芥川龍之介の『鼻』を読みました。
短い作品で、読み終わった後に
解説を読んだら、
師である夏目漱石が絶賛したとありました。
どの辺を絶賛したのか感じたいと思い
日をあけて2回読みましたが、
自分なりに1回目では目にとまらなかった
部分が気になりましたので抜粋してみました。
「人間の心には互に矛盾した二つの感情がある。
勿論、誰でも他人の不幸に同情しない者はない。
ところがその人がその不幸を、どうにかして切り抜ける事が出来ると、今度はこっちで何となく物足りないような心もちがする。少し誇張して云えば、もう一度その人を、同じ不幸に陥れて見たいような気にさえなる。そうして何時のまにか、消極的ではあるが、或敵意をその人に対して抱くような事になる。」
師と弟子の関係。
それで去年読んだ本を思い出しました。
芥川龍之介の学生時代からの友人である
菊池寛が主人公の小説です。
それぞれの年の差や関係性について
なるほどと思った記憶があります。
個人的には、中1の体育の授業で柔道をやり、
調子に乗ったために鼻を折り、2週間くらい
薄茶色のカバーを鼻につけて通学したために
しばらく「コアラ」と呼ばれた
心身ともに痛い記憶がよみがえりました。
そして、さらに思い出しのたは、
絵本『はなおとこ』で、
家にあったのを読み返しました。
読むあるいは見る年代によって
受け取りようは様々だろう
絵本の力を感じました。





