昨日の興奮冷めやらぬまま、続きを書かせてください、、、!
まずはシーラの白綺華ちゃん(107期)。
声と歌が本当に見事でした。シーラの難曲もなんのその。
「若く美しい娘よ」というセリフがぴったりハマる可憐さ、メリーベルと並ぶと本当の母娘のよう。
この一点においては、本役さんより納得感があったかも。
ポーツネル男爵の霧乃あさとくんも、ソロは堂々たるもの。
華世京と同期の106期ということもあり、まだまだ若い中で、何百年もの時を生きる、しかも大人の男性を表現しようとする壁はお察しすると同時に、持ち味・端正にして百戦錬磨の瀬央っちには歯が立たないところもあったろうに(新人公演ですもの、及ぶ必要なんて全くない!)、得意の歌を活かした場面作りで強みを発揮。自分の持ち味をちゃんとわかっている賢いアプローチだなぁと唸りました。
そして昨日も書いたけど、華純沙那は本当に役者として天才。
本公演では清楚なジェイン、新人公演では謎めいたブラヴァツキー。ある意味「この世ならざるもの」以上に不可解なキャラクターなのに、本人が楽しみまくっちゃってて余裕すら感じました。
山崎豊子風に言えば「へその緒切った時からの役者」であり、北島マヤ的フレイバーを感じちゃいました。
メリーベルの澄花まいちゃんは、初舞台ロケットの時からその圧倒的な美貌で目立っていましたが、本当にお人形さんのようで可愛い…!
研2で、あの舞台度胸。たいしたもんです。歌はまだまだこれからといった感じでしたが、声が綺麗なので、発声の工夫次第でどんどん伸びていきそうですね。千隼氏も頑張ってて、孫見守るみたいな気持ちになった・・・。
華世京の舞台上での芸といいビジュアルといい、仕上がりっぷりは昨日書いた通りですが、最後のご挨拶はさすがにフレッシュさがあって、流したひと筋の涙はとても美しかった。
タカラヅカニュースの新人公演インタビューでも、すでに課題の捉え方の志が高すぎて。
劇団が早くから抜擢する「御曹司」の図抜けたポテンシャルを遺憾なく発揮していましたが、ご挨拶を聞いて、改めて彼女もまた、「努力の天才(LOCK ONのありちゃん by美園さくらちゃん)」なんだなと思いました。
あのレベルでこなせていたら、凡人なら頭打ち感や惰性に陥りそうなものを、自分の課題のメッシュをどんどん細かくしていって、常人がわかるはずもない緻密さで磨き続けることができる人なんだと。人としてのスタートラインの違いを思い知りました(笑)
実は劇場に入る前、華世京の師匠であるさきちゃん(彩風咲奈さん)をお見かけしたんです。
遠目にも異次元にスタイルが良くて、可愛らしい女性がとっても楽しそうにおしゃべりしていて、そこだけぱっと明かりが灯ったようで。ストーリーズにもあげていましたが、お忙しいのに駆けつけていて愛ですね。
そして改めて、トップスターの大きな役割の一つが、次のスターを育てることなんだなと感じ。バトンが繋がれてきた、繋がれていく瞬間をまた見せてもらえて、本当に感動しました。
毎年この季節になると、宙組の生徒さんのことがよぎります。
ご遺族の悲しみが消えることはないし、本当に辛い出来事でした。
あの一件で、新人公演が悪しき慣習の象徴のように世間に捉えられたこともあったのかなと思うのですが、華世京が何度も新人公演の意義の大きさ、経験できることのありがたさを語っているのを聞くにつけ、やっぱり宝塚にとっては必要な研鑽の場なんだと、改めて感じた一日でした。
改めて本当に素晴らしい新人公演だったと余韻に浸っています。
ただ、冷静に振り返ってみると、『ポーの一族』の「この世ならざるもの感」の本役さんたちの卓越ぶりはさすがだなと。
新人公演メンバーには、まだどこか人間味が感じられた気がしており。
エネルギーの発散と同時に、抑えた芝居でもなお魅せるあのクオリティーを毎日ブレずに務めている本役さんたちの凄みにも、改めて頭が下がります。