月組をみて、雪組の時にも強く感じたのですが、改めてトップ娘役が観劇意欲に及ぼす影響は絶大だな、と。


私の大好きな月城かなとの相手役、海乃美月。

歌もダンスも芝居も高いレベルでこなす実力派。オカリナ?を探すために撮影所をしっちゃかめっちゃかにする場面で、小道具の刀なんかを振り回して男たちと対峙する時の身のこなしなんかは、男役の機敏な立ち回りそのもので、迫力があったし美しかったです。

あーさすがだなぁと。


その盤石な実力をかわれて、前々トップ龍真咲時代には新公ヒロインを歴任したにとどまらず、大劇場公演『1789』ではトップの相手役としてヒロインを好演。その後雲行きが怪しくなって美園さくらにトップ娘役のポジションこそ先を越されたけど、別箱ではヒロインにヒロインを重ね、ヒロイン経験だけでいったら、短命だったトップ娘役よりはるかに場数ありますよね?


その豊かな経験に裏打ちされたベテラン感、見ていてもちろん安心感はあります。でも、トップ娘役としてわたしが求めたい初々しさがまるで感じられないのですよね…。白状すると、見飽きた感すらある。そのポジションに、あなたずっといない?的な。


ましてやれいこが月組にきてからの別箱での相手役は常に海乃美月。既視感✖️れいこの落ち着きぶり✖️うみちゃんのベテラン感ゆえ、トップお披露目公演という新鮮さはまるでなかったです。

 

花總まりが娘役として大事なこととして

「何度舞台にたっても、初めてスポットライトを浴びたような初々しさ」

みたいなとこを昔言っていたのですが、それが彼女には感じられないんですよね。。


そして、うみちゃんて背高いんですね。公式164センチとあるけど、172㎝のれいこと並んでも身長差があまりないように感じました。というより、れいこの背を高く見せようという気遣いが、他のトップ娘役と比べて少なめなのかもしれない、と思ってしまった… (舞空瞳とか、夢咲ねねとか、健気な膝折芸のトップ娘役たちもいるなかで)


最近は、前任者より上級生がトップ娘役になることも珍しくなく、中には路線ではまるでなかったように見受けられた実力派娘役が抜擢されたりと、努力が必ずしも報われない世界で、たまに努力が実ることもある希望をもてるのは、ジェンヌさんにとってもモチベーションになると思います。が、この度のうみちゃんに関しては、十分報われてきたんじゃないかなぁと個人的には思うんですよねぇ。

宝塚のヒロインの席は常に一つですから…

だからこそ、退くタイミングは見誤ってほしくないなと思っています。他の生徒さんにもチャンスを!


そして、もっと正直な私見を述べると、うみちゃんじゃない人と、れいこが組むのも見たいです。