先日、僕の心のオアシス、東区元町図書館で、
素敵な出会いがありました。
1冊の本に、僕と同時に妙齢の女性が手を伸ばし、
お互い、「あっ」、「あっ」となり、
「どうぞ」「どうぞ」となって、
「それじゃあ、一緒に読みましょう」となったわけは
残念ながらなく、素敵な写真集との出会いです。
「ツノゼミ~ありえない虫~」
丸山宗利(九州大学総合研究博物館) 著
ネイチャー・プロ編集室/構成
出版:幻冬舎
という図鑑がありました。
あまりにありえない容姿なので、てっきり空想上の虫かと思いました。
だから、空想の虫の図鑑なんてよく出版したなと思いました。
しかし、パラパラ眺めるに、どうやら、ツノゼミは、我が同胞らしい。
現実に地球に生息しているのだと。
いやぁ~、しんたげドデンしました。
(標準語訳:たいそう、おどろきました)
この本のすばらしいのは、見開きページの左下が定規のようになっていて、
すべて原寸大のツノゼミが載っていることです!
そして、それぞれのツノゼミには、「奇抜度指数」があります。
最大度数5。
実際の大きさは、最大2.5センチちょっとで、小さければ5ミリほどだから、
なんとか、僕も彼らと、この地球で共存できますが、
なんかの拍子に、ツノゼミが人間の大きさになったら、
どんなに彼らの気性がおだやかだとしても、共存は無理でしょう。
実際、気性は基本的におだやかだそうです。
しかし、まあ、それくらい「ありえない虫」です。
人間と同じ大きさと言えば、ずっと前、円山動物園の昆虫展に行った時、
入り口に「昆虫が人間の大きさだったら」という余計で余計で余計すぎる
パネルがあり、そのパネルがあろうことかスズメバチとカマキリという
昆虫業界屈指の獰猛2種で、おまけに僕は、
スズメバチが苦手なので、本当にたじろぎました。
それはまあいいとして、どこかの企業がツノゼミの特異性に目をつけて、
精巧なフィギュアで有名な海洋堂とタイアップして、
「ツノゼミ コレクションシリーズ」作らないかな。
「君は、もう集めたか!世界のツノゼミたちを君の手のひらに!」とか宣伝して。
ちなみに「ネコツノゼミ」という、「ネコの耳のような短い角があり」ますが、
多分、写真を見れば、ネコ好きの方々は、「絶対、ネコじゃない」というでしょう(笑)
最後の著者紹介ページも素敵で、
著者の丸山さんは、ある男性に肩を組まれています。
その男性は、「調査協力を依頼した、マレーシアの先住民族オラン・アスリのおじさん」です。
実は、この写真集を図書館で見つけた後で、近くの棚でこんなのも見つけました。
「深海のとっても変わった生き物」
藤原義弘(JAMSTEC・海洋研究開発機構)著
ネイチャー・プロ編集室/構成
出版:幻冬舎
すごいな、幻冬舎!!
この本も最後の著者紹介ページが、本編に劣らずいいです!
著者の藤原さんがとってもうれしそうな表情をしています。
そのキャプション。
「海洋調査船『なつしま』船上で、ホネクイハナムシ類のついたマッコウクジラの肋骨をもつ。」
なぜに、そんなにうれしそうなのか。
それは、著者紹介より抜粋すると、
「2003年より、海底に沈んだ鯨遺骸が育む生物群集の魅力に取りつかれ現在に至る」からです。
こういう方々のおかげで、僕のように東区の平地で暮らしていては出会うことはない生き物に、
本を通して触れることができるのですね。
そして、その数日後、新聞を眺めていたら。
「毒キノコの写真集を出版」とあるじゃないですか。
まさか!?
「毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの」
新井文彦 著
なんと、やはり、出版は、幻冬舎!!
幻冬舎といえば、芸能界関係などのセンセーショナルな書籍を出版する会社という
印象がありましたが、生きもの業界でもセンセーションを巻き起こしているようです!


