゴールドを施し、ホントにおめでたいアイテムでございます。。。。。。。。



 が、、、、、、、、、。ほんとにごめんなさい!!!!!既に完全完売しているそうです。。。。。写真だけでもお楽しみ下さいませぇぇぇ~。。。。

 



 ジャック・ル・コーのハットの一番の特徴はその奇抜なデザインではないでしょうかぁ?毎シーズン、展示会に行くと『今度は何を見せてくれるのかなぁ?』と期待に胸を膨らませる程、絶対に裏切らない個性的なクリエイションが見事です。

 こちらはベースのレオパードの部分にラビットファーを用いたトーク帽です。ボトルのように上部を摘んだ独創的なフォルムで、クラウンのトップにこれでもか!というボリュームで付いているモヘアのフリンジがインパクト大ですねぇ。。。帽子全体が絶妙なアシンメトリーなフォルムなので、被る場所によって微妙に表情を変えるのも楽しい所です。

 私、被ってみましたが、、、、、かなりのモロッカンになりました。。。。汗、、、。スーフィーダンスでも踊ってみる感じ。。。。きっとフリンジが広がってバッチリかと思います。。。。でも、3回くらい廻ったら倒れます。。。。

 女性の方でしたらこのハットにフェイス ネットをアレンジしてHaute Cotureなムードでコーディネイトするのも楽しいかと思います。クリストフ・バレンシアガのようなAラインのフレアーたっぷりのコートなんかとコーディネイトすると素敵かと思われます。。。。


 もう、、、、、被らない訳には行かないでしょ、、、、。こんなハット!!!


 独特のカラーリングに染められたガチョウの羽根を帽子のクラウンに飾ったこのハット。。。。他にはある訳ないでしょ????ジャック・ル・コーのコレクションには毎シーズンはっきりしたテーマがなく、ユニークな素材との出会いによって作品が生まれます。テーマ性がはっきりしない分ジーズンに関係なく楽しめるアイテムが多く、時々時限爆弾のように登場するインパクトの強いピースは、もはやアートの感覚でコレクターピースとなり争奪戦です。


 個人的にはこちらのエキセントリックなアイテムが大好物なんですが、芸術の都、ファッションの都のとしてのPARISのエスプリが、メゾンのDNAにしっかり染み込んでいるのも事実、、、、、。大胆な作品の中にもHaute coutureのようなエレガントなムードを漂わせるアイテムには、ほんと惚れ惚れしますねぇ。。。



 1999年にスタートしたバッグコレクションでは、旅を愛するメゾンのスピリットを表現し、それぞれのバッグには世界中の印象的な都市の名前が付いています。


 こちらはパテントのカーフレザーを使用したトレンド感満載のアイテムですが、左前のバッグは最初に御紹介したゴールドのアイテムと同じ『Lisboa(リスボン)』でポルトガルの首都の名前が付いています。


 奥の少し縦長のカラーブロックをあしらったバッグは『Patmos(パトモス)』。。。。キリストの12人の使徒の中で最後までその寿命を全うしたヨハネが、イエスから啓示を受け有名な『ヨハネの黙示録を』執筆したと言われるエーゲ海に浮かぶギリシアの島です。ちなみに彼に因んで建てられた『神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟、パトモスの歴史地区』は、このメゾンがバッグコレクションをスタートした1999年ユネスコの世界遺産に指定されています。


 現在は聖地であるのと同様に地中海リゾートを楽しむ素晴らしいバカンスのメッカで、こちらのバッグはリゾートにも対応出来る、リラックスしたトート型のフォルムが可愛らしいアイテムです。




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 続いては、こちらもアッシュ・ペー・フランスでは大人気の『JAMIN PUECH(ジャマン ピュエッシュ)』というバッグブランドを御紹介しましょう。

 1990年に生粋のパリジャン、Benoit Jamin(ブノア・ジャマン)によって設立されたバッグブランドで、翌年の91年には新人デザイナーの登竜門でもあるイエ―ル青年クリエイターヨーロッパでグランプリを獲得した程の才能の持ち主です。

 作品は目も眩むような華やかな手仕事による作品が素晴らしく、総刺繍のバッグなんてザラです。毎シーズンモチーフの中に常にユニークなマテリアルを取り入れ、全て職人によってハンドメイドで制作されるアイテムには、完成まで数日間かかるものもあるそうです。


 今シーズンのテーマは『DRESSING』。。。パリジェンヌのプライベートなブードアやワードローブをイメージしたコレクションです。例えば、パリの伝統的な建築様式でもあるオスマニアンスタイルのアパルトマンにこっそり忍び込んでみましょう。。。すると壁面にはウィリアムモリスの壁紙が貼られた秘密めいたお部屋があったり。。。。

 ワードローブに並べられた、エスプリと遊び心に溢れたリュクスなバッグ達。。。。代々大切に受け継がれて来たアイテムや世界各国で買った思い出の品。。。一つ一つのアイテムは彼女の趣味や行動範囲までイメージさせるスペシャルなアイテムばかりです。。。。


 まず、こちらのアイテムはごらんの通り。。。。。。。解りますかぁぁぁぁ???お猿です。。。。。

 ボディーの部分には凹凸の加工を施したスパンコールをビッシリと敷き詰め、ラフィアを用いてアラベスクのデコレーションのように猿の手や尻尾を描きます。ボディーの部分にはラフィアや毛糸を使って毛並みまで表現し、可愛いお顔もちゃんとございます。。。。

 一瞬お猿だって解らないようにエレガントに仕上げているのが素敵で、誰かに聞かれたら、思いっきり自慢したくなるような素敵なピースですね。。。



 例えば彼女のクローゼットの中には、中国で買った思い出の品が眠っているかもしれません。。。


 シノワズリーな気分を感じる長~いフリンジが施されたこちらのバッグは、ヘアカーフにスッキリしたカラーで南国に咲くような華やかな花のモチーフが施してあります。


 ショルダーでもサッチェルでも楽しめるアイテムで、シックになりがちな秋冬のコーディネイトのアクセントになりそうですねぇ。。。



 やはり、個人的にはこういう手仕事の香りがプンプンするアイテムがどうしても気になってしまいます。

 
 右側は全体にスパンコールのエンブロイダリーを施した縦長のバッグです。下の部分にはターキーのフェザーが飾られ、全体でバレリーナのチュチュをイメージしているという実に可愛らしいアイテムです。これはバレエやオペラを観に行くには最高なんじゃないでしょうかぁ???


 左は花びらのようにカットしたリボンをチュールに縫い付けて、紫陽花の花のデコレーションを施したバッグです。ポイントにフェザーのデコレーションとそこに鳥のモチーフが施され、咲き乱れる花々の中から飛び立つ鳥をイメージしたダイナミックな作品です。


 個人的に私の大好きなキュビズムの画家、ジョルジュ・ブラックが晩年に描き続けた鳥のモチーフとリンクする部分もあり、アーティスティックなパリのメゾンならではだなぁ~と感じましたね。。。

 



 こちらもやはり中国をイメージさせるアイテムで、個人的に大好物です。。。。私、実は好みが地味派手でございまして、シックなカラーで死にそうなテクニックが一見解らないように施してるものとかを見ると、、、、即窒息します。。。。。


 これはもの凄く好き。。。。。まるで東洋で長くから珍重されて来た翡翠や、12世紀にその栄華を極めた高麗青磁のような美しいセラドングリーンが印象的です。


 左側はマットなスパンコールを用いクロコダイルの模様を刺繍で表現したアイテムです。スパンコールの大きさもあえてイレギュラー、刺し方も実に巧みに不揃いに仕上げていて、自然由来のクロコダイルのパターンを緻密に表現しています。


 右側は鼈甲をイメージしたアイテムです。ビッシリとスパンコールを施した亀甲モチーフの中央に大きめのマットなジェイドグリーンのビジューを印象的に配し、存在感のあるタッセルも魅力的ですね。


 これは真っ黒のベルベットのチャイナドレスなんかにコーディネイトしてパーティーに出掛けて頂きたいですねぇ。。。その際ナイルもこのジェイドグリーンにすると、バッグを持つ指が長く見えますよぉぉぉ。。。



