NHK『100分de萩尾望都』、舞台やってる時期の放送だったのでもしやと思ってたけど、まさかまさかの明日海りおが出演していて驚きました。

 
退団してあちこちのメディアで見かけるみりおだけど、動いて話している姿を見るのは久方ぶり。で、思ったのが、舞台の上では永遠に歳を取らない少年エドガー明日海りおも、舞台を降りれば普通に年相応だなぁ、ということ。つまり、端的に言えば老けたなぁと。全然悪いことではないんですが。
 
やっぱり、あのほっぺたぷくぷくの若かりし頃のみりおの姿は過去であり、酸いも甘いも嚙み分けた立派な大人の女性でしたね。
ちゃんと時間は経過しているんだなって、だからこそ今もう一度少年を演じることが彼女の挑戦なんだなと思いました。
にしてもみりお、これが対談初の大仕事なのにいまだにアメブロハッシュタグのタグ付け件数2.5万件もあるってどんだけ人気あるの!?現役トップを遥かに凌駕しとる・・・すごいな。
 
で、萩尾望都。全然リアルタイムの世代じゃないのですが、萩尾望都的同世代の池田理代子『ベルサイユのばら』に小学生の時にどハマりして。宝塚を見るきっかけにもなったのですが、私が小学生の頃流行っていた『りぼん』漫画とは格が違いすぎて、衝撃的でした。
後にも先にもあんなに心が揺さぶられたことってないんじゃないかな。特に、純粋無垢で感受性豊かな少女でしたから、そのインパクトは大人の受ける影響度より遥かに大きかったわけです。
 
中学になって友達に貸したら大反響で、クラス全員に回って帰ってきた頃には表紙ぼろぼろだったなーw
でも、『ベルばら』宣伝大使としての役割をまっとうし、この感動をみんなに伝えられたことがうれしくて。つい最近、新しいものを買い直して読み返したのですが、何百回と呼んでいるはずなのに滂沱の涙。
ものすごく長いストーリーに感じていたのに、意外と短くて。それだけ、深く、濃い感情とともに読み進める物語ということなのでしょう。
宝塚ファンの方の多くは既読だと思いますが、もしまだの方がいらっしゃったらうらやましすぎる。人生において、あの感動を味わう喜びの機会をもっているなんて・・・!
 
ずいぶん脱線しましたが、萩尾望都については恥ずかしながら読んだことがなく。もちろん生ポーも見て、みりおエドガーにいたく感動したんですが、原作は未読。不思議と物語に魅力を感じず。同じく小学生の時に読んだ竹宮惠子の『風と木の詩』がまったくピンとこず、その系譜っていうイメージが強かったんでしょうね。
 
なのですが、この年の今だからこそわかることもあるかもしれないと思い、さらには同番組で専門家たちが語り合う萩尾望都の魅力を聞くにつけ、これは読まないでいろんなことを語るのは勉強不足が過ぎやしないか!?と思い、早速Kindleで買ってみました。
 
『半神』。この表題作は、すごく興味深いなーと思いました。おもしろい、という言葉が正しいのかわからないけど、人間のことが描かれている感じ、というのでしょうか?
ただ、その他に編纂されているものは私にはちょっと難しかったな・・・・。科学的な要素も多くて、萩尾さんてめちゃくちゃ頭いい人なんでしょうね。そこに不思議なお話がからんでくるもんで、私のような文系脳の凡人には簡単には理解できない。でも、現代にもっとも失われつつある、”上質な難解”がこの時代にあったということに、ある種の豊かさを感じずにはいられません。
 
#で「池田」って検索したら理代子じゃなくてエライザをリコメンドされて隔世の感w