宙組公演再開しましたね。

舞台に乱入したりヤジ飛んだり、事件にならなければいいなと不安でしたが、温かいファンの皆様ばかりだったようで。


正直私は、劇団がパワーハラスメントを認めたにも関わらず、その当該生徒になんの懲戒もないのは、アンチヒーローふうに言えば司法が死んだ、じゃないけど、全然理解できない派です。


ましてやそれが、責任のある、宝塚においてめちゃくちゃ権威を持つ立場、たとえばトップスターや組長であればなおさらです。今後同じことが起きても、許されるという前例を作ったわけで。


ただ一方で、一般社会の常識を教わる機会もないまま厳しい芸の世界に飛び込み、伝統という名の時代錯誤の慣習を思考停止で受け入れざるを得なかった、若き女性たちに同情の余地もあります。


正しい倫理感が、良い舞台をつくるという大義の前では劣後してしまった過ちを(この組、今、に限ったことじゃないだろうし)、いつまでもくどくど責め続けて、その人たちの未来を奪うのも違う、という気持ちもあります。


なので、劇団の華麗なるスルーは到底受け入れ難いものの、一万歩譲ってパワハラをした当該生徒たちが舞台に立つと決めたのなら、反省すべきことはして、再生を支援、とまでの心境じゃないな。見守る、スタンスではいたんです。


でも、舞台に立つ以上は、冒した過ちについて、きっちり言及して向き合うべきだと思っていました。それが禊だと。

笑顔で、待っていてくれてありがとう!だけでは、嫌だなと思っていました。


去年の夏、休演したことちゃんが千秋楽でした挨拶がとにかく立派で。思い出しても涙出ちゃうんだけど。

主演が体調不良で舞台に穴をあけたってこと、カッコ悪くて、とんでもないことで、情けなくて、普通の人だったら目を背けたくなっちゃうようなことを、全て逃げずにちゃんと向き合って、あらゆる人の気持ちになって、彼女の言葉でちゃんとお詫びしていて。すごいなーって。強いなぁって感動したんです。


ピンチはチャンスじゃないけど、やっちゃったなっていう局面でこそ人間性出ると思います。むしろその対応いかんで、もっと好きになることすらあります。


果たして、トップと組長はどうだったのかな。TLに流れてくる情報だけで語りたくないので、わかりません。


それと、文春の報道を鵜呑みにしては、文春が記事を出すや嬉々として拡散するファンを語ったアンチ、何がしたいんですかね?

サイバーブリング、あなたのやってることは宙組のパワハラと何が違うの?(根拠もないのに)


って、私も、黙ってられないんだから人のこと言えないかなー、、、


あー。どいつもこいつも、ですね。