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 続いてのブランドはポップなデザインが人気のBARBARA RIHL(バーバラ・リール)です。


 ウィーン出身のBARBARA RIHL(バーバラ・リール)がクリエイションを行うこのブランドは、遊び心とユーモアに溢れたキャッチーさが人気のブランドです。1987年から7年間、フリーランスのデザイナーとして世界を飛び回った彼女の経験をルーツとするブランドは常に『旅』をテーマにしています。


 自身がそうであったように、ジェットセッターとして必要なトラベルにも対応出来るユーテリティーの面や、世界各国で印象に残った景色の楽しいグラフィックが人気で、現在PARISの


 今季はこんな可愛らしいイラストが施されたバッグが気になりましたね。ボッグス型のハード目のフレームにスタッズを飾り、右側はロンドンを、左はN.Y.を旅する女性の姿が描かれています。ロンドンを旅する女性はボーダーのドレスにスカーフ、チャームを沢山デコレーションしたバッグを持ち、カメラを構えています。


 ニューヨークを旅する女性は実に颯爽としています。トレンチコートの襟を立てててクラッチバッグにサングラス、ピンヒールのレースアップブーツは彼女のお気に入りのアイテムなのでしょうかぁ。。。


 こんな旅先で見た情景や、心を揺さぶられた一瞬の出来事をシャッターを切るようにイラストに施し、バッグへと落とし込でいるのが特徴です。



 こちらはベースにユニークなモノトーンのジオメトリックなパターンが施され、トレンチコートにベレー帽、サングラスでハンサムなコーディネイトをした、アジア人の女性のようイラストが印象的で、彼女はその長い黒髪がとても自慢のようです。


 ワクワクしながらも『花の都PARISなんだから、チャラチャラしちゃダメよ!』なんて考えながら気取ってシャッターを切っているようで、チュールリー公園等のパリの観光地では、時々こういう女性を見かけるので微笑ましくなりますねぇぇぇ。


 真ん中の一番大きなトートバッグにはリップやサングラス、自慢の長い黒髪にエナメル素材がアップリケされていて、実に楽しいアイテムです。


 大人女子だからこそ、敢えてのこのカジュアルでポップなムード楽しんじゃうという、その女子度高めのブランドです。




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 続いてはロンドン発のシューズブランドRUPERT SANDERSON(ルパート サンダーソン)を御紹介しましょうねぇ。。。


 実に美しいシューズを作るこのブランドのデザイナー、RUPERT SANDERSON(ルパート サンダーソン)はこの仕事に就く前は、広告代理店の営業という少し変わったキャリアを持っています。退社後、イギリスの靴職人養成所コードウェイナーズで基礎を学び、就学中よりイタリアに渡り修行、セルジオロッシのアトリエ等で経験を積み徹底的な現場主義で確かなスキルを身につけます。

 
 2001年より自身の会社を立ち上げ、手仕事によるシューズコレクションを発表し、その後、有名ブランドとのコラボレーションや靴のデザインを手がけ、ロンドンを始めとする世界中の高級デパートや感度の高いセレクトショップ等でビジネスを展開しています。


 2008年にはBritish Fashion Awards(ブリテイッシュ ファッション アワーズ)2008でアクセサリー デザイナーズ オブ ザ イヤーを授賞し、翌2009年にはElle Style Awards(エル スタイル アワーズ)でもアクセサリー デザイナーズ オブ ザ イヤーを授賞し、現在話題沸騰中のシューズブランドです。


 “less is more”(簡素な心地よさ)をモットーとするエレガントで洗練されたスタイルが特徴で、レッドカーペットでも常連です。今季はまずこちらのベロアのアイテムが気になりましたね。


 太めのキャンキーヒールにアンクルストラップ、パインピングで施されたレザーとベロアのコンビネーションが実に美しいシューズです。フロントのソールに施されているプラットホームは裏から見ると、まるで海の上にポッカリと島が浮いているような『アイランドヒール』というオリジナルのソールのプラットが施され、一回り小さく作られているので、プラットホーム 特有の野暮ったさが皆無で、実に繊細に見えましたねぇぇ。




 こちらのパンチのある、ストロークの強いシューズも素敵でしたね。


 様々なストリート由来の個性的なミュージックシーンやカルチャーを生み出して来たロンドンのブランドらしく、パンクやロック、レザーのジャケット等のハードなイメージをエレガントに表現したアイテムです。


 こういうモチーフを取り入ていても、この絶妙なヤリ過ぎない感じ。。。。特にこれまで様々なブランドのシューズを履き潰して来た、拘り派の重度の靴中毒患者達から熱心に支持されているそうです。。。


 にしても、、、、既に画像で見てもお解りの通り、この美しいフォルム。。。。。ため息が出ます。。。。



 こちらは80'Sのグラムロックのムードを感じさせるアンクルブーツです。


 スエードのジオメトリックなカラーブロックのデザインで、メタリックの部分はカーフレザーを使用しています。大胆なデザインもさる事ながら、少し後ろ目に施されたヒールとその高さ、甲の裏の部分のくりのフォルムが驚く程美しく仕上がっています。


 今回コレクションの中でも、私好みの主張の強いデザインをセレクトしていますので、もちろんデイリーユースにも対応出来るウエラブルなアイテムから、フラットシューズまで豊富なバリエーションもございますので、そちらはショップで直接ご確認下さいませ。。。




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 いかがでしたか???30周年を迎えるアッシュ・ペー・フランスの2015-16 AW COLLECTIONの中からバッグやシューズをお伝えした第一夜、皆様のお気に召すアイテムはございましたか???



 
 現在のシンプルなウエアに個性的なアクセサリーというファッションのトレンドの効果もあって、益々好調なこのカンパニーですが、何よりも素晴らしいのは取り扱っているアーティスト達への愛のある姿勢です。関わったデザイナー達を幅広くサポートし、ちゃんと顧客達にスピーチを繰り返し、エデュケーションして行く姿勢は実に素晴らしいなと感じます。



 時にクリエイションに走り過ぎる個性的なアイテムが発表されても、ちゃんとそれを暖かく見守り、沢山の系列のブティックの中から、ちゃんとピッタリと合う顧客の元へ送り届けるという姿勢は素晴らしいなと思います。これだけ物が雑に扱われる時代にあって、一点一点を作品としてとても大切にしているスタンスには、頭が下がります。。。



 もちろん、ラグジュアリーなビッグブランドに比べれば全体のプライスもリーズナブルですし、様々な部分で検討しても私的にはとてもリーズナブルなアイテムを扱っていると思います。なので、是非その日の気分や衝動的に素敵なバッグやハット、シューズをチョイスしてみてはいかがでしょうか?実は第一印象って一番正しかったりするんですよえぇ。。。。




 例えば今月末のハロウィーン。。。。。パーティー会場で注目の的になりそうな楽しいアイテムが沢山揃っていますよぉぉぉぉ。。。。。







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VERSACE 2015-16 AW !!!




 はい。もう10月も半ば、随分と肌寒くなって来まして、熱燗とかお鍋とか美味しい季節になって参りましたねぇ。。。。実りの秋というくらいですからついつい食べ過ぎてしまいますよねぇ???



 でも、気を付けて!!!!ここで暴走するとほぼ間違いなく一冬デブです。。。。。クリスマスのスペシャルディナーの後のサムシングも、ニューイヤーのホリデー ビーチ リゾートも全て台無し。。。残念な画像しかケータイには残りません。


 生物学的に秋は冬に向けて身体が貯蓄をしようと作用する時期ですので、くれぐれもお気を付けあそばせ。。。。かくなる私ももっか炭水化物抜きダイエット中。。。。美味しい物と体力と風邪を引かないようにと、あらゆる状況を想定しながら秋の味覚を楽しんでおります。。。。





 さて、そんなナイスバディーのゲットしたあかつきには、是非自分にご褒美として着て頂きたいブランドを今日御紹介しますね。



 はい。VERSACE(ヴェルサーチ)でございます。。。。。



 正直、毎回書いてるだけでテンションアガりまくりのコレクションでございまして、私の好きっぷりは皆様衆知の事とは思いますが、今回も飛ばして参ります。。。。。エモーショナルになり過ぎたら失礼!!!



