こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
今回は私の友人のお話です。
小学校、中学校と同じだった友人、男性ですが、
私は地元を離れてしまったのですが彼がマメに連絡をくれるおかげで、
今では数少ない地元の友人のひとりです。
その彼がガンになったと聞いたのはだいぶ前だったような気がします。
当時は友人がガンになったショックもありましたが、どう接していいかもわからず、
彼自身も自分の話はほとんどしないし、わりと普通に食べて飲んでをしていたので
状況どころか、原発がどこなのかも知りませんでした。
今回、自分が乳がんになったときに彼のことも浮かびました。
そして、なぜ話さないのか少しわかったような気がしました。
同情されるのが嫌なのではなく、お気の毒って顔をされるのが嫌なんです。
また、友人たちに心配をかけている自分も許せない気持ちになるんですね。
先日、彼に乳がんに罹患したことを打ち明けました。
そうすればもしかしたら周りに話せない事でも私になら話してくれるかもしれない、
少しでも力になれたら、と思ったんです。
彼は腎臓がんで、今では骨に転移しているそうです。
私が打ち明けた時は、ちょうど入院中でした。
大変だったね、と言ってくれましたが、相変わらず自分の話はほとんどしませんでした。
確かに、自分の状況はなかなか伝えられないというのはわかるんですけどね。
そして今日、退院したと報告がありました。
「まさかdicoが同じ病気になるとは思わなかったけど、dicoには元気でいてほしい。
心より祈ってるよ。」
って言うから、
「お互い切り抜けようね。」
って言ったんです。
そしたら、
「dicoは絶対大丈夫だから!」って。
いや、私が君に手を差し伸べたくて打ち明けたんだよ。
なのに、なんなの、それ。
なんで私を励ましてるの。自分の心配をしてよ。
と、心の中で叫びつつ、
何だかもう居た堪れなくなって「うん」しか言えない自分がいました。
君も大丈夫、とかそんな言葉は彼には届かないような気がして。
私が彼の立場だったら、そんな事言えるのだろうか。
ガンになったとはいえ、元気に仕事をしている私をちょっと妬んだかも。
難なく動けて普通に食事ができて、
スッキリと排泄して気持ちよく眠る。
そんな当たり前の事が当たり前ではなくなる。
その辛さは想像以上だと思います。
もちろん、生きていれば必ず動けなくなる日がきますけど。
人の優しさは強さなんだとあらためて実感しました。
私も強い人間になりたいです。
もしかしたら彼には救いなど必要ないのかもしれませんし、
彼に比べたら今のところ私は比べようもないくらい元気ですが、
告知されたときの恐怖感や闘病に終わりがないことへの不安は同じだと思うので
いつかそんな話もできたらいいな、と思っています。