今年最後の観劇、月組の『I am from Australia 』観ました。

正直月組って観劇意欲湧かないけど、見たら毎回期待値超えてこられて、いい意味で裏切られる組です。まさかこれほどまでに見終わった後、あたたかくてハッピーな気持ちになれる作品とは。帰りながら思い出し笑いもしてしまったw
 
これはいつも思うけど、月組生って全体にバランスよく全員75点取ってくるイメージ。破綻してる人いないし、組全体に調和を感じる。仲がいいという意味ではなく、「芝居なんだから、チームワーク大事だから、呼吸合わせるの当たり前」という認識が全員にある様子。
かつ、上品さ、ノーブルさにあふれていますね。こちらが正統派で、私の好きな星組がはっちゃけているかというか、王道の宝塚ではないのかもしれませんがw 
ホテルの高級フレンチ・月組、行列のできる焼肉屋・星組、老舗料亭・雪組、ミシュラン星獲得したカリスマシェフのいる花組、やたらムーディーなオサレ多国籍料理店・宙組←完全に演目に引っ張られてるw みたいなイメージ?
 
感想出尽くしてる感はありますが、
1幕は海乃美月の衝撃のダルマとパブロ・暁千星の6パックに全部持ってかれた感かなー。前者はお尻の形の完璧な造形と生々しい脚線美に釘付け、後者は抱腹絶倒で涙が出ました。ダンスが上手い人が真面目に、キレキレにやるからこその滑稽さが最高で。ありちゃんて、可愛らしい顔なんだけど不思議と男役を超越して「男」に見える。
 
2幕は、1幕から人気者だったジョージの父・鳳月杏の天丼芸がボディブローのように効いてきてクライマックスを迎えます。最初は「この人いいな」だったのが、最後は「この人最高!!!」ってなります。そのくらい、鳳月杏の円熟の芸達者ぶり炸裂。この人が、明日海りおや珠城りょうに絶大な信頼をおかれひっぱりだこなのが納得。
ジョージのパパとママの最後の銀橋のシーンは「夜のボート」の真逆をいく長年連れ添った夫婦が行き着く幸せな結末といった感じで、感動して泣いてしまった。私の今の状況が、キラキラの青春ではなく完全にそちら側だから共感したというのも大いにありますが。
 
珠城りょうは、今回間近で見て横顔の鼻の高さが日本人じゃなかったw  彫りの深さといいスタイルの良さといいやはり普通ではない。この人はコスチュームものよりも、真面目で優しい普通の男性が似合いますね。スタイルがいいからスーツや普段着も似合う。エマの別荘でのラブシーンはすごくリアリティがあって、ドキッとするようなかっこよさがありました。
 
でも、やはり地味だなーと。衣装が普通というのもあるけど。体格がいいほうなのにダイナミックさもいまいち感じないのでは顔が小さすぎるからかな。それを人は”華”と呼ぶのかもしれませんが。
後は、歌。下手ではないけど高音の音程が、フレーズ全部ちゃんと届いていない。たまに外すのではなく、全部ラがソみたいな感じで。だからクライマックスに向けての盛り上がりに欠けるんですよね。海外ミュージカルだから余計に歌で盛り上げる必要があるので。この歌い方、天海祐希に似てるんだよね。ゆりちゃんも歌ウマトップではなかったから。(でも全てが素敵でした)
 
同じ回を美弥ちゃんがご観劇でした。遠目でもわかる美しさ。組子も嬉しかったでしょうね。