 まずは、袖を通すんですよ。。。。ヴェルサーチですもの。。。。展示会の会場で新作に袖を通す度に、『まだ大丈夫?』とか『ヤバい、痩せねば!』とか自分の身体とのコミュニケーションを明確にしてくれる素晴らしい服でございます。


 まず、こちらのジャケットはMEN'S COLLECTIONのアイテムで、ショーでは後半にダウンのコートの下にインナーのように着用していたアイテムです。この1体でしか使用していないエクスクルーシブなプリントは、まるで遺跡の中の壁面に装飾されたアラベスクモチーフを、亀裂も含め描いたような実にユニークなパターンです。


 ラペルにはサテンがあしらわれているのでフォーマルでも大丈夫ですし、モノトーンなのにこのエキサイティングな説得力はさすがです!!!!



 
 
 まずは2015-16 WOMEN'S COLLECTIONのリポートからお伝えしましょうね。



 今回クリエイティブ ディレクターのドナテラ・ヴェルサーチは、プレスリリースの中にこんな言葉を記しています。


『このコレクションは今日のそして永遠に私のベルサーチです。クラフトマンシップ、グリークキー、未来を象徴する EMOJI まで#GREEKはVERSACEのすべてを象徴しています』



 今回のテーマになっているのは『GREEK(ギリシア)』と『EMOJI(エモジ)』。。。。ヴェルサーチではもはやアイコンと言っても過言ではないグレカ パターンやブランドのロゴ、現在SNS上を光陰矢の如く駆け巡るエモジに注目し、それらのアイコニックなモチーフを再解釈する事から、未来へ繋がる新しいクリエションを追求しています。


 文字やマークがその特質上持っている直線や曲線のジオメトリックな要素は、今回様々な形でコレクションに落とし込まれます。まずシルエットは実にグラフィカル。。。。ヴェルサーチが神髄とするボディーラインを見事に表現するスタイルの中には、円のシェイプにカッティングされたスカートや、トライアングルのフォルムのコートやフレアーパンツ、グリットのようなモチーフはキルティングでも表現されます。


 また文字やマークが持つ解り易くフレンドリーな要素は実にポップに解釈されています。VERSACEのロゴを新たに解体してブラックスーツにエンブロイダリーで鏤めてみたり、80'Sをイメージさせる大胆なロゴをフロントにあしらったプルオーバー等も見物です。



 ではファーストルックからコレクションを解説して行きましょうね。。。目も覚めるような真っ赤なランウェイが用意された今季のコレクションのトップバッターは、実にユニークなヴェルサーチらしいコートのルックです。

 ミニマムなトップス、ほんの僅かに重なるダブルブレストから右側のボトムにはたっぷりとボリュームを取り、下前になる左身頃のスカートはパッツリそこだけ生地をカットしています。。。。いやぁ。。。。コートですよね?こちら???

 上質なカシミアを使用しダブルフェイスに仕立てた柔らかいアイテムには、このようにサイハイブーツをコーディネイトしてドレスのように楽しんでも素敵ですし、片足だけ見える事を想定してインナーを色々考える楽しみも生まれます。


 こちらのコートはフロント部分がミニ丈にカットされた、シンメトリーのデザインでも登場していましたよ。。。




 今季のカラーパレットはクラシカルなブラックをベースに、レッド、イエロー、グリーンのビビットな原色で強いコントラストを楽しみます。コントロールした数色は1トーンでまとめたり、強烈なカラーをブツけたりと実に様々なテンションでコレクションを盛り上げます。


 こちらのスーツも実にクールで素敵ですね。。。ウエラブルに仕立てられたスーツは小さめのショルーダーに、シャープなカッティングとコンテンポラリーに仕上げられていますが、キュっとフィットしたウエストのラインで明らかに『This is Versace』と物語たっているようです。

 
 ハイウエストのパンツは程良いフィット感で、フロンだけ覗くシャツやシューズ、クラッチバッグの中に、少しだけグレカ パターンを覗かせているさりげなさも素敵です。


 もはや選ばれた服。。。。。。。。。何がどうなっても必ずヴェルサーチであるという事を証明しているようで、嬉しくなってしまいます!!!!




 今季コートやドレスで登場したキルティングのアイテムは実に印象的でした。


 こちら、ベースのブラックの部分はなんとスエード。。。解剖的なまでに規則的なキルティングは、鮮やかな糸で一つ一つ手仕事で施されてたというHaute Coture並みのテクニックのアイテムなんです。。。。本来キルティッグのアウターってナイロンとかのテクニカルファブリックが多いので、『なんだろ~?このマットな質感は?』と思ったらそんな事に。。。。


 ハンドメイドだからこそ出来る、パネルの部分でステッチ変えて細く見える効果を出したり、ショルダーからスリーブにはグレカ パターンを施したりと至れり尽くせりでございます。。。


 こちら、トップス部分がボンバージャケットでフレアーで広がる、ドレス風のデザインでも登場していました。
 


 。。。。。こういうヴェルサーチのアトリエでしか出来ない素晴らしいテクニックの作品を見ると、ほんとため息が出ますねぇ。。。。


 Haute Couture Collection ATELIER VERSACE(アトリエ ヴェルサーチ)を最高峰とする、究極なまでにボディーを意識しながらカッティングを施していくテクニックは、昨今の四角く切って縫っただけの服が多いコレクションの中では希有な存在なのかもしれません。


 柔らかいカシミアを使ったドレスは胸元に施されたイレギュラーのスラッシュとそこから覗くベルト、ウエストにも施されたベルト、スリット等がアクセントになったアイテムで、スパイラルするかのようにカッティングされたボディーの表現が見事です。


 シンメトリーなデザインの場合、本来パターンや形出しはボディーの半分で済むものですが、ここまで来ると全身はもちろんの事、パターン自体が実に細かく繊細なので最終的なシルエットを完成させるのも大変です。。。でも、、、、、何の障害もございませんでしょ????つるんと仕上がってるでしょぉぉぉぉ?????? あんたこれ、凄い大変なんだから!!!!

 こういう高度なテクニックが施されたアイテムはテクニックまできちんと理解しながらも、決してこれ見よがしではなくサラリと着る。。。。。それが本当のオシャレなんだと思いますねぇ。。。



 こちらは何とも楽しい、そしてとてもヴェルサーチらしいプリントのアイテムになります。一般的に華やかなプリントがとても有名ですが、今回実はプリントのアイテムはあまり登場していません。その変わりこんなにもエキサイティングな仕上がりになっていましたねぇ。。。


 グレカ パターンをさらにポップに解釈した今回、モチーフはグレカ パターンのみです。ゲージの大きさや配置、カラーを変えて、ネオンやシグナルのようにアイコニックに仕上げていて素晴らしかったですね。


 左からフロントジップのコンパクトなジャケットにフレアーのミスカート、真ん中はフロントにスラッシュをあしらったミニドレスです。右側はシャツにスキニーパンツというアイテムですが、モデルがターンすると背中はバックリとサークルカットになっていて、同じくグレカパターンのブラの紐を見せつけるとという何とも大胆なスタイリング。。。。

 これ。。。。。。メンズでは出さないですよねぇ。。。。シャツが欲しいです。。。ウエストまでボタン開けて着たいです。。。。




 アクセサリーも一貫してグレカ パターンです。パターン自体のスクエアなデザインを生かすようにスクエアなクラッチバッグが中心で、薄めのマチでシャープに抱えているのが印象的でしたね。


 先程御紹介したキルティングのコートのように、ブラックスエードにカラフルな糸でモチーフを施したり、光沢のあるレザーに同色の糸でステッチをしたりと様々なバリエーションで登場しています。


 こちらはその中でも印象的だったアイテムで、マルチカラーのグレカ パターンをレザーにプリントし、その上からグレカ パターンのステッチまで施したという存在感のあるバッグです。クラッチでもショルダーとしても持てるバッグで、ゴールドのチェーンもなんと、、、、グレカ パターン。。。。。


 シックなブラックのドレスにこちらのバッグ、シューズはこのバッグの中からレッドやグリーン等の一色を取り出して合わせ、真っ赤なリップに真っ赤なネイル。。。。。嗚呼、もう溜まりません!!!!



