それほどに子供がほしいのかね?

自分で育てられないだろうと判断された、そういう時代。
不妊手術をされた、本人の同意無しに。

昔テレビのドキュメンタリーで観た。

知的障がい者同士が妊娠して結婚し、子供が産まれたら   いや!産まれる前からその地域の福祉職員さんが数人係で夜昼となく支援。

深夜でも問題が起こると福祉職員はたたき起こされて赤ちゃんのお世話に買い物にお料理に。

なにか釈然としない。

支援を必要としている障がい者はたくさんいるし、福祉課職員は少ない。

へらへらして簡単に職員を呼ぶ夫婦に腹立ちを覚えた。

夫婦で育てられるの?育てられないの?
国はどこまで支援するべきなの?

共働き夫婦だって、子供が熱を出した!で仕事中に学校から呼び出し。
深夜に高熱で病院。

みんな大変だよね、頼りたいけれど福祉に頼れない人たちはどうなるの?

だからって、知的障害発達障害夫婦にこどもを持つな!というのは酷な話し。

今現在の政府国家がそうしたわけではないのに、今の政府に責任もて!っておかしい。

おかしいと思うあたしがおかしいのかな?

あたしに子宮と卵巣はありません。
子宮筋腫と卵巣嚢胞で全摘しました。
これも30代で。

全摘はあたしにとって嬉しいことでした。
毎月二度やってくる生理。
生理不順に月経過多。
腰と下半身は氷のように冷えた感覚。
昼間、夜用ナプキンを二枚重ねにしても、一時間と経たず、ナプキン二枚は地でいっぱいになり、吸収しきれない血が漏れ出す。
何度も医師に子宮を取ってくれ!と頼みました。
けれど医大の倫理委員会は手術を認めてくれませんでした。

結果、歩けなくなった。
二、三歩歩いて息が切れてだるくて、当時のわんこのお散歩は1歩二歩歩いて座り込みの連続状態。

階段を上がれなくなった。
再三先生にそれを告げた。
そしたら「血液検査しましょうか」
で結果が出たら「○○(あたし)さん!ショックです」
はあ
「ヘモグロビン値が6しかありません!」
はあ
「貧血で倒れて死んでもおかしくないレベルです!すぐ輸血しないと危険です!」
はあ
だから子宮を取ってくれって!!言い続けていたじゃないか!!!

しかしそう簡単に子宮摘出とはならず、他の病気が原因かもしれないから全身検査。
はーーー、院内あちこち回り検査検査!
そしてようやく!
子宮筋腫による月経過多と卵巣のチョコレート嚢胞?

産婦人科に回されて、筋腫と卵巣だけ取るか、子宮まるごと摘出するか!
即断で「子宮全摘でお願いします!」
生理もう嫌だ!!!
そしてめでたく子宮全摘と卵巣摘出。
医師に頼み、摘出した子宮を写真に撮っていただきまして、筋腫のひとつが子宮外にぽっこり出ていて、それが丸剥きの鳥のようで笑ったわ!
子宮内部は大きな筋腫がごろごろ。

エコーでみてわかっていた事なのよ!!!

慎重にしないとならない病院側も大変だけど、長年生理になると眼球に血液が回らなかったようで、視点が結べず霞む世界。
先端が円形で平たい氷を右腹に入れられるような痛み。
出血でのトイレ事情。

どうなるのかな?
と思ってた。
腰の後ろ脊椎に指した麻酔のせいか、手術が終わり麻酔から覚め数時間したら世界がぐらぐらと吐き気。
空気がでるだけ。
頑張って吐こうとしても吐くものが無いから空気が出る。

びょうしつは四人部屋。
うるさいったら!
隣の女の子には四六時中両親と婚約者がきておしゃべり。
女の子の向かいのばばあ!!!は、病室の真ん中で立ち、大声で携帯で喋り続け。
あたしのむかいのおばあさんは耳が遠くて大声。
部屋全体がワンワンしていて、無理!

個室に写りましたを
静か、天国!
1日かけて吐き気も収まり、トイレ行かなきゃ!
カテーテルを入れられていて看護師さんに「これだけしか尿がでないのよ」って、しらんがなーーー!!!!! とにかく早く歩かなければ!
テーブルが遠い!
喉が乾いた!
床をはってそこまで行き、コップに入っていたお水を飲んだ。
それから、個室?内のトイレに入り込み、尿意を待ったわ!
出たときの喜び!

それから、点滴をがらがらしながら病棟内を出きるだけ歩き、やがて点滴も外れ、とにかく歩くの!
朝担当医がくると「退院出来ます!!」なんて不毛なやりとり。

9日で退院できたよ!
子宮も筋腫も形でみたかったので、お中切ってもらった。
20針くらい?

そして、あれだけ悩まされていた生理とさよおなら!
もうレバーのような塊も出ない!
あれほど出ていた嫌なオリモノも全く出ない!
快適!!!

だからって、それを人に押し付けるわけにも行かず、ねえ!!!
自力で育てられないのに、子供ほしいの?
育てられるの?

うっかり熱湯かぶせたりしたらぉうするの?
後始末もおしめの交換も全部やってもらうの?

生理になってナプキンの交換自分でできるの?

中には全てできる人もいたかもしれない。障がいも極々軽度の方もいたかもしれない。

ねえ、自分たち夫婦だけで子育て出来ず、行政の人手を借りて子育てするのってどうなの?

あたしわかんないよ!

なぜ今の政府国家が賠償しなけれぼならないの?

目が見えないとかそういう障がいと違う。そういう人たちは自分たち夫婦で努力し工夫して子育てを立派にしてる。

わかんないよ!

障がい者夫婦のケアのために、人工の半分以上の人の手助けが必要になったらどうなるの?

わかんないわ。

子供をうんでいるお友だちや知人でも、子宮全摘している人は多いです。
妊娠中に筋腫摘出した人もいる。

四つん這いで這って、そのまま動けず尿を出しちゃって情けなくて死にたくなったというお友だちもいます。
四つん這いでーー、よくわかります。

そうしてさ、でもちゃんと夫婦で、あるいは母子だけで育てている人もたくさんいます。

障害があれば、手厚くしてもらって当たり前なの?
あたしも障害があるけれど、出来なくなるまで自分だけで!!生きたい暮らしたい。

話しがあちこち逸れたかな?
見当違いな事言ったかな?

追伸!
摘出したブツは確認しなければならないので、術後一時的に麻酔を切られ、確認!
ビニールに包まれたそれは、手のひらより大きかった!
普通の状態の子宮は、鶏卵大だよ!
それが筋腫で大きくなって、まわりを圧迫していた。

医師に撮ってもらったあらゆる角度からの子宮と筋腫と卵巣を、今でもふふふって喜んで観ているあたしはどこかおかしい???

長々とm(_ _)m