こんにちは。
このお話は私の肘が人工関節になるまでの道のりを振り返っています。
過去の記事はこちらから。
はじめに → 私が人工関節になった理由
一覧 → 粉砕骨折の話
続きです。
移植した骨も皮膚も無事につき、
抜糸をすると日常の生活が始まりました。
今回の手術は腕を繋げるだけなので、
肘はほぼ90度の角度で固定されていたので、
つまり文字通り腕がついているだけで
自分の顔を触ることも出来ないのです。
生活はほとんど全て片手でやらなければなりませんが、
片手で出来ないことが想像以上に多く困惑しました。
まず、
髪の毛をゴムで束ねられません。![]()
そんな事どうでもいいやん、と思うでしょうが、
当時ロングだった私は、
三つ編みをして入院生活送る事に憧れていたので
結構ショックでした。アホですね。
もちろんドライヤーでブロウも出来ませんでした。![]()
看護師長にはいつも髪を切りなさいと言われましたが断固拒否してました。
怪我をしたのが利き腕だったのでお箸やペンで字を書くのは大変でしたが、
特に文字は利き腕以前に紙を押さえる腕がないのは結構大変。![]()
消しゴムも使えなかったですね。
食事も同様に茶碗を持ったりお皿を押さえたり出来ないのはかなり不便です。
パンにバターは塗れませんでした。![]()
あとはお風呂。
右腕が動かないので左腕を洗う事が出来ず、
背中は柄つきブラシで何とかなったものの
多少の介助は必要でした。
洗顔や着替え、靴下を履くのは慣れれば片手でも出来ました。![]()
でもブラはダメでしたね。
入院中はつけないのでさほど不便ではなかったけれど。
服もボタンは何とかはめられましたが、
ジーンズは出来なかったでした。![]()
もっと工夫すればできたのかな。
でもジーンズ履けなくても不便はなかったので。
メイクも慣れれば何とかなりました。![]()
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本も片手だと読めなかったのでスタンドを買ってもらいました。
ちゃんと寝たきり用の読書スタンドがあるんですよね。
他にもいろいろ細かいことができなくて、
健常者の時には気づかない事が沢山あるのだと実感しました。
自分の事が自分で出来ないって凄くストレスだと知りました。
当たり前のことが当たり前にできない事も。
障がい者だけではなく、
病気で入院している人、透析などエンドレスに治療をしている人も。
Think in someone’s shoes.
自分の身に降りかからないと分からないことが沢山ありますけど、
人間には想像力があるのですから考えれば簡単な事です。
でも最近は想像力のない人が多くて、
自分が言われたら嫌なことは相手には言わない、
相手の身になって考える事のできない人もいます。
自分中心にしか物事を考えられないんです。
もしかしたら私も何事もなく平穏に生きていたら
想像力の乏しい人間になっていたかもしれません。
だからこんな経験をして良かったとは思えませんが、
自分の身に起きた事で学ぶことができたのは良かったと思います。
そして
骨も皮もついたその時から地獄のリハビリが始まります。![]()
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