 こんなドキドキするような80'Sのムードを感じさせるアイテムも発表されました!!!!

 
 アイコニックなモチーフやエモジにフィーチャーした今回、ヴェルサーチのロゴも実に楽しく再解釈されています。まるでオプティカルアートのようにそれぞれの文字のカラーやサイズを変えて、スウェット全体にアグレッシブに表現されていましたね。ショート丈のコンパクトなムードもキュートでしたねぇ。。。


 このカラフルな文字のディテールは、ブラックスーツにカラフルなカラーのビーズ刺繍で施されたアイテム等もあり、エキサイティングでしたね。


 先に御紹介したいくつかのドレスにも登場していたディテールですが、カットアウトやスラッシュ、ホールを施すデザインも今季のキーワードとなります。 


 シンプルなドレスも一筋のスラッシュを入れる事でぐんとオリジナリティ溢れるスタイルになります。同じくイタリアの現代アーティストLucio Fontana(ルーチョ・ファンタナ)の鮮やかなキャンバスに、ナイフで一一筋の線を入れる表現とリンクしてしまうのは、私だけではない筈。。。。。


 こちらは実にクリーンなシフト型のミニドレスですが、右側のアームホールの部分にこの巧妙なテクニックが伺えます。スラッシュは何も無い所に突然肌が見え、セクシーなムードを生み、ヴェルサーチの場合その施されているホールの場所が、女性が着た場合絶対に安全な、見せても良い場所だったりするのも良く考えられています。


 さすが、女性の身体の事を熟知しているブランドならではのテクニックですねぇ。。。



 コレクションの後半にはHaute coutureかと見間違う程のリュクスなエンブロイダリーのアイテムが登場しクライマックスを迎えます。


 モチーフに使われているのは今季のグレカ パターンやエモジ。それらはまるでDJが曲をリミックスするかのように自由にアレンジされなんとも楽しかったですねぇ。。。


 モチーフの中にデザインされたVの文字やグレカ パターン、@やハッシュタグの#まで登場しているのがお解りになりますか????どれもカラフルなクリスタルやトライアングルのスパンコール、ビューグルビース等で美しく飾られています。


 まさに現代のSNS時代を象徴するかのようなピースが素晴らしかったですねぇ。。。



 今回、ランウェイに登場したシューズも、もちろんグレカ パターン。。。。このかたくななまでの一貫性も私のヴェルサーチの好きな部分です。ブレない感じでございます!!!!


 ブラットホームとヒールの部分には、メタルをこのパターンにくり抜いたパーツが用いられていて、プラットホームとシューズの底が少しズラしてあるので、履くと足が宙を浮いたように見える実にユニークなアイテムでしたね。


 他にスエードとパテントのコンビレザーのサイハイブーツ等も素敵でした。ウエアにはブーツを覗かせるようなディテールが施してありますので、ブラックのコートの脇からグリーンのサイハイブーツを覗かせるなんて、アグレッシブなスタイリングが楽しめそうでしたね。。。。







 続いても大好物なMEN'S COLLECTIONを御紹介しましょうね。


 『2015秋冬コレクションでは『裸のヴェルサーチ』とヴェルサーチのソウルを表現しています。『裸(stripped)』という言葉はデコレーションを外した,という意味で使用しています。すべてを外した後に残ったのはシェープ、カッティング、シルエット、シャープネス、センシュアリティというヴェルサーチのピュアなソウルです』


 ードナテラ・ヴェルサーチ



 裸のヴェルサーチ。。。。。って事で独りでソワソワしてしまいましたが、今回これまでのヴェルサーチのイメージを全く覆すような、装飾性を削除した新たな実験がこちらのMEN'S COLLECTIONでは行われました。


 とかくキャッチーなプリントやジャラジャラのアクセサリーがフィーチャーされがちなメンズウエアにおいて、このブランドの最大の魅力という言うべき、シルエットやフォルムで挑戦をするという、守りに走らない姿勢が個人的にはリスペクト大でしたね。。。



 ヴェルサーチのメンズウエア、特にジャケットに関しては見事な迄のサルトリアルに裏付けされた実に美しいアイテムの宝庫です。アイキャッチーでスタイリッシュなコレクションばかりに注目が行ってしまいますが、ビジネスでも通用するベーシックなデザインの中にも感じられるその卓越したテクニックは、女性のボディーを完璧に表現するのと同じく事がメンズウエアでも行われます。


 今季は少しジャケットのシルエットが変わりましたね。ショルダーを小さめに丈も短くなってコンテンポラリーなイメージです。背の低い日本人男子にも似合いそうな仕上がりだったのが印象的でした。


 コンパクトなジャケットにコーディネイトするのはあえてワイドなパンツ。新しい解釈のフォルムは30’Sや50'Sのグラマラスなムードは残しつつも、モダニティに溢れていましたね。



 贅沢なプラムカラーのウールを使用したこちらのスーツ、見ているだけでそのゴージャスさがお解りになるでしょぉぉぉ???このブランド独特の美しいピークドラペルからクリーンに仕上げたボディ、ウエストの部分はキュッとシェイプし、着る人に心地よい緊張感を与えます。

 
 ジャケットのバックルやネクタイピンにさりげなくゴールドのメタルパーツを取り入れ、随分フレッシュなイメージのルックでしたねぇぇぇ。。




 今回のカラーパレットはブラックに始まり、グレーやネイビー、ブラウンやプラム、ベージュからホワイトと、メンズウエアにおいてはエターナルなカラーで構成され、コレクション全体を通して言えるのがトーン オン トーンのスタリングです。


 全体のカラーをミニマムにする事でシルエットの美しさやマテリアルのラグジュアリーさ、着る人の品格まで露にあるスタイルが、ヴェルサーチ流の艶やかな遊び心で表現されているのは実に楽しかったですね。


 こちらはモヘアの糸を使用した毛足のあるコートのルックです。コート全体に積み重なったレンガのような、グレカ パターンをアレンジしたようなユニークなパターンが施してあるんですが、そちらは部分的に毛足をカットする事で表現していて、毛皮等に取入れられる手法で仕上げてあります。


 インナーにはリラックスしたムードのケーブル編みのビッグニットとマフラー、パンツもかなりワイド目で、このノンシャランとしたムード。。。。。新鮮でしょ????




 全体のプロポーションとしてはボリューミーなトップスにタイトなボトム、またはその逆というアクセントの強いスイリングが印象的でしたね。スキニーなボトムという事で登場していたレギンスや、ニットのピッタリとしたパンツも実にセクシーでよござんしたね。。。


 お得意のバイカースタイルも今季がリラックスしたムードが素敵です。レザーと柔らかいニットをバイカラーで使ったジップブルゾンに、パンツはバイカーパンツの切り替えの中にメッシュを用い、スポーティーに仕上げています。


 先ほども登場したビッグニットは今季のキーアイテムとなり、腰を被るくらいの長めのレングスがユニークです。こちらはインナーにビッグカーディガンを着てレイヤーしたスタイリングで、カジュアルな印象でしたねぇ。。。


 
 こちら展示会の会場で見付けてサラッと着てみたフードブルゾンでございますが。。。。。。


 表地にはリブニットが用いられたプレーンな感じなんですが、内側にビッシリとライニング施されたファーが。。。。。。。昇天するかと思いました!!!!表にアピールするグジュアリーを極力引いた今回、こういう着る人がよりプライベートに楽しめる心の内側からリッチになれるアイテムが実に充実していましたね。


 裸のヴェルサーチなだけに、、、、、これ裸で着るべきでしょうかぁ。。。。。


 今季のファーウエアは実に充実しています。中でもフィーチャーされているのはミンク。。。ショートジャケットやロング、ボンバージャケットやコートの襟等のパーツ使いでも登場していましたね。いつもより落ち着いたデザインなので、ベーシックアイテムとしてミンクをお探しの方にはオススメですよ!!!!


