神歌。
うまいってレベルを超越しとる、トップコンビ。

だいもんの伸びやかでクリア、それでいて迫力のある歌声が素晴らしいのは人口に膾炙されるところだが、「こんな歌い方もできちゃうんだぞ〜」っていう引き出しの多さも見せつけてくるあたりがさすが。

昔、ナポレオンの新人公演の時にみっちゃん(北翔海莉)がポコちゃん(十碧れいや)に、「歌は台詞。音程を追いかけるんじゃなくて感情を伝えるんだよ(ニュアンス)」と教えたというエピソードがあったけど、まさにそれを体現するかのように、曲からエリックの感情の揺れ動きが仔細に伝わってきた。

そして、とにかく真彩希帆が抜群。
娘役でここまでうまい人っていた?海外ミュージカル観てるみたいでした。だいもんとのハーモニーはまさに声が溶け合うようで、こういうのをミュージカルと呼ぶのね、と得心いたしました。

しかもこのトップコンビ、歌は傑出してるけどお芝居もダンスも問題ないし、実力面が盤石なので安心して見れてストレスフリー。

逆にこの2人の歌が異次元過ぎて、他の生徒との差が際立ってたなー。かたや真ん中がおぼつかずハラハラする組もあって真逆の感覚なのですが…!

トップコンビが圧倒的過ぎるから「レベル上げてかなきゃ!」と発奮するのか、「凄すぎてついていけません」と萎縮するのか…。組子のモチベーションは定かではないが、今回さきちゃん(彩風咲奈)の歌が本人比ですごくよくなっていて驚いた。

主席入団、雪組の箱入り娘(息子?)として下級生の頃から上げ膳据え膳で大事に育てられ、穏やかな気候の愛媛出身のせいかおっとりした雰囲気の彼女。実力の程度とは裏腹に与えられるポジションはどんどん上がり、「ちょっとは焦れよー!!!」とジリジリするところもあっただけに、ものすごく嬉しい変化でした。

トップコンビの唯一にしてなにげにクリティカルな弱点であるプロポーションのリカバリーもさきちゃんが一手に引き受けている感もあったしw

さきちゃん好きなんですよねー、わたし。
だからもっとブレイクスルーしてほしい!