 イヴニングも一貫してクリーンなスタイルが印象的ですが、やはりシルエットやマテリアルには格段に上質です。トーン オン トーンのアイディアはスーツスタイルだと、シャツやタイまで同じトーンにする着こなしがシックで素敵でしたね。


 こちらは美しいミッドナイトブルーのセットアップで、ジャケットのラペルにサテンを使用する事でさりげなくフォーマルな印象に仕上げています。これまでのヴェルサーチのガッチリ肩が張ったスタイルからすると、明らかにコンパクトになったのがお解りになると思います。



 オーストリッチのブーツ、そこに施されたさり気ないメタルパーツとネックレス、ボタン等でアクセントを付けて、若い人にも親しみ易いフォーマルスタイルを提案していました。。。







 今回、さらにシンボル化されビビットになったWOMEN'S COLLECTIONと、これまでとは全く逆のプレーンな方向へベクトルを向けたMEN'S COLLECTION。安定したラグジュアリーさとセンシュアルさ、艶やかな部分を残しつつも、どちらもそのコンセプトをより明確に、ある意味簡略化したように感じましたね。



 昨今のSNS時代、実際にショップで販売されているアイテムと同様にインターネットやiPhoneの中のバーチャルの世界でのファッションの動向からは目が離せません。多くのブランドがわざわざネット担当の部署を作り人員を増やす中、facebookやInstagram等のブランドサイドが直接的に発信出来る情報は、その世界観を提案すると同時にビジネスにも強く影響するようになりました。


 

 ヴェルサーチまでのラグジュアリーブランドになると、袖を通すとため息が出て来る程のリッチさは誰もが衆知の事で、あえてその上でケータイの小さな画面の中でも主張するインパクトやキャッチーさに着目した感がありますね。


 ドナテラ・ヴェルサーチの場合、なんだかその部分も楽しんでクリエイションに反映させたような今回、これからヴェルサーチに袖を通すであろう、若い世代をも夢中にさせるポップでキャッチーなテイストは実に楽しく、真っ赤一色で覆われたコレクションのロケーションは彼女達へのレッドカーペットのようにも見えましたね。。。。







 常々書いてますが、街には上質でエレガントなセクシーが足りません。。。我こそは!!!と自信をお持ちの皆様は、是非ヴェルサーチのウエアに身を包み、東京の街の美観を、少しでも華やかにして頂けると大変嬉しく思います。。。。。。








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JIMMY CHOO 2015-16 AW !!!




 はい。連休最終日の夜、、、、。。。明日からお仕事、学校でございますが、皆さんいかがなもんですかぁ???充実したお休みが過ごせたかしら???きっとサザエさんのエンドロール的にセンチメンタルな気分かしら????


 良い子の皆さんは明日の出社、通学に備えてもうベッドの中だと思いますがねぇ。。。悪い子は今日もこちらの深夜のファッションリポートをお楽しみ下さいね。。。www





 今日はイギリスが誇るラグジュアリーシューズブランド、JIMMY CHOO(ジミー チュウ)の2015-16 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。




 今回、スペシャルなプレゼンテーションを東京で見せてくれたこのブランド。私が写っているのはMEN'S COLLECTIONの為に用意された素敵な小部屋でございます。クラシカルなイギリス紳士の書斎をイメージさせるインテリアが素晴らしくて、わざわざのこの日の為にだけに制作したんですって。。。。もう、さすが!!!!


 ちなみに、私もちゃんとジミー チュウでお邪魔しましたよ!!!!!
 



 まずはWOMEN'S COLLECTIONのリポートからお伝えしましょう。。。。



 今回クリエイティブ・ディレクターのサンドラ・チョイはこんな言葉をプレス リリースに記しています。

 『バレエには繊細で軽やかという印象があるけれど、完璧さの中に美があり、且つ、鍛練の観念があることも確かね。このバレエの本性こそが、私にボンデージをモチーフに線を描かせたのよ。ダンサーは、内にあるものを引出し、精神を集中し、身体を抑制する時、身体を締め付けるハーネスのように足首に繊細なサテンリボンを結ぶわ。結び目はダンサーに演じるための強さを与え、そして芸術的なフォルムでもある。私は、バレエとボンデージといった2つのコンセプトがどのように完全に絡み合うかに興味を掻き立てられたの。』




 クラシックバレエを経験された方やバレエに精通してらっしゃる方からすると、イージーに理解出来るようなこのテーマ。。。。バレエもボンデージも死ぬ程大好きな私からすると、、、、、もう、、、、涎ものの今回でございます。。。



 優雅なだけのバレエとはまた違う面からクリエイトが行われた今回のジミー チュウのコレクションで、まず私が直感的に感じたのは緊張感でした。バレエは一瞬の美です。最高のクライマックスを完璧に演じる為にダンサー達は日々鍛錬を積み、どんなに努力をしても報われないピラミッドの頂点を目指す過酷な舞台芸術です。


 バレエの動作の基本中の基本は引き上げて広げるen dehors(アンディオール)という動きからスタートします。生理的な人間の姿勢とは全く逆に向かう動きはもちろんダンサーの身体に負担をかけ、日々の鍛錬は過酷な物です。だからこそ舞台に上がった時の輝きと彼女達が放つオーラは人間離れしたものとなり、瞬間の芸術作品へと昇華します。


 ポワント(つま先)で立つ事の危険を孕んだギリギリの美しさ、身体から生じる強いパワーと感情、トウシューズのリボンをキュッと結ぶ行為が、自らがダンサーである事を意識させ、舞台の上で自己を解放して音楽の一部となる。。。。。確かにボンデージの概念と沢山共通する所がありますねぇ。。。



 それでは、そんなピリッとした緊張感を孕んだ、スペシャルな今回のコレクションを御紹介しましょうねぇ。


 いきなりこれでございます。。。。素敵でしょぉぉぉ?????アンクルにかなり大きなチュールのリボンを飾った『LILYTH』です。プリマドンナが美しく舞台で舞う瞬間を表現したようで、大らかにキュッと結んだチュールが実にドラマティックですねぇぇ。。。フロントのトップの部分はベルベット、かかとの部分にはメタリックなレザーなど異素材の組み合わせもユニークです。

 チュールやスパンコール、サテン等様々な素材で作られるプリマドンナのクラシックチュチュをイメージさせますねぇ。。。さながらこのカラーはストラビンスキー作曲によるL'Oiseau de feu(火の鳥)でしょうかぁ。。。。しかも、、、赤い靴。。。。お話がビンゴ過ぎます。。。。



 さらにビンゴな話をもう一つ。。。。タイトルになっているの『LILITYH(リリス)』というのは、聖書の創世記の中ではアダムの次に創られた二番目の人間として描かれています。ただしアダムと同じ製法で創った為、アダムや神の言いなりになる事を嫌がり、両者の元から脱走します。

 その後天使に追いつかれ『一日に100人の子供を追わせる苦行を与える』と脅されますが強情に突っぱね、その後『一日に100人の子供を殺す苦行を与える』と脅されますがやはり突っぱね、自分の自由を貫こうとしました。

 結局、神はアダムの肋骨から従順なイブを創り伴侶にしたそうです。

 後に『一日に100人の子供を殺す苦行』のみを取り除かれた事もあり、安産の神様として祀られている所もあったり、エデンの園でイブをそそのかして真実の実を食べさせたヘビがイリスの化身とも言われます。イリスの存在を非とするキリスト教の宗派においては、魔王ルシファーの妻になった等伝承も様々。。。


 そこまでしてまで貫かなければならない思い。。。。。そんな計り知れない女性の意志の強さが表現されたシューズなのかもしれませんねぇぇぇ。。。



 バレリーナとボンデージ、そんな言葉を一番的確に表現したのがこちらのシューズ『ROSANA』ではないでしょうか。。。


 今回沢山使用されているトウシューズをメージさせる『バレエピンク』のベルベットをボディーに用い、一体型になったアンクルストラップ、やそれに繋がる脇やフロントのカットもかなり大胆でヌーディーな印象です。

 
 そこにキュッとブラックレザーのリボンを結ぶ。。。。実にドマラティックなシューズでございますねぇぇぇぇ。。。




 『FLORESSE』といこちらのサンダルも効果的にチュールを用いたアイテムですが、漆黒にブラックのクリスタルが飾られた姿は、さながら『ブラックスワン』なのではないでしょうかぁ???


 足を横切るように施された5本のベルトにチュールを通し、絶妙な具合で固定したかのような衝動的なムードを感じさせるシューズで、この感覚的なスタイルはこれまでのクリエイションの中にあまり登場していなかったので新鮮でしたね。


 一見、イレギュラーかと思わせる程大らかに固定されていて、足のトップの部分にチュールが絡まっているようなセンシュアルなムードです。こういうふんわりしたアイテムをきちんと商品化するのって死ぬ程大変。。。。。凄いなぁと思いましたねぇ。。。


 
 ジミー チュウでは大人気のレースで覆われたシューズも今季はバレリーナのレッスン着のようなカラーリングで登場しましたよ。


 ボディの部分はオフホワイトのレースを用い、モチーフには部分的にブラックの糸をミックスさせ、さりげなくエッジを際立たせています。さらにパテントのエナメルを合わせ、柔らかさと強さを感じさせる美しいシューズに仕上げていましたね。


 このレースのマテリアルを使用したアイテムはフレットシューズの『WALTZ』というアイテムでも登場していましたよ。。。。


 はい。。。。。もう、痺れます!!!!!さらにボンデージカラーの強いこちらも素晴らしゅうございました。。。


 『ANNELI』というこちらのシューズはレザーの薄いストッキングを履いた上に、レザーのリボンで足を縛っていったかのようなフェティッシュなムードを感じさます。部分的に施されたノットやリボンの配し方が実にグラフィカルで、一番上でキュッとボウに結ぶデザインも実にフェミニンです。




 私の想像ですが、もしかしたらタイトルの『ANNELI』はスウェーデンのプリマドンナ、Anneli Elisabeth Alhanko Skoglund(アンネリ・アルハンコ)から来ているのではないかと思われます。


 フィンランド系ロシア人の両親を持つアンネリは、1953年コロンビアのボコダで生まれます。1963年から71年迄ストックホルムのバレエ学校に通い、71年にスウェーデン王立バレエ団に入団し、同年ルドルフ・ヌレエフの振り付けの『くるみ割り人形』で大役を任され華々しくデビューします。


 1972年にはヴァルナ国際バレエコンクールで銀メダルを獲得し、翌年にはソリスト、3年後にはプリンシパルダンサーと異例の早さで昇格し、1984年にはバレエ会の最高称号で最高のダンサーが出現しない限り与えられないPrima ballerina assoluta(プリマ・バレリーナ・アッソルータ)を、1979年のマーゴ・フォンテインに続いて5年振りに授賞します。


 クラシックはもとより、John Neumeier(ジョン・ノイマイナー)等のモダンダンスもこなす世紀の逸材で、2010年にストックホルム舞踊学校『Bace 23』を立ち上げています。。。





 もちろん毎シーズン幅広いバリエーションを誇るジミー チュウでございますから、様々なシューズが登場すのは当たり前、世界中の女子が全員バレリーナのような華奢な靴を履いてクルクル廻っていては社会は成立しません。。。


 より実用的なシーンの中においてもスタイリッシュなアイテムをを提案するというのも、ジミー チュウの追求するもう一つの顔で、CHOO 24:7(チュウ トゥエンティーフォーセブン)やCHOO.08°(チュウ・ポイント・オー・エイト)等着用する人のオケージョンに合わせたコレクション展開も嬉しい限りです。


 こちらの『DAYNO』というブーツは美しさと快適さをダブルで楽しめる素敵なシューズです。サイドに施されたゴールドのボタンは今季のトレンドでもある70'Sのディスコティックなイメージや、私的にはヨーロッパの騎馬隊が乗馬の際に足につけるプロテクションにも見えてミリタリーなムードも感じますね。。


 前後に薄くなったハイブリッドなヒールも、足を細く見せてくれる効果がありますよぉぉぉ。。。。www



 こちらはCHOO.08° (チュウ・ポイント・オー・エイト)のアイテムで『HUTCH』というアンクルブーツです。


 50年代に大流行した、尖ったトウとシャープなフォルムのウィンクルピッカーズをモダンに解釈したアイテムで、今季は全体に鏤めたメゾンのシグネチャーと言っても過言ではないスタースタッズが、エレガントな印象を受けましたね。


 8cmヒールでホールド感もサイコー。。。ヒールは履きたくないけどスニーカーはねぇ。。。なんてコンフォートとスタイリッシュのどちらもゲットした女子の方にはオススメですねぇ。。。



 バッグのコレクションもいくつか御紹介しましょうね。。。


 『CLOUD』という名前のこちらのパーティーバッグは雲のように見えるゴールドのケージの上に、雨粒のような球体のパールやメタル、クリスタルのビジューを飾った実にチャーミングなバッグです。


 内側にブラックの別袋が付いているので中身が落ちる心配はありませんし、リトル ブラック ドレスなんかとコーディネイトすると、トロンプルイユ効果でケージだけを持っているようで楽しいですねぇ。。。



 シューズに施されていた様々な『結ぶ』というディテールをバッグで表現したのがこちらのアイテムになります。


 『EVE』というこちらは丸みを帯びた可愛らしいフォルムと、その上からインパクトのあるレザーのベルトをキュッと結んだチャーミングなバッグです。最高級のレザーを使用しているので、身体の側にあっても柔らかい質感が癒されます。。。。www


 こちらバレエピンクのボディーに、パールやクリスタルのビジューを鏤めたフェミニンなバージョンでも登場していましたよ。







 続いてはメンズコレクションのリポートへと参りましょうね。こちらのコレクションについてサンドラ・チョイはこんな風に語っています。


 『このコレクションではJimmy Choo Manの郊外で着用するファッションをイメージして、都会的と非都会的のスタイルを融合したわ。伝統的なスタイルと、個性的で都会的なエッジさとのコンビネーションは、他では見ることがないツイストを効かせたスタイルになっているの。』


 レッドカーペットやセレブリティーの着用等とかく華やかなイメージの強いWOMEN'S COLLECTIONに対して、MEN'S COLLECTIONはサビルロウをルーツとする伝統的な英国的紳士靴のスタイルをしっかりと受け継ぎ、口うるさい世界中のファショニスタ男子達をも黙らせる、実直で真面目な中にエッジィなクリエイションが魅力的です。


 私自身も靴中毒患者なのでいろんなブランドのシューズを履きますが、ジミー チュウのシューズを履くと『これぞジェントルマンたるもの!しっかり紳士的に行動するように!』という心地よい叱咤激励を与えてもらってるようで、背筋がピシッ!とします。www




 今季はスタイリッシュな都会的な要素と、リラックスしたカントリーサイドのテイストを鏤めたコレクションが実にユニークです。伝統的なブロークシューズにスタッズのディテールを施したり、都会的なハイカットスニーカーにはポニースキンにタータンチェックのプリントを施したりと、ウエアのトレンドにもピッタリマッチしそうなアイテムが素敵でしたね。


 MEN'S COLLECTIONと言えども、、、、私の趣味なのでキラキラしててすいません。。。クラシカルなレースアップシューズですが、まずそのフォルムが美しい事に感動です。緩やかなトウの丸みとバックへ流れているシルエットの優雅な事。。。。ため息の連続でございます。。。
 
 用いられているマテリアルはブリリアントでございます!!!左はメタリックのファブリックを用いていてもうギランギラン。。。上から見えるソールの部分までちゃんとキラキラでパイピングに用いたグログランもテーラリングを感じましたね。

 右は。。。。。マジで欲しいです。。。。フロントはベルベットに上品なグリッターが施され、レースアップとバックの部分はブラックのパテント。。。。いやぁ~艶やかですねぇ。。。

 このシューズにベルベットのジャケットを着て、颯爽とパーティーに参加したいですねぇ。。。www


 人気のスリッポン タイプ、しかもシグネチャーのスタースタッズのバージョンは毎シーズン、アップデートを繰り返しながら安定したヒットアイテムですが、今季はベースのマテリアルがハウンドトゥースチェックになっていて、これはトレンドど真ん中でしたね。チェックのゲージもかなり細かいのでウエアラブルだと思います。


 左の奥のクラッチバッグは『DEREK』。カムフラージュプリントですが、良~く目を凝らしてみて下さい。キャッチーなピンナップガールのシルエットをデザインしてカムフラージュにしていて、ズバリ!!!『ポルノカムフラージュ』という名前のパターンです。


 今季はメタリックカラーで施されていて、さらに素敵に進化していましたね。。。

 

 右側の二点はかなり長めのハイカットスニーカーで『BOXER』という名前のアイテムです。その名の通りボクシングからインスパイヤされたデザインで、レースアップやベルクロ等のユーティリティーの要素を豊富に取入れながらも、実際のボクシングシューズの持つスキニーでシャープなムードを実に上手く表現されています。


 左のスニーカーは個人的にかなり気になるアイテムです。ベルクロやシルバーのバックルが印象的で、アッパーは同じブラックでも、スエード、ソフトカーフ、パテントと3種類のレザーを贅沢に使用していまします。


 HIPHOPスタイルでもモード系でも何でもマッチしそうな、ヘビロテ間違いなしのアイテムになりそうですねぇ。。。。


 欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!




 こんな英国的なクラシカルなムードをエレクトリックに楽しんだパターンも登場して面白かったですねぇ。


 イギリスの名門、ミッドフォード家で愛用された家具や調度品からインスパイヤされたこちらは、クラシカルなタペストリーに施されたフロワーモチーフにモザイクをかけ、上から蛍光加工でタータンチェックのパターンを重ねたユニークなプリントが使われいます。


 モノトーンの揺らめくようなベースに浮き上がるエキサイティングなビビットカラーは、夜のネオンをイメージさせ、クラブやパーティーなんかでも注目されそうなアイテムです。


 こちらはスモールレザーグッズに施されていますが、先ほど紹介したスリッポンスニカーカー『GROVE』でも登場していましたよ。






 バレリーナとボンデージをテーマにしたWOMEN'S COLLECTIONと、都会的な要素とカントリースタイルを取入れたMEN'S COLLECIONで綴られる今季のジミー チュウのコレクション如何でしたか????



 それぞれに相反する要素、多義的な要素を盛り込んだコレクションは現代人が生活する中でよりプライベートになっているその趣向性や、個人によって異なる様々なシチュエーションまで丁寧にフォローしてくれそうで素晴らしかったですね。



 一つ個人的に嬉しかったのは、そのアティチュードが女は女らしく、男は男らしかった事ですね。。。ウエアの世界ではすっかりトレンドになってしまったジェンダーレスなスタイルはやはり靴の世界には通用しません。明確に性別が違うようにクリエイションの考え方から制作過程、業界自体も全く異なるこの靴における性差は、今回効果的に作品に表現され、私はむしろ心地よく感じましたね。


 メンズライクなカシミアのVネックを着ている女性が、真っ赤なセンシュアルなスティレットヒールを履いているから女らしさが滲み出る訳で、フェミニンでコンテンポラリーなビッグシルエットのコートを着ている男子が、足元はしっかりバイカーブーツだからこそその繊細さが際立つもの。。。。。


 ここまでファッションにおいての性別のジェンダーが無くなったからこそ、もしかしら靴というアイテムは遺伝的な性別を主張る最後のツールなんかもしれませんねぇぇぇ。。。




 今季のシューズは是非自分の性を謳歌するような素敵なアイテムを身につけて下さいねぇ。きっとホルモン分泌が良くなると思いますよぉぉぉぉ=======!!!!!


 あくまでも想像で~~~~す!!!!!!





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KENZO 2015-16 AW !!!

 



 今日はKENZO(ケンゾー)の2015-16 AW COLLECTIONのリポートをお伝えしましょうね。


 
 展示会にお邪魔したのは原宿のHIRAO.INC(ヒラオ インク)です。ファッションのみならずアートやビューティー、フード等の分野までのPR業務をこなす素敵なアタッシュ・ド・プレスです。ブランドだと今日御紹介するケンゾーを始め、最近表参道のGYRE(ジャイル)にショップをOPENしたPARISのブランドAMI ALEXANDRE MATTIUSSI(アレクサンドル マテュッシ)Iや、ベルギーの伝統ある老舗レザーブランドDELVAUX(デルヴォー)等々。。。。いつも無理なお願いにも親切に対応して下さって、ホントお世話になってま~~~~~す!!!!!


 



 現在のクリテイティブ ディレクター、キャロル・リム&ウンベルト・レオンがこのブランドの舵取りを任されたのが2011SS Women's prêt-à-porter COLLECTION、あっという間に4年というという歳月な流れましたねぇ。


 当時これだけファッションがコンテンポラリー且つコンフォートに移り変わって行くと誰が思った事でしょう。。。まさにそれをいち早く予見したいたかの彼らのクリエイションは、まさに現代人がファッションに求める要素を全て備え、ますます進化を遂げています。


 もしかしたらこのジャンルにおいては。。。。。既に大先輩と言えるのかもしれませんねぇぇぇ。。。wwww




 これまでも様々なスローガンを込めたメッセージ性の強いクリエイションを行って来た彼らですが、2015-16 AW シーズンはまた新たな方向に目を向けているようです。。。


 今回の舞台は謎めいた森。。。。。。2015-16 AW MEN'S COLLECTIONから引き継いだコミュニティー意識は、森の奥深くで生きる未知の少数民族にイメージを馳せます。。。。。例えば、神話や伝説に描かれる世界。。。。朝日と供に目を覚まし、慎ましやかに一日の仕事を勤しみ、ささやかな夕餉を楽しんで日暮れと供に眠りにつく。。。。供に祈り、供に守り合う人々が纏うウエアがランウェイを飾ります。



 今回のコレクション、会場には数本の巨大なモノリスのような柱が登場しました。片側にはグリーンにホワイトやブルーのジオメトリックなラインが施されたその柱は横一列に並び、最初のモデルはその壁を従えて登場します。


 やがて壁は広い会場の中のあちらこちらで動きを止め、動きを止めると裏側には鏡のようなメタリックになっています。柱は回転すると同時にその影から他のモデルが姿を現す。。。。。映画の1シーンのような、コンテンポラリーダンスの冒頭のシーンを見ているようなワクワクするような期待感でコレクションはスタートします。



 ファ-ストルックは今回テーマの一つにもなっているプロテクション(防御)の要素を取入れたこんなルックです。まるでレインケープのように仕立てられたこちらのルックは、機能的に仕立てられたフロントと、たっぷりとしたドレープが広がるバックのコントラストの美しいルックです。


 トップスにもヘムにもハンカチーフヘムが施され、ブラックのサテンのカッティングがスカートのヘムに楽しい動きを見せます。インナーにグラフィカルなプリントのミニドレスを着てヘムをさらに覗かせ、濃厚なレイヤースタイルを表現しています。


 切り替えを入れてボリュームを出したレザーのグローブや、足首迄しっかり覆うブーツにソックス、キャップにフードまで被り、過酷な森の中であらゆる危険から全てを守ってくれそうなルックからコレクションはスタートします。。。 




 今回登場したスーツはスポーティーでコンテンポラリーなスタイルでしたね。


 ゆったりとしたさり気ないオバーシルエットのジャケットはサテンで仕立てられ、アスリートのユニフォームのように大胆に斜めに施されたカッティングが個性的です。ブラックベースにネイビーとイエローで施されたラインはパンツの即賞にも施され、シャープなリズムを生み出します。


 バッグやインナーのニットの中にもイエローをあしらって、ケンゾーらしいコンフォートなムードが素敵でしたね。。。



 こちらも実にユニークなテクニックを用いたミニドレスです。クルーネックから繋がるスモック風のデザインにはボディーを半分に横切るようなクラフトワークが施されています。


 こちら、レザーを矢羽根のようなフォルムにカットし、そこに一つ一つカットを入れフリン状にしたもの。。。さらにそれを規則的に並べる事で、このグラフィカルなモチーフを描き出した手の込んだアイテムです。パーツの中には長めのフリンジも規則的に差し込み実にユニークでしたね。。。


 ドレスにはショルダーとウエストの部分に個性的なカートリッジ プリーツを取ってボリュームを出し、今シーズンの何処と無く漂うノマディックなムードをモダニティ溢れるスタイルで表現していました。


 こちら、コレクションではこのジオメトリックなハンドワークが全面に施されたスリムパンツとコーディネイトされていましたよ。。。



 フューチャリスティックなファブリックを多用しながらも、森の奥深くのコミュニティーへのリスペクトやイメージは、複雑なレイヤーによるノマディックなスタイルで表現されます。


 1アイテムでももちろんチャーミングなアイテムに仕上げられていますが、どんどん重ねる事で生まれる不思議な重厚感と、それを実に軽やかに表現しているのがさすがでしたね。


 こちらのルックは一体何種類のプリントを使用しているんでしょうかぁぁぁ???今季のプリントには、グラフィカルに解体した光線や迷宮をイメージさせるモチーフ等がアブストラクトに取入れられていて、こちらはカラーをしっかりとコントロールしているので、むしろシックな印象すら感じます。


 かつて創業者の高田賢三が80'Sに発表した、複雑なレイヤーによるフォークロアスタイルとリンクするようなルックでしたね。 


 先ほどジャケットにも登場した大胆な斜めのカッティングは、こちらのようなプルオーバーにも施されユニークでしたねぇ。


 フラットなジャケットからまた少しアレンジを加えたこちらは、ラインを絶妙なカーブを描き、流動的なイメージでしたね。もちろんこちらもカッティングで施されていて、フロント部分にとったタックも個性的なフォルムでしたね。。。風を孕んだトップスのラインがユニークな動きも見せてくれます。


 アシンメトリーなデザインのスカートにサイドライン入りのソフトなパンツ、アクセサリーを全てストライプでまとめるというのもユニークなスタイリングでしたね。。。



 こちらのカーキとホワイトのルックも素敵でしたねぇ。。。


 ボンバージャケット好きな私からすると、このアレンジ具合。。。。大好物です。。。ショルダーにカートリッジプリーツをあしらい、ボディにもインバーティッドプリーツでたっぷりとボリュームを取り、カフスやウエストにモノトーンのリブを施してランタンのようなチャーミングなフォルムを作ります。


 トップスは長めのハンカーチフヘム、さらにその下にもう一枚スカートを重ね、こちらはシースルーのシフォンを使用しているので軽やかで、ストッキングのボーダーもチラ見せさせ実に楽しいですね。。。。

 



 今季沢山登場しているハンカチーフヘムとは、四角いハンカチを真ん中で摘んだような形のフレアースカートの事を指し、ヘムを床から綺麗に同じ長さで揃えてしまうと普通のフレアースカートになります。


 敢えて角を残す事で動く度に布がイレギュラーな動きを見せ、アクティブなムードを生み出します。ジャンポール・ゴルチエ等も好んで使う種類のデザインです。


 今回特に印象的だったのは、さらにその個性的なヘムに切り替えを入れアクセントを付けている所です。剥ぎを入れさらに別布や縫い目を加えると重りになる為、普段はスカートのシルエットは綺麗に流れ、歩くと足に当たり跳ねるような動きをします。


 30'Sのチャールストンドレスの裾にフリンジを沢山施して、わざと重くしたのと同じアイディアですね。。。。。。ほんと、良く考えられています。。。。。
 



 今回のカラーパレットはブラックにスタートし、フォレストグリーンやダークレッド、その中にアクセントとしてイエローやブライトレッド、ホワイト等もコレクションに楽しさをプラスしていましたね。


 こちらはその中でも美しかったレッド系のバリエーションのシーンの作品です。ヴァーガンディーやワイン、スカーレット等様々なファブリックで変化を見せる艶やかなアイテムが魅力的です。


 モナ嬢がお召しなっているかもしれませんが、何処と無く日本の着物、、、、特にトップスの凛とした佇まいは、古代紫の唐衣を着ているような印象を受けてしまいました。。。


 因みにスカートに用いられている生地は、Fil Coupe(フィルクーペ)というジャガードの一種で『Fil』=『糸』、『Coupe』は『切断された=裁断』を意味するそうです。ジャカードですと模様が表の柄に出ない糸は裏側に渡すのが一般的ですが、それをカットしフリンジのように表に飾った華やかな生地の事を指します。


 ここ数シーズン、ルレックスブームと合わせてトレンドでもあるファブリックなので、このワードを使ってみて下さいね。。。。



 コレクションのクライマックスに登場したのはシアリングのファーを用いたアウターで、ライダースジャケットのアシンメトリーなディテールを取り入ながらも、それとは全く違うハイブリッドなスタイルが印象的でしたね。


 こちらのジャケットはブラックのレザーとグリーンのシアリングで仕立てたられたユニークなアイテムで、ビッグシルエットのプロポーションに箱ポケット等のディテールもダイナミックに施され、マフラーを巻いたかのような大きな襟はデザイン性と供に、冬の外気からしっかり首元を守ってくれます。

 
 コーディネイトしているシフォンにフラワーモチーフのプリントが施されたドレスは、何処かレトロチックでありながら、プリーツのディテール等が直線的でコンテンポラリーなムードでしたねぇ。。。。




 こちらも可愛いでしょぉぉぉ????もう、、、妖精ちゃんとか雪ん子ちゃんになれますよぉぉぉ。


 実に大胆なラップドレスのデザインで、これまたダイナミックな鮮やかなブルーとブラックのプリントを施したシアリングは、まるでこんな毛皮の動物が伝説の森の奥に居るかのような幻想的なムードです。


 コーディネイトしているパンツにもブルーやグリーンのビジューを用い、夜に咲く花々を表現したロマンティックエンブロイダリーが施してあり、ゴージャスなアイテムでしたねぇぇぇ~。。。。




 今回バッグはユーティリティーを考えた、しっかりしたアイテムが登場しました。ボディをクロスするマルチカラーのレザー・バックパックや、スエード素材のバイク・バケツバッグ、コーンフラワー・ブル ーのトラベルバッグ等、ノマディックなスタイルともマッチする素敵なアイテムが溢れていましたねぇ。。。


 んで、会場で見付けたこちら。。。。こちらもバッグなんです。。。。ギランギランのメタリックなコッパーで仕上げられたのはなんと手。。。。しかもゲンゾーではシグネチャーとも言えるタイガー。。。。手首の方にチェーンが付いていてポシェットなんですねぇ。。。。


 いやぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、、、、。これは可愛い。。。。。。でも、既に誰かが持ってたようなぁ気が。。。。。。









 スペクタクルに溢れた近未来の森の中で発表された2015-16 AW COLLECTIONは、森と供に、手を取り入合って生きて行くプリミティブな世界を表現し、それはもしかしたら人間本来の理想的な姿なのかもしれません。。。。


 クールでスタイリッシュなアティチュードの裏側に、機能的な面やコンフォートさ、レイヤーする事によって着る人が自由に楽しめるフレンドリーさ等、クリエイトする側のキャロルとウンベルトの一つ一つに丁寧に込めた、優しさのような物を感じずにはいられませんでした。



 さぁ、かなりダイナミックな今回のコレクションでございます。。。。袖を通す特は是非背筋をピシッと延ばして、ハンカチーフヘムのスカートがダンスしているように颯爽と歩いて頂きたいですねぇ。。。ユーティリティーとスタイリッシュさの両方から貴女をしっかりプロテクトしてくれていますので、アクティブな秋の装いを楽しんでみて下さいねぇ。。。。。




 

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